【感想・ネタバレ】少将滋幹の母のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月05日

▼かなり以前に読んだんですがその時に感想を書き忘れたもの。だいぶ忘れていますが。

▼平安時代、初老の中級貴族?が、歳の差婚の若妻を、権力者の藤原ナントカさんに、奪われるんです。でこの若妻は当然評判の美人である。初老貴族は屈辱に震えます。悔しい。惨め。この若妻との間に子供がいて、これがのちの少将滋幹...続きを読むなんです。つまり少将滋幹にとって、幼年期にそんな形で生き別れになっちゃった、お母さん。少将滋幹の母。

▼この顛末と、母恋の思い。これが実に心理劇で映画「羅生門」の如きサスペンスフル。な、だけではなくて。それに加えてなんだか禁断な恥ずかしさ。身悶えするほどの気はづかしさ。そしてなんだかエグくて儚くて人肌で美しい。つまりは谷崎なんです。

▼どうやら本作は翻訳などされているという意では谷崎の代表作だそうです。まあ、海外受けしやすそうですが(短いし)。圧倒的におもしろいのだけど、個人的谷崎ベスト3には入らないかなあ・・・。って何がベスト3なんだろう。「細雪」「猫と庄造」「台所太平記」な気もするが・・・いや「春琴抄」・・・「痴人の愛」・・・「卍」・・・そもそも未読の作品も(谷崎前期中心に)まだまだあるし・・・うーん。

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Posted by ブクログ 2023年04月30日

少将滋幹は大納言藤原国経の息子。母は業平の孫。
この2人50歳の歳の差がある。70代の国経が大事に大事にしていた美しく若き妻は20代。
おいらくの恋にも程がある。本当に国経の子だろうか?
この若くて美しい妻の噂を聞きつけ、国経の甥である藤原時平に奪われてしまう。
その時国経の元に残された子供が滋幹で...続きを読むある。

話はまだ、若き夫人が国経の元にいた頃、平中が夫人のところに通うところから始まる。
噂を聞いた時平が平中を呼び夫人のことを聞き出す。2人のやりとりが面白いし、時平にしてやられる平中が不憫すぎて笑える。

以前読んだ小説「時平の桜、菅公の梅」ではこの滋幹は時平が夫人の元に忍び込んで、その時の子のような描き方だったが実際はどうだろうか?
時平の元に行った夫人は、「時平の桜、菅公の梅」では子供は生まれていないが、谷崎潤一郎さんのこの小説では子供を生んでいる。色々と設定が異なっている。国経はやや老ぼれた感じが強いけれど、時平は傲慢で自信家な谷崎作品の方がしっくりくる。

妻を奪われた後の国経が不憫。
その行動は不可能だけれど、そうするしかなかったのも哀れ。
時平の元に行ってしまった母に会いたいとも言えず、耐えていた滋幹が、40年経ってやっと再会したところは涙ぐんでしまう。

「時平の桜、菅公の梅」と読み比べてみるのも面白いと思う。
昭和28年に書かれたと思えない小説。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月01日

時平が国常の妻を奪う強烈でドラマチックなハイライトシーン、平中が侍従の君の機知に富んだ嫌がらせで袖にされるさま、国常が妻を想う執念、名場面がいくつかあるけれど、やっぱりラストの滋幹の「お母さま!」に尽きる。
平中、時平、国常、焦点を当てて語られる人物はあくまでも脇役、滋幹ですら主役ではなく、「母を恋...続きを読むい慕う子の叫び」が主役の本なのだと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月10日

のめりこんで読んだ。
人を忘れられないのは苦しい。不浄観も苦しい。
国経と滋幹の帰り道の場面がいい。
最後の再会場面もいい。

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Posted by ブクログ 2013年08月10日

平安期の古典のどこが出典でどういういきさつかという解説のような部分が時折入るけれど、そこはまあ「そうなのかー」くらいに思いながら読んでいた。この小説は何より、物語の部分がとても美しいと思う。文章が美しい。なまめかしくてやわらかくて胸が苦しくなった。
そしてラストが良い。

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Posted by ブクログ 2010年10月25日

三島由紀夫は見上げて「大谷崎」と呼んだ。私にとっても神に等しい作家だからレビューを書くのも畏れ多い。かつて法然院の墓に参った時、思わず柏手を打った。すぐに仏と気づいて、恥ずかしかった。
谷崎の作品には、建前の裏に隠れた生々しい情欲と、幼い頃に失った母の美しすぎる記憶への憧憬とが、良く出てくるものだ。...続きを読む
その二つが盛り込まれているだけでなく、とにかく盛りだくさんだ。よくぞ、このページ数に収まるものだ。超絶技巧を持つ作家の推敲の賜だろう。
一人の女を、妻として執着する老人と、母として慕う滋幹は、いずれも谷崎の思いの反映であろう。
そして、ただただ美しいラスト。思わず涙が溢れた。

