【感想・ネタバレ】チェンジ・ザ・ルール!のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年04月15日

ー ご承知のとおり、競争は年々厳しくなっている。それに伴って戦う相手も変わってきている。これまでのように会社対会社というより、むしろサプライチェーン対サプライチェーンの戦いになってきている。我がピエルコ社はその規模こそ大きいが、サプライチェーン全体の中で考えれば、鎖をつなぐ一つの輪にすぎない。もし大...続きを読む勝利を収めようというのであれば、自分の会社だけではなく、もっと視野を広く持たなければいけない。サプライチェーン全体を視野に入れて考えることが必要だ。 ー

ERP導入の本質。
ERPに限らずIT全般の導入の本質。

既存のルールを変えること。価値提供のあり方を変える事、オペレーションのあり方を変える事、評価指標を変える事、社員の顧客・仕事・やりがいへの向き合い方を変える事。全部、当たり前のことなのに、何で実現しないんだろう?

“当たり前の事”がなぜ自分の会社で実現しないのか。それを問う事が組織変革の第一歩であり、それを問わずして何を言っても改革は実現しない。

企業はいい加減にそれに早く気付くべき。

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Posted by ブクログ 2018年10月13日

あいかわらずよく出来たストーリーになっていて、あっという間に読み終えてしまった。TOC信者になってしまいそう。

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Posted by ブクログ 2012年08月14日

前2作とはまったくつながりがないものの筆者のスタイルは変わらず、TOC理論の基礎を知っていると理解が深まる一冊。特に情報システムが企業の利益にどのように貢献するか?というテーマは個人的にも興味深いテーマだったので最初から最後まで楽しく読むことができました。
結局はシステムを用意しても、そこで動く人の...続きを読むマインドだったり仕組みが変わらない限りはなかなか企業の変革にまでは至らない、ということが改めて分かるわけで。もちろんインフラとして必要不可欠だから導入するという事情もあるとは思うんですが、ERPなんかはこのへんのトークが出来ないと売れないでしょうねぇ。

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Posted by ブクログ 2012年01月17日

ザ・ゴールとその続編と比較すても圧倒的に面白い。言葉のひとつひとつに考えさせられる。日本語訳が上手いと感じる。
色々と情報化されていても最終的にはコミュニケーションだという感想。

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

テクノロジーだけでは十分ではなくルールを変える必要がある。が、小説だけでは理解するのが難しい…
普段から質問で問いかける続ける事が必要かもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年01月01日

興味のある設定だったこともあり、ザ・ゴールより読み込んだかもしれない。(~2004大学時代の本@202012棚卸)

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

ザ・ゴール第三弾。結局TOCの使い方の話になるのだが、今回はルールに注目。局所最適、部分最適に陥るのはルールがそうなっているからで、利益を最大にするためには、そのためのルールが必要であるとの主張。確かにスループット会計は、全体最適に向いているように思えるが、間接部門をどのように扱うかという疑問が残る...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年06月01日

TOC理論の生みの親であるゴールドラット氏による理論の拡張性を記した著作である。ゴールで提唱されたTOC(制約理論)は単なる生産工程や生産計画の管理のみならず、プロジェクト管理への拡張性がある事が、前作のクリティカルチェーンで示されたが、サプライチェーンを生産、物流、在庫と川下に向かって更に拡張を進...続きを読むめ、TOC理論の実践が利益の拡大につながることを示した。会社の目的の一つである利益の拡大を機会遺失の極少化とリードタイムの最小化ならびに在庫縮小から説明している。本書は20世紀の書物であるが、その後のSAPの隆盛などから本書のコンセプトがその後の時代の転換を正確に捉えていた事がわかる。サプライチェーンに携わるヒトは一読する価値がある名著である。

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Posted by ブクログ 2015年08月04日

ザ・ゴールで有名なゴールドラット博士の著書です。

原題は「Necessary But Not Sufficient」(必要だが、十分でない)です。

本作も小説仕立てで、ERPソフトを販売するBGソフトを舞台に、ERPを導入した企業が望む成果を上げるためには、テクノロジーの導入だけでは不十分であり...続きを読む、新たなボトルネックとなる古い制約(ルール)を変える必要があることをわかりやすく説明しています。

