【感想・ネタバレ】新装版 ムーミンパパ海へいくのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年01月19日

ムーミン谷の十一月を先に読んでしまいました。
ムーミンパパ海へいくで、ムーミン一家が引越しをしてしまったからなんですね。
ムーミン谷では、仲間たちが待っているけど、冒険すきの彼らたちは、きっともう、戻らないんでしょうね。ああ、人生だなぁっと思ったところ、転勤で、知らない土地に移り住んだことを思い出し...続きを読むました。ただただほんわかな楽しいお話だけでなく、人間味溢れたお話に共感出来るなぁと納得した一冊でした。

0

Posted by ブクログ 2022年09月23日

家族で灯台のある島に移り住む話。
思っていたより壮大な話だった。
ふんわりした言葉で不思議なことが次々起こる。
独特の世界観。
最後の解説を読んだ時、深い話だなあと思った。

0

Posted by ブクログ 2020年07月26日

ムーミン一家は変わり者揃いで自分勝手だけど、そんなお互いを尊重しているのが偉い。ママやムーミンがたまに見せる優しさや洞察がきらっと光るお話だった。童話でありながら深い人間理解がベースにあり、大人が読んでも面白い作品。人として大事なことはムーミンシリーズで全部学べるのかもしれない。
装丁が可愛いので全...続きを読む作揃えたくなる。

0

Posted by ブクログ 2024年01月18日

ムーミン一家が島の灯台に引っ越しする。この灯台はムーミンバレーパークにもある。ムーミンパパは家長として存在感を示そうとして空回りする。ここは古さを感じる。

0

Posted by ブクログ 2023年10月20日

タイトルに惹かれて、童心に帰ったつもりで読んでみようと思ったもの。
だが予想以上に難しい本だった。

タイトルからムーミンパパの孤独な旅路やひと夏の冒険のような物語を想像していたが、全く見当違いの想像で…パパだけでなく一家全員で安住の地であったムーミン谷から海を渡って新天地を探しに行く、という一家に...続きを読むとって非常に大きな出来事を描いた本だった。

かといって、幼いころに読んだ「ムーミン谷の彗星」のような胸躍る冒険譚ではなく…慣れない島の環境に一家がそれぞれ苦心しながら頑張るような、個々の内面や家族関係に主眼を置いた物語であった。もちろん、一家の大黒柱であるパパの苦悩も描かれているが…
一読しただけでは登場人物の機微をほとんどつかめなかった。
矯めつ眇めつして何度も読み返すことで何かつかめるかもしれない。

0
購入済み

2022年09月28日

ムーミンパパが主役の話。これまでのシリーズとはまた少し違った味を出しているシリーズの一冊で、ものすごく美しい情景描写にムーミンの成長や家族の在り方が見えて来る。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月24日

相変わらず不思議空気があり、わかりにくい…

ただ後半のムーミントロールの変化と成長、パパとママの変化は興味深かった。
ミィは嫌なヤツに見えて、1番まともに物事を見ていて、助太刀してくれる。特にムーミンたちはメルヘンな思考だが、ミィは読者も含めて切ってくれる。ちょっと好きになる。

いつもモランに対...続きを読むする扱いが酷くて同情してたのだが、今回のムーミンが振り払ってくれた。だが、ムーミンとの交流によって、モランが冷たくなくなった、ということはみんなが避けなければモランは恐ろしい存在ではないということ?それはとても悲しいことだ。

0

Posted by ブクログ 2016年01月16日

毎日平和なムーミン谷に暮らすムーミン一家。しかしこの平和を物足りなく思い、冒険こそすべてとばかりに、谷を離れ海の小島へ一家を移住することに決めたパパ。灯台守になって明かりを灯すのだ――けれど、絶海の孤島である島と海に一家に厳しく、それぞれ困難を迫られる。ムーミンは幻想のうみうまに憧れ、モランに追われ...続きを読む、ママは壁に描いたムーミン谷へと逃避し、パパは荒れ狂う海に立ち向かう。ミイはすべてを俯瞰し笑うだけ。果たして一家は島で我が家を持つことは出来るのか?