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Posted by ブクログ 2009年11月01日

これを授業で取り上げられたから読んだんだけど・・・
もう、これで谷崎に落ちました。
老人→美しい若い妻
っていうのがたまらない。

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Posted by ブクログ 2011年07月28日

蘆刈・吉野葛の系譜の作品で大好きだった。中世の色好みな男と周辺の解説のような顔で始まって、北の方という一人の美しい女をめぐる男達それぞれに焦点が当たりずれていき、少将滋幹が登場するのは大分あと。御簾の影に暗闇色の霧のように立ちこめていた北の方を時平が劇的に引きずり出したあと再び彼女は姿が朧気になり物...続きを読む語から遠ざかった掻き消えたかのように見えるが・・・。最後まで北の方は月の暈のような女性だった。彼女の意志は見えずそれとは関係なく男達は彼女を扱い、興亡を繰り返す。彼女に自由意志はないけど、彼女を真に自由に扱えた男もいない。筆もこちらも一番盛り上がる北の方の奪取場面、鼻をつまみたくなるおかしいおまる事件など人間味や実感のあるエピソード群の真ん中におぼろな母の影が匂う、谷崎おじいさんの技の冴える一品。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

なんだろうこれ、どうしよう。

びっくりするくらいあちこち歪んでいて、でも描写があんまり綺麗なもんだからくらくらする。
特に北の方が時平に引っ張り出されてきた時、滋幹にはっきり顔を見せた時、その情景がどうしようもなく儚くて美しい。

美女のせいで男がどんどん狂ってしまって一人も幸せになれないし、渦中...続きを読むの美女の心境は読みにくい、というかちっとも分からないし、こんなの絶対いい話じゃない。語り口だって結構突っぱねてるし。

それなのに、でも、やっぱり、だ。

08.12.11


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Posted by ブクログ 2009年10月04日

主人公ではないけれど、平中が、好きな女性の「おまる」を奪ってしまうあたりの描写が、一番(作者が)楽しそう。元になった古典と照らしあわせると面白い。こういうセンスは、私は芥川よりよっぽど谷崎の方が好き。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

母への思慕、老人の美女への執着を描きます。平安を舞台にし、王朝文学を題材にしたこれぞ日本みたいな作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月25日

少将滋幹の母
(和書)2010年02月16日 19:39
1953 新潮社 谷崎 潤一郎


美しい女をめぐる人々の間の関係がとても上手く織りなされている。年月の流れ、和歌、種本などなかなか興味深い内容で読み応えはあった。

ふと自分の過去の情景が頭をよぎる。

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Posted by ブクログ 2017年02月13日

匂い立つような美しさが文章から滲み出るよう。過剰な美は人を狂わせる。
最後の再会の場面が眼に浮かぶようだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年06月08日

「痴人の愛」以来谷崎小説は避けてきましたが、雅で上品な官能に満ちた話でした。
最初に驕慢な貴公子の恋の駆け引きにどぎまぎして、
妻への恋情に死んだ夫とそれを見つめる滋幹の場面にどこか無常観と業の深さを感じ取りました。
滋幹の母、北の方が最後に尼僧になったからかも。

何もせず、美人というだけで夫とそ...続きを読むの係累と元夫、情夫やもう一人息子も?死に至らしめてしまった北の方が一番浮世離れして、まるで雲をつかむように心情が読めなかった。
周りの男たち、滋幹すら北の方への欲望でドロドロしているのに。

最後の40年ぶりの親子の再会のおかげで、北の方は魔性の女という誹りを免れていると思うのは意地悪?
男って母という女には弱いのねと思いました。
女性とその親…ならまずないように思います。
実際、こんな綺麗なだけの生き物じゃないもの。
だから北の方視点の話がないのかしら。

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Posted by ブクログ 2014年05月17日

平安絵巻物のような美しさ。
ただモノにするだけの男女関係ではなく、嫉妬・後悔もあり人間らしさに共感。ラストの情景がグッとくる。

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Posted by ブクログ 2013年09月11日

谷崎潤一郎が昭和24年に発表した王朝物の時代小説。昌泰の頃、高齢の大納言藤原国経が、その美しく若い妻・北の方を、左大臣藤原時平に奪われたという"今昔物語"が伝える史実をもとに創作されたお話です。タイトルにもある"少将滋幹の母"こと北の方についてはほぼ語られませ...続きを読むん。話の中心にくるはずの彼女について詳しく語られないことによって、彼女を奪った時平、奪われた国経、そして彼女のかつての情人だった平中、息子である滋幹と、彼女をめぐる男たちの浅ましさや欲望が浮き彫りにされています。これは見事としか言えません。

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Posted by ブクログ 2011年01月31日

やっぱり谷崎さんはどんな題材を書いても上手いなぁと思いますが(これは浅田次郎さんにも思う。調理が上手いシェフの料理を食べる気分になる)これは題材がすごかった、というか昔の日本人すごいと思いました…飲むか…?食うかそれ…?そして「そんなこともあろうかと思って」だと…?

