感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年06月11日
巨悪と殺し屋。
誰もが、あるようでなくないようであるように感じていることを小説という形で見せた。
荒唐無稽な陰謀論?
前半のヌルい海水浴シーンから始まって味方も敵も皆んな死ぬ。
面白い。
変な親心出して生かしておくなんてことしないで皆殺しにしたのは大変好ましいハードコアな判断であったかと。
KILL...続きを読む 'EM ALL \m/
Posted by ブクログ 2021年08月08日
416ページで書ける濃さの話では無いってくらい
詰め込まれているけど読むのはしんどくならない、気づいたら読み終わってる一冊。
刑事も人なんだって
Posted by ブクログ 2023年12月13日
【2023年158冊目】
誉田哲也さんの本は本当に油断できない。
いい感じのキャラだな〜とか思ってはいけない。なぜなら気を抜いていたら死ぬから。生死に容赦がない、死ぬ時は死ぬ、どんなに重要そうなキャラクターでも。
仲間の絆が深ければ深いほど、崩壊した時の衝撃といったら…でも生きていればまた別の作...続きを読む品で会えるかもしれない、そう期待するしかない。
今回の話も登場人物が多くて、頭の中で整理しながら読みましたが、途中で整理できる場面があったので助かりました。そして、動機がね、まじで今の日本を映すような感じでね、なんだってんだ。
ハングって、ハングル?って思ってたら、そういう意味だったのかと、ちょっと切ない気持ちになりました。
Posted by ブクログ 2023年06月18日
未解決だった赤坂宝飾店オーナー再捜査に乗り出した、警視庁捜査一課の堀田班。
容疑者はすぐに見つかり、自供により逮捕…
が、堀田班は解散となり、各々、異動となる。
しかし、公判では一転し、容疑者は無罪を主張、自白を強要されたと…
次々に元同僚たちが…
納得がいかず深入りする津原たちを待ってい...続きを読むたのは目に見えない大きな組織犯罪だった…
こんなことで…何の落ち度もない警察官たちが命を落としていく。やるせない…
消費税増税を行うために…
国民の眼を逸らすために…
人がひとりやふたり、命を落としてもいいというのか…
自分たちの私利私欲のために、関係のない人たちを巻き込んでいく。
『吊るし屋』馳。彼も悲惨な幼少期を過ごし、殺し屋としてしか生きていけない人生を歩んできた。
何か憎みきれない…
津原がジロウにか。
ジロウは次郎から来てたのか。
ジウとどう繋がるのかが、見えなかった。
東警部補も出てこない、誰も出てこない…
新聞記事の『元SWAT隊員に死刑判決』だけで。
『歌舞伎町セブン』のエピソードゼロだったということか。
最後にはすっきり。黒幕もみんな消えてしまったし…
堀田さんだけはやるせなさが残り続けるんだろうが…
『歌舞伎町セブン』に。
誉田哲也に嵌められ続けている。
Posted by ブクログ 2023年05月07日
タイトルが…
そのまま、殺人手段なんや…
しかし、そんな、あちこち、首吊ってたら、何らかの関連性は分からんの?
でも、実際に自殺する人多いから、分からんのかな?それはそれで、由々しき事態ではあるが…
しかし、よく死んでいく…
当初の仲間がほぼ全滅やん!
それも、殺された原因が、そんな感じやって!
た...続きを読むだ、2、3日の為に!
権力持つと、自身が下と思ってる人らは、もう人ではなく、ただのコマ?って感じが、凄く嫌やなぁ〜
多分、私もコマと思われてるやろうし…
こういう人らが、日本の為とか、国民の為とか言って、裏では平気で、その対象を壊す。
大義とか何とか言って…
自分が…その立場が…クルッと逆転するとか思わんの?っと怒り心頭!
さて、残った人がどうなるか!今後に期待!
この人を登場させる為に、この話はあったのか?と思わんでもないけど。
さて、続編も読もか!
Posted by ブクログ 2023年02月11日
ジウシリーズ5作目。
宝飾店オーナー殺しの再捜査での犯人の自供。
初公判で犯人は自供を強要されたと言い、名指しされたメンバーは首を吊った。
主人公サイドではあり得ないことだが、
マスコミの情報だけだと、一般人は信じてしまう。
事件が事実であろうが、無かろうが稀有なものであれば話題にしたがる。
主犯の...続きを読む動機も理屈はわかるが、大したことでは無く、主人公に感情移入しました。
Posted by ブクログ 2022年07月04日
あらすじに「最もハードな警察小説」とある通り、どんどん主要登場人物が死んでいく……。
最終的に旧堀田班では、主人公と堀田しか生き残ってないじゃないか!