読み物としても面白かったです。

テクノロジーの導入に偏り、ルールの見直しがされないケースは過去にも経験しました。
そういったものは上手くいかないばかりか、逆にロスが増えたり・・・

ルールは、働く人々の意識が変わらないとなかなか定着しないので一番難しいところです。

いかに意識のベクトルを合わせられるか?
これはある意味永遠の課題ですね。

自分の中で心に留めておきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2013年11月07日

テクノロジーによって限界が生まれ、限界に合わせてルールができる。そして、新しいテクノロジーによって既存の限界が取り払われても、ルールを変えなければ、そのルール自体が新たな限界となる。なるほど。

TOCの手法については、さらりと説明がある程度。ザ・ゴール1/2の方を読んでることを前提として書かれてる...続きを読むような気がする。未読なので読む事にする。

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Posted by ブクログ 2013年04月09日

この『チェンジ・ザ・ルール!』が描く物語は、あまりにもリアルで心に刺さる。
TOC理論の内容は物語の流れに限られているので、別途もう少し深く知りたいと思う。

同じITでも自分が身をおく産業グループとは異なるが、直面している問題の根本は同じに違いない。
我々が提供できる価値とは何か。その欠如が問題だ...続きを読むと知っていたようで実は理解できていなかったようにも思う。もし、サプライチェーンのどこにも関与していない、または「できない」と言い切るとしたら、そんなプロジェクトはやめてしまった方がいいのかもしれない。

この2年間、私自身が身悶えしながら「何か違う」と感じていたこと的確に補強してくれた本だと思う。

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Posted by ブクログ 2013年01月26日

ITシステムを導入したら、併せて業務運用も変えないと意味がないよね、という内容。
ゴールを明確に定めれば、ITシステムにできることは多いと改めて信じられる。こうやって世界を変えていきたい。

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Posted by ブクログ 2013年01月02日

大野氏の著書を読んだ後に見ると、同じようなことを言っていることがわかり、理解がしやすくなっている。
トヨタの方が以前からよりレベルの高い生産システムを用いているが、それを実用するための実例が載っている。
実際にこのように受け入れてくれる企業がどれだけあるのか。
ただし、今後はルールを変えなければ企業...続きを読むの存続が出来ないことになるだろう。

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Posted by ブクログ 2012年09月07日

システムを導入するには会社のルールもあわせて買えないといけないということを小説で書いている。

至る所に「TOC」という言葉が出てきており、前々作の「ゴール」を読んでいるとすんなり理解ができるが、もし読んでいなくても内容は理解できる。
今回はシステム導入にスポットライトを当てているが、要は目的と手段...続きを読むを混同するなということ。システム提供は、真の目的を達成させるための手段であり、真の目的に焦点をあててクライアントにベネフィットを提供していかなければならないという法人をクライアントにする企業にとって不可欠な要素に回帰させられた。そういった意味でルイス・ ガートナーによるIBMのコミットメントの方針転換を思い出した。

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Posted by ブクログ 2011年10月22日

成功するために何をすべきか?
それは部分最適化をベースにしたルールを打壊し、どのよな新しいルールを用いればよいのか?
舞台は、飛躍的に業績を伸ばしてきた「BGソフト社」と同社のインテグレーター「KIPソリューションズ社」を中心に繰り広げられる。
両社に訪れようとしている暗雲はの正体とは?
それは、急...続きを読む成長をし続けてきたことによって、現在のターゲットである大企業という市場が飽和しつつあることにあった。
BGソフト社の設立者スコット(CEO)とレ二ー(ソフト開発責任者)は、課題をどのように発見して、解決策を見出して行くのか?

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Posted by ブクログ 2011年09月21日

企業活動には制約があり、その制約に合わせたルールがある。
その制約をシステムを導入して取り除いたときには、ルールも合わせて変える必要がある。
ザ・ゴール同様、ストーリーで面白く、わかりやすく説明されています。

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Posted by ブクログ 2021年06月30日

・「ザ・ゴール」「ザ・ゴール2」を読んでる前提で話は展開していく。
・内容はストーリー仕立てで進んでいくが、話があちらに行ったりこちらに行ったりで、なかなか内容が入って来ない。
・長文の割に伝えたい中身が薄く感じた。

