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Posted by ブクログ 2020年03月05日
⑱600ページを超える長編ですが一気に読まされました。物語の発端は猟奇殺陣事件。捜査も実らず、犯人は見つからないが、ある女性からの相談により少しずつ犯行が見えてきます。刑法39条、終末医療、心神喪失者、ストーカー、その他盛り沢山の内容でした。
Posted by ブクログ 2019年02月05日
この作品は テレビドラマを先に見ました ドラマもおもしろかったですが 小説のほうが 何倍もよかったです グロイ描写ももりだくさんでしたが ^^;
考えさせられる作品でした 刑法39条には それぞれの考え方があり どちらの意見もわかるきがして 正解は見つからないのかもしれないです
ただ 病気を...続きを読む抱えてそれでも一生懸命生きて その病気のせいで 罪を犯してしまって 病気のせいだとして 無罪になったら
罪を償う機会が失われるということは 人として つらいことではないのだろうか
償ったから許されるとはいえないが 心の救済になるのではないだろうか
罪を犯した人間に救済が必要なのかというと そこも 難しいのだか
悪意がある犯罪と悪意がない犯罪 難しいーーーー
Posted by ブクログ 2018年10月11日
医療系のミステリー。分厚いけど展開が早く、登場人物もそれぞれキャラが立ってて読み応えあり、一気に読んでしまった。最後はかなりギリギリの戦い。調べたら続きがあるようなので探してみよう。
Posted by ブクログ 2018年09月05日
***神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺人鬼を追いつめる***
初読はもう何年...続きを読むも前ですが、改めて読み返してもぐいぐい引き込まれる魅力は健在。小説としてのストーリー展開もいいけど、医学の限界についての見解にも唸ります。
全体的には真面目で硬めな文章ですが、かなり不気味な佐田の言動が逝っちゃい過ぎてて一部噴き出す部分も。とにかく、臨場感溢れる世界観に脱帽。
Posted by ブクログ 2023年02月15日
三十九条の問題は凄く難しいと思った
早瀬刑事の気持ちにものすごく共感してしまった
誰も責任を取る事がないから悪用され、本当に必要な人達まで悪し様に言われてしまう
「自由には責任が、権利には義務がつきもの」「責任も義務もほったらかしにして、自由や権利ばかり主張するから、こんな危険な法律ができあがるの...続きを読むではないのか」
この台詞が印象に残った
為頼先生凄い
Posted by ブクログ 2022年10月22日
読み応えのある1冊だった
目を背けたくなるシーンも多々あったが
面白かった
為頼先生に診察してほしいと思う人多そう
私もその一人
治らない病気なら入院せずに残りを好きに生きたいという選択も同感
早瀬刑事の39条に対する考えも同感
クズ過ぎる佐田という男も
ああなってむしろざまあみろと思ってしまっ...続きを読むた
ラスト、そうきたか!
脳男っぽい
Posted by ブクログ 2022年09月08日
刑法39条について考えさせられました。社会的弱者を救済する為にできた法律なのに、悪用する輩が本当に許せない。痛みに弱い私としては不謹慎ながら無痛症を羨ましく思う反面、痛みは心身を守るためにあるので無理せず頑張ろうと思います。(ネタバレを回避していたらこうなった)
展開が読めずどう登場人物が繋がっていくんだろうと思いながら読み進めて、後半一気に展開して各登場人物が絡み合っていき一気読みしてしまいました。
途中のストーカーの気持ち悪すぎる描写にきちんと文字を読み進めることができなかったけど、それ以外のグロ描写は割と大丈夫でした。
久坂部先生の小説はやっぱ最後...続きを読むがゾッとする終わり方をしますね。
続きがどう展開するのか想像もつきませんが、読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ 2021年11月06日
この分厚さでも飽きることなくスリリングに読めた。しかしクライマックスがイマイチだったかな。終わらせる為にアレコレ結びつけた感じ。でも意外性や実際にはない診断法だったり人物の設定が斬新だった。ストーカーの性的描写は苦痛を覚えた。
Posted by ブクログ 2021年02月15日
とある一家におきたの残虐な殺人事件から話が始まります。
この小説のテーマは、刑法39条。精神的に異常がある場合は罰することはできない。みたいな内容だと思います。
刑法39条を逆手にとって、精神異常者の振りをする奴もいれは、本当に異常があり、罰せられないことで苦しむ加害者もいました。
せっか...続きを読むく犯人を捕まえたのに、刑法39条に引っかかって、犯人は罰せられず、悔しい思いをする刑事も出てきます。
前半は話がどんどん広がり、後半は広かった話どうしがピッタリと合ったりして、ここに繋がっていくのかと思ったりしました。
Posted by ブクログ 2020年11月25日
今までに読んだ久坂部羊作品の中では一番面白かった。
医療小説だけどミステリーの要素多め。
にしても佐田がほんとに胸糞悪かったなー。
イバラに関しては同情の余地あり。
不吉なラストにヒー!ってなったからすぐに続編読むー!
