【感想・ネタバレ】人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのかのレビュー

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Posted by ブクログ 2016年11月23日

理系の研究者であり、作家である森先生のことをつい最近知りまして、強く興味を持ちまして、ここ数年で出版された新書を三冊ほど購入したうちの一冊目。
物事に対する考え方について知ることができたよ一冊でした。
付箋は12枚付きました。

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Posted by ブクログ 2016年06月26日

具体的ではなく、抽象的にものごとを考えることの重要さを説いている。
多くの人が「具体的な思考法」という即効性のあるものばかりを追い求めるため、
結果として、独創的な発想や斬新なアイデアが出てこなくなるという。
知っているのと知っていないのとでは、
日々の生活の捉え方がかなり変わる気がする。

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Posted by ブクログ 2015年02月27日

すごく素晴らしい本だった。
森博嗣さんの著作を追っていくことになりそうだ。
抽象的に考えることによって、いろんなことを
解決することができるかもしれない。
まあ、解決出来なくてもいいけれど。
僕の中では絶対的にこの本がおすすめなんだけど、
面白くないという人もたくさんいるような気がする。
でも、読ん...続きを読むだ方がいい、という気もする。

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Posted by ブクログ 2014年10月19日

私は計量心理学の授業を受けている、実は潜りで聴講しているため今年で二回目だ。先生に授業内容を質問した際、「二年目だと授業のなかでそういう疑問がでてきますか?」と言われた。私は授業ではなく、論文を読もうとする時、読解できずに気付く旨を答えた。最近はひとつの論文を入り口に、その領域の他の論文をしらみつぶ...続きを読むしに読んでるが、似たようなことをやりながら統計的に何が違うのか逐一疑問が生まれて気付くと。
「素晴らしいですね、そういう学生はなかなか出てこないんですよ。」嬉しかった。「ただ、あなたもまだまだの点がある。誰かの研究を思考の入り口にしていることです。もっと勉強すると、最初から自分で発想を生み出すことができると思いますよ。」目から鱗とはこのことだった。誰よりも研究に厳密に接している印象のある先生がこんなことを考えてきたとは。第4章でこの出来事をふいに思い出した。

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Posted by ブクログ 2014年08月14日

抽象的思考のすすめ。具体的に考える,行動することで囚われる危険性。抽象的思考による一般化。抽象的思考で得たアイデアを具体的にしていくことの必要性。具体的な作業の中に発想があること。
この時期にこの本を読めて良かった。年内に再読したい。研究・教育・生き方の視点を変えられそうな気がする。
→「楽しく学ぼ...続きを読むう」という幻想

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

色々なものを抽象的に捉える人は、日頃から、抽象的にものを見ているから、頭の中に、それらがぼんやりとした広がりをもって収まっている。ぼんやりとしているため、他のものとリンクしやすい。なんとなく、あれが近そうだ、どことなく似ていないか、というように連想され、紐を手繰り寄せるように、頭の中から引っ張り出さ...続きを読むれることになる。
発想をする以前にも、この種の連想を繰り返しているので、なんとなく関連のあるものが「近く」に置かれ「似ている」ものとして認識されている。だから、 いざというときに取り出せるのである。

自分が得た情報を、別の情報と照らし合わせたり、理屈を考えて、どうしてこういったものが伝わってきたのだろう、といちいち考える人も少ない。そんな暇はないのかもしれない。しかし、ちょっと考えてみれば、「これはできすぎている」「嘘かもしれない」と疑うことができるはずだし、その情報の陰に隠れている動機、相互関係といったものを類推することもできる。真実はわからなくとも自分なりの解釈を持つことで、ものの見方は変わってくる。自分なりのものの見方を持っていることが、 客観性や抽象性を育てる。

客観的思考、抽象的思考というのは、客観的な見方、抽象的な見方によって始まる。目で見る見方でなく、頭の中でどう捉えるのかということだから、ちょっと違う面を想像してみたり、奥にありそうな見えない部分を想像してみたりする、というのは視点や視野を切り換える感じに似ている。