「ムーミンパパ」とだけついてるのでてっきり思い出みたくパパ主人公の読み切りのような形なのだろう……と思ったらムーミン一家ガチで引っ越しってのに驚いた。私は彼らはずっとムーミン谷にいるものだと思ってたので、最後になっても帰る話が出てこないのに正直呆然とした。11月の方はNHKの番組でネタバレ踏んでしまったのだがムーミンたちは出てこないっていうことで、ええ……じゃあほんとにムーミンもママもパパもミイも、あの島にいるってことなのかな……と思うと寂しくなった。パパが漁師にトレードマークであるシルクハットをプレゼントするくだりで、ええっ??!ホントかよ?! ってとにかく衝撃だったし、ずっと昔の作品というもう動かせないもの、どうしようもない運命に無力感すら感じた(銀河鉄道の夜の最後のように) でも帽子は交換されるんだけど。
海にも島にも灯台にもそして漁師にもうまく馴染めなくて四苦八苦するムーミン一家に新しいところってこうだよね、とこちらも苦労を感じてしまうなど。うみうまに憧れるムーミンの様子はまさしく恋。一方モランのこともなんだかんだで付き合ってあげてるし、確かに憎んでいたとはいえ赤ありをしなせてしまったことに心を痛めるムーミンはやっぱりいい子だなあなんて。読んでいてママが一番つらそうというか、現実から逃げてたなと感じた。何せ絵の中に入り込んでしまうくらいだし。でも最後はホームシックから抜け出せてよかった……とは書くものの先述したようにムーミン谷にいないムーミン一家というのは寂しくて、少し複雑な気持ちだった。といってパパが海に七転八倒に翻弄されるのがいい気味だと思ってたわけじゃないけど、父親なるものの悲哀というか無理に父親らしくあろうとして空回りしてしまうことへの切なさや空しさを今回は特に強く感じましたね。ミイはトリックスターだなーって。解説でも書いてあったけどミイは何があってもミイなのでそこはなんか安心できました。赤ありへの仕打ちはちょっとやりすぎだと思ったけど。それと今までチラホラ出てたけど、モランが今回目立ってますな。思うんだけどモランが読者の抱く寂しさの象徴なのかもなー。
実は最後になるまで漁師=灯台守だと気付かなかったw いやそこは最初から気付けw なぜ彼は灯台を捨てていたのだろう。相変わらず読書スピードのろすぎて挙げ句飛び飛びで読んでたから集中して読めば何か見えてくるかもな。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月24日

ムーミン一家のお引越しの話。

ムーミンたちがなんだか人間に近い。

ムーミンパパは自分のやりたいことがやりたくなったお父さん
ムーミンママはそんな夫に振り回される身動きの取れない子育て中のお母さん
ムーミントロールは思春期の男の子、ミイだけが変わらず自由奔放

うみうまに対するムーミントロールの想...続きを読むいが切ないなぁ。。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月06日

読み返してみて、この巻(のみですよ)のパパの嫌さったらなかったです。
世の父たる者に読んで自覚ほしいですね(あ、私情入ってますね)。
後半のミイの粋な言動が良いです。

0

Posted by ブクログ 2014年02月12日

ムーミンシリーズ再読2冊目。

小学生の時に読んでいたムーミンシリーズだが、舞台が北欧的な雰囲気を持っているからだろうか、非常に暗く寒々しいイメージを持っている。中でもこの「ムーミンパパ海へいく」は、灯台のある陰気な島にムーミンらの家族が移住する話で、荒れる海、バラの咲かない庭、光のつかない灯台、そ...続きを読むして夜な夜な訪れるモラン・・・と、とても寂しい雰囲気が漂っている。

大人になって読み返してみて感じたのは、確かにそこはとても寒々しくて、寂しい島なのだが、そこにはパパとその家族らの大きなチャレンジ精神があり、新しい地で自らのやるべきことを一人一人が独立してやっていく、シーンとした孤独がある、ということだ。それは、本当はわくわくすることなのではないか。