そして以前やってたドラマは観てなかったけど気になったから第一話観てみた。
登場人...続きを読む物の設定がちょっと違うけどドラマもいい感じにゾクゾク。
ドラマ観つつ続編を読もう~。
Posted by ブクログ 2020年09月07日
大好きな友達からオススメされた本。
内容は面白かったけど、わたしには相当グロかった。これを読み終わってから、精神異常的な事件があるとこの本が頭に浮かぶ。ある意味とても印象に残った作品なんだろうな。
Posted by ブクログ 2019年12月04日
刑法39条に対する強いメッセージ性、問いかけを感じた。罪を犯した神経喪失者や神経喪失者を装った正常者へどう罰を課すか、誰に責任があるか、自分の中ではまだ答えが出ないけど、考えていかなきゃいけない。
ただどんなに記憶がなくても罪を犯した身体本人が何の罰も受けない可能性のある現状にはやはり納得いかない。...続きを読む被害者側と加害者側のどちらの気持ちも同情できる部分があるが、やっぱり被害者に寄り添う世界で居ないといけないと思う。
Posted by ブクログ 2018年10月10日
外見だけで症状や治る可能性がわかる為頼医師と、三歳の息子と二人暮らしで精神障害児童施設に勤める菜見子が遭遇する凄惨な事件。犯罪を犯した心神喪失者を守る法とそれを悪用しようとする者。犯罪現場やストーカー男性の臨場感が凄まじいけれど読み進めるのが辛くなる直前で踏み止まった冷静な筆致でとても引き込まれた。
Posted by ブクログ 2024年01月07日
看護師さんから面白いとすすめられ読みました。
表現がグロテスクと感じるところもありましたが、グッと入り込める内容で面白かったです。
無痛IIがあると知り、さっそく読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ 2023年02月18日
現役医師の書く少々グロテスクなミステリー。
面白いことは面白いのですが、話は犯人を追い詰めるより刑法39条に関して考える方が主眼か?
表現がグロテスクな部分が不必要に長いと思う部分と登場人物が個性的過ぎるのと終盤にその狭い関係性が不自然に絡み合うところにチョット違和感を感じました。
Posted by ブクログ 2021年08月31日
医療系ミステリー。600ページ以上の長編でグロい場面もあるが、話がどんどん進んでいくので、すぐ読めた。読後の印象は「キャラクターが白黒はっきりしすぎ」ていることと「不快」。
結末が中途半端だと思ったら、続編があるらしい。以下、気になった点は、続編で回収されるのか?
・海外に逃亡した白神とサトミは...続きを読むその後どうなったのか?
・白神がサトミを治療して一緒にいる動機は?イバラと同様、サトミを殺人者に仕立てるつもりなのか?
・白神の「臓器に興奮する感覚」は、その後どうなったのか?
・熱田はどうなったのか?
・逃亡したイバラはその後どうなったのか?
気になるが、続編は読むかどうかわからない。
Posted by ブクログ 2021年05月22日
刑法39条の本筋がヘビー
イバラは、痛みが知りたいのかと思ってたけど手術ごっこがしたいの、?
「見ただけで病気や犯罪が見える」というのがスピリチュアルでなく根拠があってすごく興味深かった。
Posted by ブクログ 2020年08月29日
刑法第39条
1 心神喪失者の行為は、罰しない。
2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
が、重くのしかかる。
被害者からすると、理不尽だし、難しい問題。
更に、判定も難しいとくるとね。
それを利用する輩は、論外だけど。
テレビ観てから読んだけど、小説の方が重い。
更にグロいのも小説。
為頼先...続きを読む生みたいな医師がいっぱいいれば別だけど、存在するのは、両側に一人ずつ…
Posted by ブクログ 2020年02月06日
著者は医師。医療の現状や刑法第39条について色々思っているのでしょうね。39条については確かに考えさせられることが多い。
また医者が患者を治すのではない、治るものは治り、治らないものは治らない、ということにも考えさせられた。
分厚い本だけど、一気に読めた。途中かなりグロいけれど、お医者さんだけに淡...続きを読む々と描写できるのか。
Posted by ブクログ 2018年06月13日
神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。凶器のハンマー、Sサイズの帽子、LLの靴跡他、遺留品は多かったが、警察は犯人像を絞れない。八カ月後、精神障害児童施設の十四歳の少女が自分が犯人だと告白した、が…。外見だけで症状が完璧にわかる驚異の医師・為頼が連続殺...続きを読む人鬼を追いつめる。