途中から、「え、この人も死ぬの?」てなってく。
これ、ジウシリーズに含まれてるはずだけど、繋がりがイマイチ。
例のバーが登場したくらいか。
津原は...続きを読むこのあと、ジウのチーム?に入るのかな?
新宿セブン?だったか。
Posted by ブクログ 2022年02月07日
基本、シリーズ物は最初から順に読みたいタイプでして、かつシリーズものじゃなくても、出版順に読みたいわけですよ
って事で、ハングです。
シリーズものじゃないと思ってたんですが、こっそりジウサーガの一遍です。
捜査一課「堀田班」の植草巡査部長の謎の死。
同伴の津原は植草の死の真相と犯人への復讐に動...続きを読むき出す。
植草の妹、遥に慕われるも、己の出生からその好意を受け止められない。
その遥に恋心を寄せる、弟分の守も殉職。
果たして犯人は…。
誉田哲也の真骨頂というべきか、ぼこぼこ人が死んでいきます。
殺し屋の馳卓もこれが、ちょいと同情してしまう生い立ちだったりして、ただただ悲惨。
津原はこの後、ジロウになるのよね。
それはネタバレサイト読むまでわからなかったわ。
ミサキはすぐわかったんだけどな。
これで、ジウサーガの沼にすっぽりはまってしまったわけで…。
次も読もう。
Posted by ブクログ 2021年11月14日
救いがない。やるせない。
あるシーンで、何で抵抗しないの?とか何で助けを求めないの?とか、傍から見ていて思うんだけど、人質を取られていたらそれも難しいのかなぁ。
巨悪暗躍という感じで、でもひたすら汚くてそこにロマンは微塵も感じなかった。無駄にされた命が、冒頭のシーンと対照的で切ない。
ほんの少し、「...続きを読むジウ」の事件に関わることが出てきてて、それもまた予想されていたことだけどやっぱりね…(哀しい)という思い。
東主任の正義感が恋しくなる〜。
Posted by ブクログ 2020年12月13日
冒頭で堀田班とか遥の関係性がいいなと思ったらどんどんみんな殺されていってしまうからとにかく悲しい。
ジウの時もそうだったが犯人の生い立ちなどを知るとそれも憎みきれず切ない気持ちになる。
一気読みしてしまいました。
Posted by ブクログ 2020年11月18日
冒頭は明るかったが、全体としてなかなかダークでハードな小説だった。ひとが次々死んでいく。
ジウシリーズや東警部が出てくると思っていたら勘違い、関係はなかった。
でも主人公の津原は…もしかして歌舞伎町シリーズのジロウ?違うのかな。
Posted by ブクログ 2020年11月16日
誉田哲也のジウサーガや姫川玲子シリーズには、どこかしらコミカルな設定がありますが、この作品にそんなところはありません。どこまでもハード。しかも、ダークなんですよねぇ。誉田哲也の違う面を見た気がします。
Posted by ブクログ 2020年10月24日
初めて読んだ誉田さんの小説。
テンポ良く進むストーリーと、緊迫感が心地よかった。
警察の上層部が絡んだ事件、それによってその事件の捜査に関与した警察官にも及ぶ危害、さらには次々に命が奪われていく。
ややグロテスクなシーンや、多くの人が亡くなることもあるので、ただのサスペンスと考えて読むには少しハード...続きを読むかもしれない。
Posted by ブクログ 2020年10月12日
“誉田作品史上もっともハード”と謳われているだけあって、読み応えたっぷりでした。
事件の真相が少しずつ見えてくるのは楽しいものですが、最後に辿り着いた真相には、呆然というか、憤りを感じずにはいられませんでした。
やるせない思いが残ります。
Posted by ブクログ 2020年09月26日
3.8
8ヶ月前に赤坂で起きた宝飾店経営者・森本の殺害事件が再捜査となった。
一度は打ち切られた捜査だったが、遺品から新たに監視カメラ映像が発見され、事件の9日前に宝飾店に強盗が入っていた事が判明した為だった。
特捜一係の堀田班…植草、津原、小沢、大河内の面々が参加した捜査によって、宝飾店ビルの警...続きを読む備会社・南関警備保障という会社を事件前に退職した曽根という警備員が浮上し逮捕すると、強盗については認めたものの殺害について強く否認。
だが…逮捕から3日後、曽根の辞めた南関警備保証の顧問弁護士が訪れ接見した翌日、一転して殺害を自白するのだった。
するとその2日後、
