感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2016年12月15日
ぬいぐるみと喋れる人種と喋れない人種がおり、私は圧倒的に前者。
外在化された深層意識、なのかもしれないし、ほんとうにあるいは…。胸がとても痛くなる小説だった。
人形やぬいぐるみを自分以上に愛している人におすすめ。
文体は独特だが、慣れればするっと読めると思う。
Posted by ブクログ 2014年03月12日
純粋に自分の味方でいてくれる人なんて、なかなかいないと思う。
叱られたり、悪いことを悪いと言ってくれる人がいるからこそ、人として成長するんだろうけれど・・・。
それでも、泣きたい時や辛い時、大丈夫だと慰めてくれる相手がいることが、どれほど心強いか・・・。
離れていても、自分のことを必要とされな...続きを読むくなっても、忘れられてしまっても、心はつながっている・・・。
大切にしているぬいぐるみが、くますけ達のように、私のことも見守っててくれたら嬉しいなと思った、素敵な小説でした。
Posted by ブクログ 2013年02月14日
映画「テッド」に影響されて、久しぶりに読みたくなった一冊。
主人公である成美は大人びた小学生なのだが、この「大人びた」がないと、小学生っていうリアリティがなくなってしまうので、そこは上手くえがかれている。
クライマックス、裕子が成美を探すシーンは、何度読んでも感動できる。
でも、最終章。ここが、この...続きを読む物語の真骨頂。ぬいぐるみの話なのに、ホラーになる瞬間。ゾクゾクさせられる。
改めて読んで、会話の駆け引きの仕方が書かれている作品だと思う。
Posted by ブクログ 2021年05月02日
「おしまいの日」に続いて新井素子作品2冊目。
サイコホラーということだったのだけれど、特別サイコもホラーも感じなかった。
それは新井素子ワールドを完全に受け入れてるからなのかもしれないし、自覚はないけどぬいぐるみに対する認識が主人公と一緒だったりするのかもしれない。
そんな自覚はないけども。
...続きを読むぬいぐるみへの愛とか、親近感とか、そのへんの個人差が感想に影響しそうだなあ。