【感想・ネタバレ】富士山 大自然への道案内のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年10月25日

 副題に「道案内」とあるように、富士山のエリアごとのガイドブックの形式を採っているが、内容は単なる観光案内・登山案内とは程遠く、富士山の地学的情報がコンパクトに整理されている。特に貞観と宝永の2度の大噴火に関しては独立した章節を設けて、歴史学的な分析に踏み込んでいる。過不足なく、図版も多く、防災や環...続きを読む境保全・保護への問題意識も明快で、非の打ち所がない著作である。

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Posted by ブクログ 2017年12月21日

富士山を中心として、空間、時間を広くカバーした、しかし簡潔にポイントをついた、そんな本です。かつて「伊豆の大地の物語」という本を読み、とてもおもしろかったのですが、同じ著者でした。
現時点で累計15回富士山に登っています。この本を読んだあとは、またこれまでと違う視点で登ることができるでしょう。来シー...続きを読むズンもまたたくさん登ろう!

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Posted by ブクログ 2013年09月07日

富士山の生い立ちを地質学的に解説しながら、富士山の回りを一周するガイドツアーとなっている。内容的には非常に深いながらも、現在観光スポットとなっている場所から、富士山の歴史に思いを馳せる事が出来る様になっている良書だと思います。

本書を読んでから富士山、富士五湖を始めとするスポットに再度訪れてみれば...続きを読む、確実に視点が変わっていて新たな楽しみが広がると感じます。

容姿端麗な富士山は今だけだということがわかりました。自然の時間軸は人間の営みと比較してかなりゆっくりではありますが、確実に変化はしています。本書を読めば、その変化を恐れるばかりではなく、変化そのものを楽しめる様になるでしょう。
世界ジオパーク認定を目指すべきであるという著者の主張もよく理解できました。

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Posted by ブクログ 2013年08月26日

現時点で富士山に登ろうと思った人が、岩波新書を読むだろうとは思えない。
それほど、富士登山は世界登録で「地に落ちた」感じがする。
そもそも信仰の対称になったのですから、庶民的であっても問題はないのですが・・・・。
むしろ、弾丸登山とか、なんでも経験・・・という面白半分の登山を聞くに及んでは、手垢がつ...続きを読むいた感がしないでもない。
富士山は一度は登ってみるものだと思っている。
できれば体力に自信がある年齢のうちに。
「富士山 信仰の対象と芸術の源泉」というのが正式名称らしい。

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