何故か堀田班の解体、さらに5人全員の懲罰人事の如き異動が命じられる。
数ヶ月後、小沢の警察官辞職を知った津原は、呼び出した居酒屋で、現在週刊誌の記者となった小沢が自分達の特捜一係強制解散の謎を探る決意を聞かされ、協力を要請される。
さらに数ヶ月後、
宝飾店強盗及び森本殺害事件の公判が開かれると、その法廷で曽根は何と容疑を全面否認。さらに、自供の全ては特捜の植草による強要であると証言するのだった。
その翌日…
勤務中の交番で首吊り自殺を図った植草の遺体が発見される。
植草の葬儀の後、一連の不審な流れ全てに納得できない津原は、仕事を休み小沢と共に捜査に乗り出す決意を固める。
津原に想いを寄せる植草の妹・遥を使い、死体検案書をを手に入れようと連絡すると、検死から遺体確認、さらに遺体の引き渡しまで全てが異例の処置だった事が判明、そして、検案書からは手首内側橈骨の先端に不審な痣を発見し、その既視感から全ての発端…森本の遺体にも同様の痣があった事に気付く。
そして、森本事件の初動で、実は馳卓という顔中がケロイド状の人物が重要参考人として浮上していたにも関わらずスルーされていた事が判明する。
一方で、植草の葬儀以降、明らかに挙動不審だった大河内を捕まえ問い詰めると、その言動から背後に何者かの存在を感じ取るのだった。
そして、件の重要参考人・馳のアリバイを証言したヤク中患者から偽証の事実を突き止め、さらにその偽証を強要したのは奥山という操一の警部補だったことがわかる。
そして奥山の自供により、ついに一連の不可解な謎の背後にいる大物の正体が明かされ、次々にピースが繋がってゆく
全ては何の為に…
何気なくサラッと出て来た
「元SAT隊員に死刑判決」って、基子の事?(笑)
◯津原英太…特捜一係・堀田班巡査部長。
◯小沢駿介…堀田班のお調子者巡査部長。津原とは盟友。警視を辞め週刊誌記者に。
◯植草利巳…同班で兄貴分の巡査部長。遥の兄。正義感強く面倒見が良い。
◯植草遥…堀田班のマドンナ。津原の事が好きだが、大河内にアプローチされる。
◯大河内守…一番若い巡査部長。内気で押しが弱い。遥に惚れている。
強盗事件のマル被・曽根に繋がる情報を何処からか拾ってきた。
◯堀田次郎…主任警部補。人情味に溢れ部下からの信頼も篤い。
◯岩城繁男…警視監。現・関東管区警察局長。名越の娘婿。
◯名越和馬…元警察庁長官。岩城の舅。南関警備保障に天下り特別顧問に。その後交通保安事業会の理事に。堂島とはツーカー。
◯堂島慎一郎…右翼のドン。國永会の親玉。名越を操る。
◯奥山寛…捜査一課・主任警部補。馳のアリバイ擬装の犯人。
Posted by ブクログ 2020年04月19日
相変わらず嘘みたいなことが起きる世界ではありますが、面白くて一気に読める。
警察ものが好きな人にはたまらない一品です。
スターシステムを取ってる作者なので別の作品で主人公が登場するとか…
そういうとこも含めたまりませんな^_^
Posted by ブクログ 2024年03月12日
焼け爛れた異形の顔を持つ「吊るし屋」と呼ばれる殺し屋。
悪が持つ正義。悲しみを背負う悪。
今回の誉田哲也作品は、どこか様々な試みを感じさせる一冊でした。
作中、歌の歌詞のようなものが出てくるが
あれは『最後の雨』だったんだろうか。
Posted by ブクログ 2023年12月05日
再読。
『ジウX』を読んで、ジロウくんの前身を確認してみたくなった。初めて読んだ時は『ジウ』シリーズのことは知らなかった。『歌舞伎町』シリーズや他の作品から、ジロウくんも元警察官とは分かっちゃいたけど、全然結びつかなかったなぁ。今回読み直してみたけど、まだまだ彼には空白の時があるよね。いずれ埋まるの...続きを読むかな。
Posted by ブクログ 2023年08月04日
さすがにこれだけ首吊り自殺が連発したら、事件性が疑われるだろう、と思うけれど、それを含めてダークな展開がハードボイルドしていて、かえって潔く清々しい。復讐を遂げる結末は救いが無いけれど爽快感はあった。
Posted by ブクログ 2023年05月03日
『「ストロベリーナイト」「ジウ」を凌駕する、誉田史上、もっともハードな警察小説!』と帯で謳ってはいるけど、どうなんでしょ?
ハードと言えばハードで、それなりには面白いんだけど、ちょっと終わりが微妙。。。別シリーズとの主人公の競演に期待かな?