登場人物を魅力的にめぐっていっ...続きを読むて、きれいにラストなんですが、やっぱりあのシーンが一番印象的で仕方が無いのは私だけじゃないと思いたいです

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Posted by ブクログ 2010年01月19日

国経が御簾の蔭へ手をさし入れると、御簾の面が中からふくらんで盛り上がって来、紫や紅梅や薄紅梅やさまざまな色を重ねた袖口が、夜目にもしるくこぼれ出して来た。

それは北の方の着ている衣装の一部だったのであるが、そんな工合に隙間からわずかに洩れている有様は、万華鏡のようにきらきらした眼まぐるしい色彩を持...続きを読むった波がうねり出したようでもあり、非常に暈のある罌粟か牡丹の花が揺らぎ出たようでもあった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

美しくいやらしい。きれいなおかあさん。という幻想。美しい妻という現実。谷崎の男たちはいつでも振り回されるのである。おまるのあたりが良い。

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Posted by ブクログ 2021年02月02日

芥川龍之介に、「好色」という有名な短編がある
今昔物語を原作にしたもので
とある平安貴族が、惚れた女につきまとったあげく
精神を疲弊して死んでしまうという
考えてみれば、なんだか変な話であるが
対話ではわかりあえない男女関係の絶望を
女性上位でユーモラスに描いたものと言えるだろう

「好色」の主人公...続きを読むは平中(へいちゅう)という男で
どうも実在の人物だったらしい
漁色にばかり熱心な、ぐうたら役人であったが
それゆえ、女好きな一部の上司とは非常にウマが合った
谷崎潤一郎は、この平中を軸にして
平安における色男たちの小さな年代記を作り上げた
それがこの「少将滋幹の母」である
平中を軸にとは言ったものの、タイトルを見ればわかるように
必ずしも平中が中心の話ではない
彼は序盤の、どちらかといえば狂言回しにすぎず
本題はむしろ少将・藤原滋幹、すなわち
平中の上司の妻が前の夫とのあいだにもうけた子供、にある
滋幹(しげもと)の、生き別れた母親に対する思慕が
最終的に語られていくのだが
おそらくは谷崎自身、母親との関係が
自分の女好きな人格形成に大きな影響を与えていると
認識していたのではないか
その点、母親の狂気を恐れていた芥川とは明確に世界観が異なる

女の糞を見れば、彼女への愛も冷めるはず
そんな発想を逆手にとられ
フェティシズムの罠にかけられた平中は
卑屈のあまり糞すら愛そうとしている自分に気付いて絶望した
そして死んだ
しかしそういう理屈を理解したとしても
フェティシズムを快楽と捉える人には
平中の死を実感できないだろう
そこんとこの断絶を埋めるために
会えない母への恋しさを持ち出したのだと思う
つまり、人は総て母の体内から出た不浄のようなものであるから
むしろ不浄は懐かしむべきものだという考え方である
それに焦点を当てて明らかになる芥川と谷崎の差異が
ここでは平中と滋幹の差異に擬せられているわけだ
生は不浄であり、死は浄化である
この作品を書くことで
ある意味谷崎は、芥川の死を浄化しようとしたのではないか
僕はそう思う
だとすれば、逆に谷崎も本音のところで
死は不浄だと認めていることになるけれど

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Posted by ブクログ 2016年11月02日

谷崎の書く男の人って本当気持ち悪いなあ……でも褒めてる。平安期の登場人物が女性を思ったり、母親を慕ったり、ただ綺麗なだけの物語になるはずの要素が、本当に執着やエゴやらで気持ち悪くて、見事すぎる。しかも「少将の母親」である女性は、いろいろな男性の人生を意図せず狂わせていくことになるけど、その反応がごく...続きを読むごく抑えられた表現でしか書いてない。さすがだなあ、と思います。
情景描写ではやっぱり、女性の美しさ、着ているものの描写、綺麗な景色が綺麗すぎてネガティブな印象を伴う描写、あたりが本当に物凄いなあ、とどの作品を読んでも思います。桜の描写がすごく好き。

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Posted by ブクログ 2013年10月28日

初谷崎。
谷崎=エロ、という認識だったが、思ったほどエロ系ではなかった。
それでも、好きな人のおまるを奪って、においをかいで、汁をすすったり、かじってみたり、と変態要素はあるが(いやそれは元本の今昔物語が変態なだけか)。