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Posted by ブクログ 2018年08月07日

ザ・ゴールが面白かったので、
続けて読みました。

登場人物と場面転換が多過ぎて
途中まで置いてけぼりにされましたが
終盤話が収束していく過程は面白かったです。

良いテーマなんですが、
ザ・ゴールほどの腹落ちはできませんでした。

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Posted by ブクログ 2017年07月11日

最新のテクノロジーを導入しても、ルールが古ければ意味はない。という話。
ちょっと例がわかりづらかったかな。
込み入っていた。
1作めと2作めは名作でしょう。

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Posted by ブクログ 2016年03月12日

ザ・ゴール、思考プロセス、クリティカルチェーンの3冊に比べると内容は薄かった。要はERPを入れて技術が変わったのだから前提も一緒に見直さなくてはいけないよという話。

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Posted by ブクログ 2015年11月17日

TOC(制約条件の理論)はインパクトがあり最強だが、改善への抵抗も強い。古い慣習やルールに縛られたまま改善をしようとしても限定的だ。ルール自体を変えなければならない。更には改善が組織全体ではなく部分的であるなら効果もそれなりで、必ず旧態依然とした他部門との矛盾を引き起こし、うまくいかなくなる。全体最...続きを読む適はすべての部門を巻き込まなければならない。それは会社という枠を超えたサプライチェーン全体に及ぶこともある。
ソフト会社を舞台にしたストーリーは、前2作『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2~思考プロセス』で語られたTOCの繰り返しで目新しさはない。だが、改善には必ず抵抗があり、それは改善策そのものの良し悪しとは別で、それを取り巻く環境、ルール、仕組みを見直すべし、ということは忘れがちであり、ハッとさせられる。問題に直面している関係者全員を集めた話し合いのシーンは圧巻。各部門の成果と不満を顕在化させ、問題を見極め、合意を作り出していく過程は、中々の迫力。何度も読み返したい。

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Posted by ブクログ 2014年10月18日

新しい画期的なシステムを導入した場合はそれに付随する周りのルールも一新しなければ正しい利益を出すことができないという話。

ザ・ゴールと比べると少し印象が薄い感じがする。

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Posted by ブクログ 2015年03月08日

物語形式で読みやすいのだが、そういう本の欠点は最終的に理論的な部分が記憶に残りにくいところ(まぁ、そういう本に限らないのですけど…)。

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Posted by ブクログ 2013年07月13日

『ザ・ゴール』のゴールドラット氏のTOC啓蒙書第3弾。参考にはなるが前2作ほどではない。

後半まで何が「ルール」かよく分からなかったが、要は「全体最適化を図っても古いルールがボトルネックになる可能性がある」ということが解説されている。本書ではソフトウェア会社の「テクノロジーからバリューへの転換」に...続きを読む至る過程を描いている。

「ERPはベストプラクティス。だから欧米では業務をシステムにFitさせる。しかし日本はシステムを業務にFitさせる。だからカスタムだらけになる」とよく揶揄される。のだが、逆に日本人からするとテクノロジー売りが苦手でバリュー売りのほうが巧かったりする(相手に配慮し過ぎて衰退の一因にもなっているが)。そのためか、パラダイムシフトする際の発見と躍動感はあまり感じ取れなかったのが残念。

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Posted by ブクログ 2013年06月26日

ザ・ゴールの続編

話の展開が早くて少し難しかった。
ザ・ゴールを読んでいるので、ザ・ゴールほどのなるほど!はなかったが
話の流れはよかった。
薄いのでおすすめ。

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Posted by ブクログ 2014年01月14日

エリヤフ・ゴールドラッドの本は、つねに刺激的である。
しかし、今回は、もう一つよくわからなかった。
何か、サクセスストーリーになりすぎている。
ザ・ゴールを最初に読んで、
ある意味では、生産工程に関する勉強をすることができた。

納期がいつも遅れている。
ロボットを投入したが、生産性が上がっていない...続きを読む
 
ここではじめて、「ボトルネック」(制約条件)を理解した。
このとき、ちょうど上海にいたので、ボトルネックとは、
「試験管」の中に入れることだとわかった。
いまの時点であれば、いかに効率よく、発根に回していくのかである。

ザ・ゴール2は、もっと刺激的だった。
思考方法の重要性を考えさせてくれた。
  
何をかえればよいのか? What to change?
何にかえればよいか? What to change to?
どのようにかえればよいか? How to cause the change?