職業柄、タイトルの意味を最初「ハングアップ」→「にっちもさ...続きを読むっちもいかない、みたいな感じ」、の方に捉えてましたw。
Posted by ブクログ 2023年03月15日
この本の伏線なのか、誉田先生全体の伏線なのか、ジウの伏線なのか、どこまで納得して読むか?読み直しつつ読み進める。そんな感じでした。→歌舞伎町セブンへ
Posted by ブクログ 2022年10月14日
母から借りた本
・
警視庁捜査一課の津原は同僚や上司にも恵まれ、先輩刑事の妹に秘かな恋心を抱き、その妹もまた津原を慕っていた
ある日、数年前に起きた宝飾店オーナー殺害事件の再捜査に当たることになった津原達堀田班
犯人を逮捕したにも関わらず、堀田班全員が言わば左遷されてしまう
そして、裁判で被告人は津...続きを読む原が思いを寄せる女性の兄である先輩刑事から自白を強要されたと一転無罪を主張した
その後、先輩刑事は自殺してしまう
先輩刑事の自殺を不審に思った津原と同僚は真相を暴くため独自に捜査を始める
・
うーん…
死にすぎじゃない?
読後感悪すぎる
真犯人もうん、まぁ、そっか…
って感じだった
えー!!?
まさかのこの人が!?
という展開を期待したけど、期待通りとはいかず…
わぁ!いっぱい死んじゃったな
という感想だけがただただ残った
Posted by ブクログ 2022年10月12日
今までに読んだ誉田作品の中で最も多くの登場人物が殺害された気がします。。
主人公の津原は警視庁捜査一課の刑事。
上司や仲間に恵まれ、心地よい環境で働いていた。先輩刑事の妹とは、互いに密かに好意を抱きあっている。
あるとき、昨年発生した宝飾店オーナー殺害事件の再捜査にあたることになった津原達。犯人逮...続きを読む捕に至ったものの、津原達に突然左遷とも受け取られるような異動が命じられ、全員が所轄署へ別れてしまう。
一方、逮捕した犯人は裁判で一転、無罪を主張。津原の先輩刑事に自供を強要されたと発言する。
実際には取り調べを担当していない先輩刑事はその報道後に自殺し、マスコミの報道は加熱していく。
先輩刑事の自殺に不信感を抱いた津原は真相を調べ始める…
ありがちな設定ですが、終わり方がありがちではなく、救いようがなくて、誰もハッピーにならなくて、
事件の犯人が分かっても、とても前向きな気持ちにはなれず、それどころかどんよりと沈むような疲労感と
絶望感が残る一冊。
馳という殺し屋の心理描写の巧みさは、私好みでした。
現実にあるかもしれない、と思わせるストーリー設定ですが、黒幕の語りが少し薄っぺらく感じてしまった点が残念でした。
Posted by ブクログ 2022年04月17日
捜査が打ち切りになっていた殺人事件に、新たな情報がもたらされ、再捜査をすることになった警視庁捜査一課のメンバーがメインで話が進んでいきます。
犯人は勿論何人も殺しているので許されるものではないと思いますが、本当はそんなに悪い人ではないのかもと思いました。
自分の知らないところで、こんなことが起...続きを読むこっているのか、自分が知らないだけなのか、考えてしまいました。
ジウシリーズの5作目ですか、今回東警部補はでてきませんでした。
シリーズのスピンオフ的な話で、シリーズを読み進めて行けば、回収されていくストーリーなのか、楽しみにして、次の作品を読んでみます。
Posted by ブクログ 2021年02月03日
大切な人が次々といなくなって苦しくなった。トップの世界は恐ろしい。
何も知らず平凡に生きることの有り難みを知った。
犯罪だとしても最後はつい主人公の末路を応援したくなってしまう。
Posted by ブクログ 2020年08月26日
警視庁捜査一課の5名による1つの班が担当することになった、宝石店オーナー殺人事件の再捜査。この事件の解明に動き出したことから、大きな見えない力が動き出す。実際にこれまでの政治絡みの自殺報道の中には、まさかこんなこともあったりするのか?!なんて思ったり、、、
Posted by ブクログ 2020年07月16日
重い内容だった。大切な人を徐々に亡くしていく津原。事件の背景に政治的な思惑が入っており、国の為と言いながら自己中心的な理由で様々な人の人生を終わらせた。
最後の最後にもう1人の実行犯が出てきたのは意外であった。
Posted by ブクログ 2019年01月17日
「誉田作品史上最もハードな」という冠の通り、ハードだった。
とにかく人がめっちゃ死ぬ。
こんなに人が死ぬ小説は久々に読んだ。
綾辻以来か…
そしてその理由が陳腐なのが悲しい。
こういうのは苦手。
最後にまた死んでるけど、あれはついに自分が吊り師になっちゃったってことなのかな…
それとも別の吊り師が...続きを読むやったってことなのかな…