このへんすごく共感した、日頃していることを言語化されてる感じがした。
そしてこれを贈ってくれるのが彼女らしいなと思った。

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Posted by ブクログ 2020年12月24日

「抽象的思考」をするにはどうすればいいか、という話から、広く人生についてまで書かれた本。

前半の抽象的思考については、なるほどね、と思いつつもあまり響かなかったが、後半の著者の人生に対するフラットな姿勢に心動かされました。

結局死にゆく人生なのだけれど、自分なりに楽しんで生きればいいじゃないか、...続きを読むという温かく背中を押してくれるような考え方に、あくせく毎日を送る自分をなんだか許せる気がしました。

自分なりの「庭」を作りながら、心穏やかに生き、そして死んでいきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2020年10月25日

抽象思考の重要性、方法論についての本だった。
物事を抽象的に捉えることでパーツ化され他の思いもよらないことと関連付いて全く新しい発想に繋がること。一朝一夕に役立てることは難しいけど心がけて身に付けたいと思った。
庭の話、イングリッシュガーデンということで、なんとなく「裏庭」を思い出した。
最後の一文...続きを読むが優しく、思わず微笑んでしまった。読破してよかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月10日

疑う、考える。決める・決めないことを見極める。ぼんやりしていてもいい。方法にとらわれて目標を見失いがち。決めつけず、柔軟かつ冷静に。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月22日

先般、「意識・無意識」に関する本を読んだ際に、「意識」というのは非常に「思い込み」や「決めつけ」が多く、主観的になってしまいがちな性質があるということを知った。意識が働くと、「ああではないか」「こうではないか」と勝手な想像を巡らしがちだというのである。

多分それと関係するのかもしれないが、著者は「...続きを読む世間一般の人たちの考え方は、極めて主観的であり、大多数は具体的である」と言い、しかも「その考えがスタンダードであると思い込んでいる」ところを非常に憂いている。

「主観的で具体的」というのは、「自分はコレ」という考ええであり、簡単に言えば「決めつけ」である。しかもそれを標準と考えるのだから「狭いものの見方」となり、ときには感情的になりがちだというのである。

そこで、著者は「いろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」という命題を立て、その答えとして「客観的で抽象的に考えよ」と提案している。もちろん決めつけているわけではなく、どうでしょうかと読者に問うている。

例えば「原発の問題」「領土問題」などを例に出して、「主観的で具体的」な意見どうしを戦わせていても、議論が進まないのであり、それを「客観的で抽象的」に発想を変えてみれば、議論の幅が拡大していくのではないかというようなことを述べている。この議論の幅(=発想を広げること)の大切さを特に強調していると思う。

事件のニュース報道で「バールのようなもので壊された」というような表現がされるが、これが「バールで」と表現する場合(具体的)と、「バールのようなもので」と表現する場合(抽象的)では、断然後者のほうが発想が広がるのであり、つまりは具体的より抽象的なほうが発想が広がるというこの説明は分かりやすかった。

本書のエキスはおそらくコレである。抽象化のメリットとして、「適用範囲が広がる」とか「類似したものが連想しやすくなる」などをあげていたが、これはすなわち「考えの選択肢が広がる」とか「より適切な解決が得られる可能性が広がる」ということにつながってくる。

現在の情報社会で、我々は一見豊富な情報に恵まれているように感じるが、それらの情報の多くは、主観的で具体的な「決めつけ」情報である場合が多い。マスコミ情報も同様である。

昔の取材は、記者が自ら記事を取りに行っていたが、今はすべての記者が同じ場所に集められて、提供側から出される一方的な情報をメモしているだけで、その報道を受けている我々も「主観的で具体的な決めつけ」を鵜呑みにしているだけ、というような趣旨の話が書かれていたが、これにはハッとさせられた。

社会がそういうスタイルになっているだけでなく、現代人そのものがネット情報を鵜呑みにするというような生活スタイルとなってしまっており、「客観的で抽象的」に考える力が退化しているというような指摘もあったと思う。

