【感想・ネタバレ】ザ・クリスタルボールのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2010年12月29日

本筋については以下と考える
・末端の売上予測はあてにならないが、地域、会社など、単位がおおくなれば成るほど予測は正確になる。よって在庫予測も成るべき上流で行うべきである。
・倉庫を持つことで、仕入と店舗の在庫は切り離される。で、店の在庫は少なめとし、売れた分を補充すればよい。
そんな感じですか。

...続きを読むその他で気になったところ。
・ヘンリーがキャロラインに向かっていうところ。「社長にとって肝に銘じておくことは、しっかりとした戦略を立てること。何か一つ機会があったからといって、それを後追いする形で戦略の方向性は決めてはいけない。どんなによさそうな機会でもまたやってくると思っておくこと」
・ポール、ロジャー、キャロラインが他店店長向けのプレゼン資料を作成するところ。反対派を説得するには、まずなぜ反対なのかを理解すること。そしてそれがなぜなのかを考えてもらうこと。」

0

Posted by ブクログ 2019年06月02日

内容紹介

売れ残るリスクを抱えてまで在庫を持つべきか、それとも売り逃すリスクがあっても在庫を減らすべきか。「在庫を大幅に減らしながら、利益を上げる」――常に市場の変化にさらされ、競争の激しい小売ビジネスの“限界なき可能性”を示す。『ザ・ゴール』が世界のものづくりの世界を変えてしまったとする...続きを読むなら、本書『ザ・クリスタルボール』は、小売業のあり方を変えてしまったと後世語られることになるだろう。売上げ不振に悩む店長のポール。ついに地域のチェーン10店舗のうち、利益率で8位にまでランクを下げてしまった。売れ残るリスクを抱えてまで在庫を持つべきか、それとも売上げが落ちるリスクがあっても在庫を減らすべきか――いつも、このジレンマが彼を悩ませている。儲からないのも無理はない。客が何を買うのか、どんな商品を用意して置いたらいいのか。それを教えてくれる魔法のクリスタルボール(水晶玉)があったら、どんなに助かることだろう。そんなさなか、ショッピングモールの水道管が破裂。モールの地下倉庫は水浸しになり使えなくなってしまった。わずか20日分の商品だけを残し、残りの在庫はすべて地域倉庫に戻さざるを得なくなった。たったそれだけの在庫で、はたして店舗は続けていけるのか。
目次
I 魔法のクリスタルボール
II 緊急事態発生
III 予期せぬ知らせ
IV 渦巻く疑念
V 説得工作
VI 次なる戦略
エピローグ

0

Posted by ブクログ 2023年09月09日

小売りにおける在庫の最適化問題。

ゴール、ゴール2、チェンジザルール、クリティカルチェーンほどの緊張感はない。

面白いけれど、大事なことは上記4作に詰まっているかなぁ。

0

Posted by ブクログ 2018年11月03日

ザ・ゴールは製造ラインを題材に書かれているので製造がわからないとピンとこない人もいる。仕入・販売系を前提に書かれたものが本書。

0

Posted by ブクログ 2018年02月05日

エリアフ・ゴールドラット氏の著作の中では、読み易いと思った。現実に即しており、目新しいジャンプがない代わり、何故末端で在庫を持つべきではないのかなど分かりやすく解説してくれる。少し、経験のある人にとってはサプライヤーからの小口納入のプロコン、商品センターと中央物流センターを置く意味などサプライチェー...続きを読むンの基礎がよくわかる内容となっている。

0

Posted by ブクログ 2014年11月09日

これを買おうと思って店に来る客は少ない。
買われるものは、お客様の気分次第。その気分を予想して在庫切れをなくすなんて難しい。在庫があれば、売上は増えるのに。
ではどうするか。

あーるおーあいをどれだけ高められるかが、小売業のポイントなんだと思う。在庫回転率を上げること。定期発注、定量発注を駆使する...続きを読むこと。

ただ、既存システムを変更するには説得力がなくてはいけない。ここで生かせるのは統計学。過去の店舗の需要予測はあてにならないけど、地域レベルで合計することで、精度が3倍になる。そうやって、不確かさの振れ幅をちいさくすることが、在庫を減らし、在庫回転率を高めることにつながる。