冒険を秘めた静かな孤独を楽しむ、大人の楽しみだ。

0

Posted by ブクログ 2019年04月04日

パパの回想ででてくるパパのパパとママの関係性に憧れる
なんかあのセリス一言に身近な人への凄い深い愛情を感じた

0

Posted by ブクログ 2018年07月14日

うつ展開で途中うんざりしかけたし、ミィもおとろしいし、頼りのママが逃避するし、谷に戻ると信じてたのに、なんだかここでもやっていけそうで予想外。

0

Posted by ブクログ 2016年02月02日

表紙が変わった新装版。中身は前のといっしょなので、レビューが見たけりゃ前のを……(見る人いるのかな)。
表紙がいかにも洋書っぽくていいです。

前の新装版の感想↓
ムーミン一家が家を出てある島へ行く話。パパは無茶するし、ママは島になじめなくて元気がないし、ムーミントロールは色々事件に巻き込まれるけど...続きを読む、ミィはいつもどおり(笑)。心理描写が多いようなムーミンなので、いつものとは雰囲気が違くて読んでると戸惑います。

0

Posted by ブクログ 2015年03月30日

ムーミンパパが、男とは、父親とは、に目覚めて
意固地になったり、権力振りかざして
無茶して、周りが見えなくて、自分に酔ったり、
頼みのムーミンママも、最初はうまく
パパの空回りを一歩引いて補佐したりしているものの、
付き合いきれなくなったのか、
望んでいる世界に逃げこんだりで、最終防衛線突破。
大人...続きを読むたちが原因で、当初はなんだかギクシャクな印象。
そのなかで、ムーミンは高嶺の華にあこがれ、
あしらわれ独り立ちしたり、母親と語らったり
大人の階段上っている思春期の少年な印象。
そして、他の登場人物が少ないから際立つ
ちびのミーのいたずらで皮肉屋で達観したような
(お茶目&ハードボイルド)男っぷり。
巻末『ムーミン谷の魅力7』に完全同意。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年01月17日

表紙の灯台の絵に惹かれて購入。
読んでみるとなかなかに重苦しい雰囲気。パパもママもムーミントロールも、住む場所が変わったことで変わっていく。変わらないのはミイだけ。
パパに振り回されながら読み進んだ感じだけれど、最後のページを読んで「ここまで読んでよかった」と思えた。航路を見失わないよう進む先を照ら...続きを読むす灯台の光が帰ってきたことで、一家のこれからの明るさが約束されたようだった。

0

Posted by ブクログ 2015年01月15日

文庫版で再読。パパが一家(ムーミンとママと養女になったミイ)を引き連れて絶海の孤島に移住する。憧れの灯台を目指して。パパの気まぐれに付き合わされるママは楽しくなさそうだが、それを隠してのパパに対する気遣いが素敵。追って来たモランとさえも心を通わすムーミンはずいぶん良い子になったなと思うし、われ関せず...続きを読むのミイもいいキャラになって来た。内容もより哲学的になって来て、すでに童話の枠を外れた感じ。自然の描写も美しいし、お話の結末も粋。

0

Posted by ブクログ 2014年12月06日

「ムーミン谷の冬」のときも重たいトーンでしたが、あちらはまだウィンターキャンプにでも行ったような呑気さもあったが、本書は更に重たい。
ムーミンはちょうど思春期を迎え両親とも距離を取りたくなってきている。子どもが思春期だと親の方も厄介な精神状態になる。パパは人間でいったら40代50代のオジサンなので自...続きを読む分の実力や限界もわかってきてしまっている。家族を守る強い父親でいたいけど、妻や子どもも自分がいなくても十分やっていける。けれどもそれを認めたくない。
やりがいを求めて灯台守の職に就くものの、なかなか思うようにいかない。そもそも灯台に灯りも灯っていない。パパがやりきれない状態でいる傍でママもまた不安を抱えている。けれどもムーミンママはいいおかあさんであると同時に実によく出来た奥さんだ。本書ではちょっぴり反発して自分の世界に浸ってしまうものの本当に感心する。
最後はいつものムーミン一家に戻ってほっとさせられるが、とても象徴的な一冊。

0

Posted by ブクログ 2013年07月02日

ムーミンの家族崩壊しそうなところが面白いです。いつもの穏やかさがある意味ないのも魅力的 ムーミンの違う面をみれる作品 ミイがとっても大人びてる

0

Posted by ブクログ 2012年10月30日

家族にスポットを当てた作品。いつも以上に人間臭い、悪く言えば駄目さ加減が目出つキャラクター達。そのことが家族間のつながりに一層深みを持たせる。

0

「SF・ファンタジー」ランキング