もう少し難しい文体かと思ったが、想像よりは平易な文章で書かれていて、
すいす...続きを読むいと読み進めた。描写はさすがにきれいだし、心理描写もすばらしい。

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Posted by ブクログ 2013年05月12日

菅原道真を左遷した左大臣藤原時平、
藤原基経の兄である藤原国経、
在原業平と並ぶ色男として知られる平貞文などが登場する。

老大納言国経は、若く美貌の妻である北の方
(筑前守在原棟梁(在原業平の長男)の娘)を、
若くて時の権力をひと手に握っている甥の時平に、
驚くべき手法で奪われる(差し出してしまう...続きを読む)。
しかし国経は北の方への思いは全く断ち切れぬままこの世を去る。

また、その北の方と幾度か浅からぬ仲となっていた、
平貞文も、彼女が時平のものになったことで、
思いを燻らせている。

後半は、国経と北の方との間に生まれた藤原滋幹の、
母への思いが描かれる。

藤原時平は、今昔物語の記述から、
「富貴と権勢と美貌と若さとに恵まれた驕慢な貴公子」、
また大鏡の記述から「可笑しいことがあると直ぐ笑いだして
笑いが止まらない癖があった」と、
平貞文は「女に好かれる男の常として、なまけ者ではあるけれども、
洒脱で、のんきで、人あたりがよくて、めったに物にこだわらない彼」
と表現されている。

私は時平が国経の北の方を奪う流れや、
平貞文の恋模様などが描かれる前半部分が、
文章に引き込まれて次々とページを捲ってしまうほど面白かった。
特に国経の北の方を奪うシーンは臨場感があった。
時平の傲岸さが際立っていて憎く思う。

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Posted by ブクログ 2012年12月27日

夕食の席で柿を齧りながら「谷崎はどうも苦手です。私は芥川が好きなんです。」と言ったら、先輩のYさんが自室から引っ張りだしてきて貸してくだすった。『少将滋幹の母』か、あんまり聞いたことないな。題名から考えるに、王朝物という共通項を見込んでの選択だろうか。と首を傾げつつしゃくしゃくと柿を咀嚼し飲み込む。...続きを読む「あたしは谷崎でこれが一番好き。貸したげる。」とYさんが笑った。

自分の四畳半に帰って、読んだ。
どろどろとした性的な描写に嫌悪感があって敬遠していた谷崎だが、この作品はそれほどでもなく、落ち着いて読むことができた。さすが先輩の推薦だけのことはある。おかげで、これまで気づかなかった谷崎作品の良さが少しずつ見えてきた。

絵巻物のような小説だ。
実際、谷崎の文章は綴じ本よりも巻物が似つかわしいように思う。読点や句点で区切られてはいるのだけれど、文と文とが切れ目なく続いていくさまが確かに感じられる。息継ぎがどこにあるのか判然しないほど幽かなのだ。
また、絵画性の強さも印象的だ。ひとつひとつの場面が絵のような鮮やかさで眼前に現れる。
『それは北の方の着ている衣装の一部だったのであるが、そんな工合に隙間からわずかに洩れている有様は、万華鏡のようにきらきらした眼まぐるしい色彩を持った波がうねり出したようでもあり、非常に暈のある罌粟か牡丹の花が揺らぎ出たようでもあった。』
この北の方の描写など、衣を実際に目にするよりも何倍も何十倍も鮮烈なイメージを描き出している。私の好き嫌いはさておいて、もうほんと、さすが「大谷崎」だなぁ。

優れた小説であることは間違いない。
しかし、根底のところにはやはり埋められない溝を感じる。
谷崎や荷風を何作か読んで思うのは、耽美主義の人が言う「美」と、私個人の思う「美」がそれぞれ違うものを指しているのではないかということ。絢爛であったり優艶であったりも良いのだけれど、自分はもっと神経の先端に触れるようなぎりぎりの感覚を美と呼んで求める傾向にある。
これはもう好みの問題であるので、今更どうということもないが。

何はともあれ、良い読書体験だった。多謝。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月17日

百人一首にも名がある中納言敦忠の母をとりまく男たちの話.左大臣藤原時平の豪快さも印象的だが,時平に妻を差し出す国経の孤独が身にしみる.不浄感を得ようと修行をする姿はなんとも痛々しい.もちろん,著者は最後の幻想的な桜のシーンを描きたくてこの作品を書いたのだろう.

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Posted by ブクログ 2009年11月14日

いろいろなテーマが盛り込まれていると思いますが、残念ながらわたしには平中による恋の駆け引きが一番印象に残っています。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一つ一つのシーンが美しい絵画のように脳裡に浮かび上がる。個人的には主人公が夜中に父親の後をつけるエピソードが好きです。

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