0

Posted by ブクログ 2013年03月07日

小売業の在庫の勉強になった。クリスタルボールとは、何か。全く違う世界にいるので、興味深い内容でした。

0

Posted by ブクログ 2012年09月07日

小売店のチェーンを題材に在庫の圧縮とロジスティック、そして仕入れの仕組みなど、全体最適の考え方をストーリー仕立てで書いている。

TOCは製造業の全体最適だと思ったが、小売店でも、同じ考えが適用できことがよくわかった。

ストーリーが小気味よく、すぐに読み終わった。

0

Posted by ブクログ 2012年02月07日

友人から「小集団活動といった日本の品質向上"KAIZEN"は万能ではない」という話が出た際、例として出た本なので読んでことに。
内容は、各店の在庫を一部を残して手放し一拠点化することで売り切れを減らす方策だが、在庫を手放すことで現場からは猛反対が出る展開。
確かに、現場の人は現場...続きを読むを良く見える反面、現場(&自分の仕事のやりやすさ)しか見ていないケースも否定できず、KAIZENでは一生実現できなかった方策かなと。
といっても外国系の技術主体のImprove, 日本メーカーの人やプロセス主体のKAIZENそれぞれいいところがあるので、この本を通じて両者の強みと弱みを理解しつつものごとを見ていきたいなと。

0

Posted by ブクログ 2011年12月01日

小売店のパフォーマンスの革新について、書いたストーリー。倉庫の事故によって、偶然、在庫に対する管理方法を改善できてしまう。最初は、なぜ改善されたのか、わからなかったが、因果関係を分析することでメカニズムを解明し、会社全体のソリューションとして展開する。
正しいアプローチで、問題を分析し、高い視点から...続きを読む対策を検討することの必要性が具体例でよくわかった。危機的な状況こそチャンスと思えるようになりたい。

0

Posted by ブクログ 2011年10月29日

 ザ・クリスタルボール(Isn't It Obvious)は、ゴールドラット博士の6冊目の著書、そして最後の著書になるのかな?
 ザ・チョイスは、ザ・ゴールから始まったスリリングな物語仕立てではなかったが、このザ・クリスタルボールでは、痛快なストーリーが帰って来た。
 誰が何と言おうと、私...続きを読むはこの手の話が大好きだ。確かにTOCに限っても、もっと明快な解説書があるだろうし、もっと面白いビズネス小説は無数にあるだろう。しかし、あらゆる産業界で目覚ましい成果を出し続けているTOCを学びながら、ドキドキするビジネス小説が楽しめると言う意味では、当前だが、このシリーズの右に出るものは無いわけだし、だからこそ誰でもTOCの理論が、まるで自分の会社でも応用できるかのように理解できるのである。

0

Posted by ブクログ 2011年09月02日

クリスタルボール

「The Goal」「The Goal2」の著者、
エリヤフ・ゴールドラットの本。

今回は、売上と在庫のジレンマを解消するための
ストーリー。

そもそも「売上と在庫のジレンマ」とは……
売上を上げる = 在庫も増やさないといけない
ということ。

つまり、
在庫を減らす = ...続きを読む売上を減らすこと
もまた「真」となる。

しかし、ゴールドラット博士は、

在庫を減らす = 売上が上がる

と解く。

なぜなら
1.在庫を減らすと、展開できるスペースが広がり、
  さらに多品種の展開ができる。
2.多品種の展開をすることで、様々な顧客のニーズを
  拾えるので、買い上げ比率が高まる。
から。。

ただし、発注から在庫補充までのタイムラグを
短縮しなければならない。

そのためには、
1.発注精度の向上
2.効率のいい納品体制
3.発注単位を細かくする
が必要となる。

その仕組みづくりが、より効率のよい(少ない運転資金で運営できる)
会社作りとなる。


小売をやっている人なら、一度は読んでおきたい本だと思う。

0

Posted by ブクログ 2011年03月30日

相変わらず期待を裏切らないエリヤコフ。スピード感とリアルな解決策、期待通りのサクセスストーリー。明快な流れに乗って一気に読み終えた。期待通りの出来なので文句はないですが、ここまで来ると成功するのが当たり前、読む前から安心感があって、その感じに慣れ切ってしまいましたな。自分勝手に言わせてもらうと、意外...続きを読む性もそろそろほしいかな…今回は物流と在庫・回転率の話ですが、そういうことと縁遠い僕にも面白く読めた。この辺はさすがですよね。社会人としてのたしなみを得るのに、都合のいい実感の湧く小説です。