この考え方が、重要ですね。
これを具体的に考えて、中国の進出の意味をつかみかけている。
何が対立しているのかも、ある程度理解できた。

今回の本の主題は、「チェンジ・ザ・ルール」にある。
新しいシステムをいれたら、ルールが変わらない限り意味がない。
いままでのルールが、限界を作っているということなんでしょうね。

ERPソフトをつくり、販売しているBGソフト社が、舞台となっている。
スコットとレニーという二人の創始者たちが
思考の進化の過程かもしれない。
それに、ゲイルという営業部長、
マギーというKPIソリューションズ社の
二人の女性が活躍する。
そして、つねに新しいヒントを与えてくれるピエルコ社のグレイグ。

テーマは、
「コンピューターシステムを導入して、利益が上がったのか?」
利益が上がっていない。

どこかが、問題であり、何かがかけている。

コンピュータシステムがない段階では、
適切なデ-タがすべてそろっていない段階で、
意志決定をしなくてはいけない。
→部分最適ルール。

コンピューターシステムを入れることによって、適切な判断ができる。
「企業活動が一元把握できる。」

いかに変化を起こすのか?

会社には、環境や障害に対応した行動パターン、
評価尺度、ポリシー、ルールなど が、自然発生的にできている。

これまでの限界に対応していたルール。
どのような新しいルールを使えばいいのか?
古いルールに基づいて、システムを設計している。

コンピュータのソフトは、資産とならないし他にうることもできない。
担保にすることもできない。

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Posted by ブクログ 2013年01月02日

 『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2』につづいて3冊目。こちら『チェンジ・ザ・ルール』の内容を端的にいうと、新しいテクノロジーを使いこなすには既存のルールを見直しましょうと提案する。新しいテクノロジーを導入することで即、利益が生まれるわけではない。導入、前後の社員数が同じであれば逆に赤字にさえなりかねない...続きを読む。既存のルールを変えることで利益を出しましょうということ、当然といえば当然の話である。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月23日

いかに素晴らしいハードやソフトを導入しようが、今まで使っていたルールや使用方法を変えないのであれば、宝の持ち腐れでしかない。 新しいものを導入する場合は、むしろその現場のルールを変革する事に重きを置くべきである。 今回は、コンピュータシステム、特に、ERPの導入での変革について述べたものであるが、ザ...続きを読む・ゴール程の感動はしなかった。

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Posted by ブクログ 2011年10月26日

ERPを開発、販売するストーリーで事業規模拡大の継続をするためには、今のままでは継続成長どころか業界全体の冷え込みにより、企業存続の危機を迎えることになる。
これを打破するためのソリューションを展開することで、顧客にバリューを提供していく。
着眼は大きく、打ち手は集中させるという全体最適の考え方に至...続きを読むる経過とその気づきが面白い。

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Posted by ブクログ 2019年01月06日

今年のお正月の課題図書

「チェンジ・ザ・ルール」 エリヤフ・ゴールドラット

繰り返し出てくる「どう利益に貢献しているのか」「バリューの提供」
工場の製造については、まったく疎いが、在庫、サプライチェーンがすこし見えた気がする


【ポイント】
69/「企業活動が一元に管理できる」
 ...続きを読む  →経理部の人間を解雇していない
     →人員がへらなければ利益に貢献なし。
74/販売したフォローアップも大事なしごと
77/話す言葉 ?configuration コンピュータ用語 
  ?リードタイムなどのミドルマネージメント用語
  ?経営幹部の使う言葉 利益
134/リードタイム短縮でのシェアアップ
  →顧客に対して高いバリューを提供し、その対価として経済的メリットを受ける

137/市場の立場から考えてみた。
 ・・どういう時だったら、こちらが求める価格を喜んで支払ってくれるか
169/ソフトの開発担当者は、当然利益的貢献があるものと思っている。・・・実際にクライアントにどんなメリットがもたらされているかは誰も調べようとしない。

173/限界の存在を認識したら、それにあわせて習慣、評価尺度、ルールを作ってきた。
232/一年以内に投資に見合ったリターンを目に見える形でだすという約束。
294/単に、テクノロジーを売るという考え方から、バリューを売るという考え方にシフトした。

328/以下に最新鋭のコンピュータシステムを導入しても、それに対応するポリシーやルールが古いままではメリットが生かされない。

「組織とは、変化を嫌がるものである。」
これまで慣れ親しんだやり方、ポリシー、ルールを変えるのは容易ではない。
 こうした古いルールが組織改善の制約になっている

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