著者は、作家以前は、工学系の准教授として研究者の経歴をもっており、その時代の習慣はひたすら「客観的で抽象的」に考えることであったから、自分の中にその習慣が定着しているという。それもそうだろうが、そういう経歴以前に、著者自身がすでに自由度の高い発想の人であったように思える。

著者の話を聞いているだけで(読んでいるだけで)、非常に発想の幅が広がり、生き方の自由度が広がって、人生が楽しくなるように感じられるのは確かである。

著者には、ガーデニングというライフワークがあるようだが、「抽象的思考の場は、まさに自分の庭のようなものだ」と述べている。「それぞれが自分の庭という思考空間を頭の中に既に持っているのである。そこは、基本的に他者に邪魔されることなく、自分が思い描くとおりに整備することできる。」だそうである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月25日

抽象化という言葉に対して、ぼんやりしていてはっきりしないマイナスなイメージを持っていた私からしたらこの著者の考えは目から鱗でした。
最後の章とあとがきがちょっと蛇足感。

島は自国の中の相手国側の専門家を立てればいいだとか、若者は抽象的であるだとか、前半とても響きました。

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Posted by ブクログ 2019年04月30日

考える作業を続けるには抽象化しないと1つの具体にとらわれてしまうし、そもそも抽象化すること自体が考える事だったりする。

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Posted by ブクログ 2018年11月04日

・なにものにも拘らない
・人生を楽しむためには、この虚しさと親しみ、明日死ぬと思って毎日行動することだし、また、永遠に生きられると想像して未来を考えることである。
・考えることは苦しいことだ。のんびりとリラックスしているときにアイデアが浮かぶよりも、忙しくて必死になって考えているときの方が、断然発想...続きを読むすることが多い。酒を飲んで良い気分のときには、残念ながら、頭からはなにも出てこない。

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Posted by ブクログ 2018年08月25日

工学研究者であり小説家でもある森博嗣氏が、日常のなかでどのような考え方をしていけば豊かな精神を築けるかについてを語る本です。キーワードは抽象思考。世間では具体的なことがらに囚われすぎているとし、そこから一歩引いて客観的・抽象的に考えると発想が柔軟になりやすいとしています。本の内容を要約するのがちょっ...続きを読むと難しいですが、とても参考になる本でした。柔軟な発想ができるひとになりたいなあ。

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Posted by ブクログ 2018年08月09日

p180
抽象的思考の場は、まさに「自分の庭」のようなものだ。
ーーー

これが、この本のすべてだと思う。

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Posted by ブクログ 2018年04月01日

何か物事を捉える際、思考の余地を残すため敢えて抽象的な枠組みを用いるのはそれなりに有用という事が腑に落ちた。具体化することで物事を把握するのは容易だが、その反面誤った捉え方をしているという危険を常に孕んでしまうのね。(同じようなことをタレブがブラックスワンで散々語っていたみたいだけど、言い回しが冗長...続きを読む過ぎて全然頭に入らなかった)

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Posted by ブクログ 2016年05月25日

印象に残ったキーワード・キーフレーズ
1. 漠然と庭をいじっていて「あっ、ここいいな」と思う瞬間が見つかった
目的が漠然としていても思考をこねくり回すことで良いものを発見する(アイデアを思いつく、目的に対する具体的な手段が見つかる)瞬間がある。重要なのは「こねくり回す」の部分。

2. 他者を抽象化...続きを読むしてもいいが、自分が他者をどう抽象化しているかは他の人に言わない方が良い
はい。

3. 文系の人は理系の人より論理的だと思う
学校の勉強で論理でなく「発想」が必要になることがあるのは数学だけである。発想があるとすぐ解けるような問題は「エレガントな問題」と呼ばれるが、エレガントな問題は二度と同じような問題を出せないので滅多に出題されない、という記載が面白かった。
私も理系の人が論理的だとはあまり思わない。法則から推測しているという点では文系も理系も変わらないし、研究職をやっていると「どの法則に則った答えが正しいのかが分からないまま推測(思い込み、賭け?)で研究している」という点などは確かに理系の方が論理的の度合いが低いような気もする。

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Posted by ブクログ 2016年03月06日

抽象的思考。今まで持っていなかった考え方です。尊敬する人にこの本を頂き、世の中の見方が少し変化したように思います。

ものごとを俯瞰してみて、共通点や本質を感じることはとても面白いことです。時たま読み直し、その都度の感想を楽しみたいと思います!