0

Posted by ブクログ 2011年02月13日

現在に物流の仕組みでは一般的となっているモデルストックに関する概念、セントラル(ハブ)となる倉庫と地域倉庫、商品製造のスタート地点である所での大量在庫を確保しつつ、ここから各商品を短納期で収めてもらう事へのwin-winの取り組みと納期遵守に対するペナルティとインセンティブの仕組みの導入などを現場で...続きを読むの出来事を中心に解決し、一つの会社が成長していく姿が小気味良く描かれている作品。引き込まれ一気に読みあげました。

0

Posted by ブクログ 2010年09月23日

小説仕立てでTOC理論を展開した閉鎖通告を受けた工場復活物語「ザ・ゴール」の著者、エリヤフ・ゴールドラット博士による書籍。
本作は製造業ではなく、小売業について書かれたものである。

在庫管理や配送の仕組み、取引先との交渉etc、小売業の効率化を図ることができる知見が書かれてある。

ザ・ゴール同様...続きを読む、家族愛など本来の内容とは関係ない部分の記述も多いが、読み易く取っつき易いとはいえそうだ。

0

Posted by ブクログ 2020年08月16日

倉庫とか在庫とは縁のない業界で働いているので、今ひとつ実感が伴わなかったのが残念。だからこそ初めて知ることもたくさんあったし、読み物として面白かった。

0

Posted by ブクログ 2017年06月20日

経営コンサルタントのエリヤフ・ゴールドラット氏の著書です。
「ザ・ゴール」シリーズの小売店版になります。

小売りの各店舗の在庫量の適正化とそれに伴う経済学的メリットの明確化からスタートし、それを会社全体に広げていくストーリーとなっています。
テーマが在庫量の適正化なので、内容的に目新しさは感じませ...続きを読むんでした。

読み物としては面白く読めますが、実際はこうトントン拍子には進まないだろうなぁという感想を持ちました。

小売業に携わる方が、自分の職場のチェックがてら読むのには最適だと思います。

0

Posted by ブクログ 2015年05月11日

実践するにしても、現実的な障害をクリアしなければならない。その為の具体案を提示しているわけではない為、あくまで理論的には役に立つ、という程度。

0

Posted by ブクログ 2014年04月16日

比較的単純な話だった。
非常におおざっぱにいうと、在庫を減らし在庫回転率を上げるには、売れた分だけ仕入れればよいということで、レベルに応じてできる限りこまめに注文すればよいということだそうな。
至極当然ではあるが、実践は難しいんでしょう。

0

Posted by ブクログ 2012年08月13日

古本屋で見つけて買いました。
ザ・ゴールと著者は同じで、小説仕立てで問題を解決していくのも同じスタイルです。ザ・ゴールが工場で、こっちは小売です。
小説として読みやすいのがよかったです。
起きている問題の解決については、何かメモに書き出したりして読まないと、ちょっとややこしいかもしれないと思いました...続きを読む

0

Posted by ブクログ 2012年06月16日

ある会社が抱える問題を、物理学者が解決していくサクセスストーリー

ビジネスマンなら誰もが直面したことのある需要予測問題についてゴールドラット博士がその答えを提示する。

このような考え方をする人がビジネスの現場で多いので、正確には上のエライ人ほどザ・ゴール脳になっている人が多いのでこの本を読んでお...続きを読むくと会話についていける。

0

Posted by ブクログ 2012年01月29日

答えを聞けば簡単なことだけど、現場の人にはコロンブスの卵的な内容なのかな。実務でも出てきそうな展開がたくさんあって、楽しく読むことができました。自分の仕事にもどこか応用が利きそうな気がしてますが、そうは問屋がおろしません。考えることの大切さを教えてくれます。「限界なんて、ないんだ」。

0

Posted by ブクログ 2012年12月01日

ゴールドラット本。
在庫を持たずに売れだけ仕入れれば良いよ、と。イオンがどこかのメーカーの商品にはそのルールを適用すると、数年前にニュースであったような。

0

Posted by ブクログ 2011年04月05日

"ゴールドラット博士の新作。在庫と販売のジレンマについて、物語仕立てで分かりやすく書かれていた。何度か読んで、内容をしっかり吸収すべきだと感じた。
販売の仕事のみならず、いろいろな場面で応用できる内容だと感じた。"

0

Posted by ブクログ 2011年02月27日

もう少し面白いかと期待したんだけど、先が読めちゃうというか、そのぐらいのことは考えられるよって展開かな。
日本のビジネス小説のほうがうまいような…。

0

Posted by ブクログ 2011年01月06日

本書の帯にもある「売れ残るリスクを取るか」「売り逃すリスクを取るか」

小売業の永遠の課題である在庫というテーマに対して、
倉庫が使えなくなったボカ店店長ポールの視点から、
小説風にその解決策を示唆している本。
大変読みやすく、内容も理解しやすい。


かなり、小売業に偏った内容であり、
メーカー視...続きを読む点で読んだ自分としては、
腹落ちしない・納得できない個所も大変多い。

それは、過度の延期化はメーカーの不可にしかならないためだ。
本書ではメーカー・小売ともwin-winとなるように書かれているが、
本当にそうであろうか?という疑問は付きまとう。

しかし、部分最適から、全体最適を実現するという点は大いに同意。
わかっていてもなかなかできるものではない。

ロジスティクスの在り方について、色々と考えさせられる内容であり、
自身は未読である「ザ・ゴール」についても読みたい気にさせられる本。
例が日本企業で、登場人物が日本人だったら、もっと良かった。

0

Posted by ブクログ 2010年12月27日

はじめは在庫削減やなにやらキャッシュフローなど、難しい内容で、最後まで理解できないかも・・・と心配だったが、途中からコンビニのアルバイトの発注を少し想像しながら考えたらわかりやすくなった。

私はこのような部分の仕事を現在している訳ではないが、
とてもこれからに参考になると思った。

キャロラインの...続きを読む仕入れ交渉術、話術、気の強さがすごいと思った。
相手の考えていることの先をよんで、進めている。
無理な条件をわざと高く言って、チャンスを探して一気にたたみかけているのはすごいなぁと思った。

0

Posted by ブクログ 2010年12月18日

※TOCは流通業の在庫管理にも使える

・店舗で売れる予測量を常に管理しておく。
・在庫の補充を短周期で行い、過剰な在庫を店舗に残さない。
・過剰な在庫を減らした分だけ、新しいSKUを増やす。

・スループット×日数 →0(納期通りの出荷)
・在庫×日数 →最小化

0

Posted by ブクログ 2013年11月24日

読み物としても面白く スラスラ読めます

・売れそうな商品を教えてくれる魔法のクリスタルボールはない

・水漏れで倉庫が使えなくなる→自店在庫を減らす(地域倉庫へ)
 ?在庫管理がシビアになり、品切れが減る
 ?スペースが余り、別商品を増やす
 →機械損失が減る→売上げUP
 →利益率、投資収益率、...続きを読む在庫回転数がUP

・1店舗の売り上げ予測は誤差が多くて使えないが、複数店舗の売り上げ予測の合計は店ごとの誤差が相殺されマシになる(平準化される)
 →分散投資と同じ考え

※在庫を減らし、利益を増やすことが重要(←当たり前の結論)

0

Posted by ブクログ 2011年08月07日

小売店主が主人公の物語形式で話が進む。在庫が多すぎると回転率が悪くなってROIが低下するし、少なすぎると販売機会を失う。と、いうことで、店の在庫を減らして地域倉庫に在庫を持つことで、一店一店ではブレが大きかった在庫調整も、多数の店舗が集まることで安定する、という内容だが、、、これって日本のコンビニが...続きを読むいいお手本なんでは???これまでのこの人の本は、教師がいて、問題点を探し出してそこに注力して解決を目指す、という形式だったが、今回は店舗倉庫の事故でやむなく地域倉庫に在庫を動かしてみたら売り上げが上がった、という展開になっているせいか、ややキレがないような印象。

0

「ビジネス・経済」ランキング