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Posted by ブクログ 2015年03月20日

価値観を固定化しないで自分なりの考えを持つ。
抽象的な思考が現実に応用が効くことを説く。
色々なことに疑問を持つこと感情的な反論は避けることを教わりました。

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Posted by ブクログ 2015年02月25日

みんな具体的な思考にとらわれ過ぎている。
視点を上げて、抽象的、客観的に物事をみて考えることで見えてくるものがある。
思考の庭を持とう。

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Posted by ブクログ 2018年11月12日

重要なことは「人間はそんなに単純なものではない」ということ。言動は時と場合によって変わる、考え方もタイプもずっと同じではない。揺れ動いているのが普通である。さらに、深い考えをする人間ほど、なかなか本心というものはわからない。どう見せようかという事を考えて行動しているため、言動から類推できることはあく...続きを読むまでも作り物、演じられている外交的な型でしかない。そういう人は、場合によって全く違うタイプになることがあって、あたかも多重人格者のようにも観察されるが、それは、こちらの見方が部分的だから起こること。

重要なのは「決めつけないこと」抽象的にぼんやりと捉えることで、決めつけないという基本的な姿勢を変えない。

「悩み」について、悩ましいものを自分で見つけたことが、その人の能力であり、その発見にまず一番の価値がある。・・・この文章は、悩み多き私に大きな勇気を与えてくれる。

昔、私が中学生のとき、美術の先生が、絵を描く時には「目を細めて対象物を眺めるといい」と教えてくれた。これは、具体的にものをみないで大雑把にものを見つめると輪郭から全体像を把握しやすいということだったと思う。

具体的に詳細に物事を見るのは機械でもできる。人間の人間たるゆえんは「~のような」大きな把握をして「だいたい」のフォルダに入れるとお互いの事柄がリンクしやすいのかもしれない。

ー歳をとると自分に無縁なものが増えてくるし割り切れるようになる。予感や願望だけの「美しさ」は無益な物として排除される。ついにはもう毎日の自分の身の回りの損得しか考えなくなる。考えるというよりも、ただ「こっちが得」だというせんたくをしているだけにすぎない。犬や猫でもできる判断と同レベルであるー

という文章は痛烈なインパクトだ。「犬猫と同じ」

「目を細めてみる」ことにヒントが多く隠されている。
「具体的に見ない」ことが

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Posted by ブクログ 2017年05月07日

頭の庭いじり 好きな表現だなと思った。

普段小説しか読まない私。
抽象的だの客観的だのそう言ったワードに対してなんの興味もなかった。

物事の本質とか、自己を見つめるとか、
そんなの高校の倫理の授業で聞いたきり。

この本を勧められたとき、なんか難しそうな本だなぁって思った。

ところが、とても読...続きを読むみやすい文章。たとえもわかりやすかった。頭がまだまだ具体的思考なので、作者の問いかけに対する答えが欲しかったり、ぼんやりとした話にモヤモヤもするけど、読んで損はなかった。

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Posted by ブクログ 2021年05月02日

抽象思考についての本なので、内容も抽象的になりがち。いや、それが悪いとは思わない。そんな一冊。実はかなり難しい本かと。

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Posted by ブクログ 2021年01月18日

ずいぶんぼんやりしたタイトルだなあと思ったら、そういう内容だからなのかな。でも本人的にあんまり納得してなかったんでは?という感じのあとがきで微笑ましい。
意地悪を言えば、昔からこだわらないことにこだわってるよねあなたも、という感じなのだが、そこも込みで微笑ましい。

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Posted by ブクログ 2019年08月12日

・客観的と抽象的
・頭の中に庭をつくって考える
・原発に賛成か反対か、感情的な理由で決めることは危険

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年04月27日

著者の説明と照らし合わせると、自分は客観的なものの見方は、まだできている方だと思いましたが、抽象的な発想に欠けている、頭が固いと感じました。

読み進めて行っても、抽象的なものの見方というのが今一つ分からないでいましたが、庭仕事の例えで、すとんと理解できました。

これまでできなかった抽象的発想が、...続きを読む簡単にできるようになるはずもありませんが、本書をヒントに地道にこつこつ、こつこつと土壌から作るイメージで日々過ごしていけたらと思いました。

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Posted by ブクログ 2018年10月15日

「客観的に考える」ないし「抽象的に考える」ということについて、著者自身がふだんから心掛けていることを紹介しながら、自分で考えるための方法を読者に向けて語っている本です。

けっして語り口はむずかしくないのですが、著者特有の概念の用い方になれず、しばしば戸惑いを覚えました。たとえば、「考えてみたら変な...続きを読む話だが、言語という具体的なもので、抽象的なことを表現するのである。きっと「~のような」という表現を多用することになるだろう」と書かれているのですが、言語というのは抽象的な概念を表現するものであり、「~のような」というのはイメージの連絡をかたちづくっていくことを意味するのではないか、といったようなことにそのつど引っ掛かってしまいます。

著者の日々の生活についてつづられているところは、エッセイとしておもしろく読むことができました。

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Posted by ブクログ 2018年09月20日

2018.9.19
最後の庭の例え話が面白かった。

最近年のせいか何を読んでも残らない。
この本もあとがきを読み終えて「あぁ、おもしろかったなぁ」と思った矢先、「ハテ、この本はどんな内容だったかナ?」と思った次第。
我が頭の庭はすでに荒野と化して、ただ一陣の風がびょうと吹くばかり。

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Posted by ブクログ 2014年11月06日

「世間一般の多くの人たちの考え方は(中略)主観的で具体的すぎるが故に感情的になってしまい、結果として損をすることになる」と著者は言う。本書では「抽象的」に物事を考えることを勧めている。論理的思考が「問題」を掘り下げて具体化していくのに対して、抽象的思考は「問題」を高い視点から俯瞰する。そのメリットは...続きを読む、①客観的に物事を見られるという点と②抽象化によって適用できる範囲が広がり、類似したものを連想しやすくなるという点である。
「抽象化→型→連想」という発想手順はTRIZやSCAMPER法を想起させる。また、抽象的思考を身につける「手法のようなもの」として挙げられている項目は、ラテラルシンキングの基本である「前提を疑う」「視点を変える」「組み合わせる」と同じである。本書独自の視点としては、抽象化度を上げることの利点を強調している点だろうか。

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Posted by ブクログ 2014年08月20日

抽象的に,客観的に考える~今の世は具体的な情報が溢れ出ていて,人はその情報に振り回されている様に動いているが,抑も無料の情報は何処かの誰かが利得を求めて流しているものであると疑って掛かった方が良いのではないか。大人は,もっと具体的に喋れと云うが,目の前の問題・課題を解決するためには具象化が必要なのか...続きを読むも知れないが,もっとゆっくり新しい発想をしたければ,客観化・抽象化が必要だ。客観・抽象は簡単に定義できないし,教えることもできないが,手法としては・なにげない普通のことを疑う。・なにげない普通のことを少し換えてみる。・なるほどな,となにか感じたら,似たような状況がほかにないか想像する。・いつも似ているもの,喩えられるものを連想する。・ジャンルや目的に拘らず,なるべく創造的なものに触れる機会を持つ。・できれば,自分でも創作してみる。~ 前書きと後書きと本文が揃って,ようやくまとまりを持つ。タイトルは編集部が付けた・・ので,この変なタイトル!夏の最高気温が25度にしかならず,冬はマイナス20度になる地に住んで,やることは午前中の庭いじりと午後の工作。庭いじりをしながらいろいろ考える。講演で,よく喋るのは客観的に考えよう,抽象的に考えよう,何事にも拘りを持たない・・・ということで,それを聞いた編集者から執筆を依頼されたってことね

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