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Posted by ブクログ 2016年05月08日
《弱点を質問攻めにする》
・どのような意見でも、必ず、その立場によって「強い面」と「弱い面」があります。声の大きい人,押しが強い人は「強い面」をたくみに強調して、議論を有利に進めます。
・議論のポイントは「相手の弱点」を攻め続けること。攻め続けるというのは質問し続けるという意味。自分の弱点ではな...続きを読むく、相手の弱点に目を向けて、その弱点をさまざまな角度から質問する。話題の大半が「相手の弱点」になれば、相手の主張が弱く見えてくる。
→自分の議論,会話を考えると、相手の弱い面が見えたとき、いたたまれなくなり話をずらす傾向があると思う。また自分の弱い面が出たときに謝罪に回り、そこに集中していってしまう傾向がありそうな気がする。
使う場面を選ぶ必要はあると思うが、参考になる部分が多かった。
Posted by ブクログ 2016年02月19日
字数は少なかったけど、内容はまぁまぁ面白かった。
・議論で必要なこととして、
まず相手にどう勝ちたいのかを決めることによって、その方法が違ったものになる。
例えば相手の気持ちを害さない様に自分の意見を通して納得させるには、相手の細かい言葉尻などを指摘しない。
まず相手の話をしっかり聞き、そこで相手...続きを読むを褒める。
しかしただ褒めるのではなく「一生懸命調べたこと」とか「熱意がある」ことに対して褒めるであって、こちらに不利になる意見を褒める訳ではない。
相手を屈服させる為の議論であれば、言葉尻などを責めたりするのも有効。
しかし言葉尻ばかり責めていると、自分の意見に自信がないと捉えられることもあるので加減が必要。
・相手がどれくらいの理解力があるのかを判断して、抽象論と具体論を使い分ける。
Posted by ブクログ 2015年03月02日
必要性はあっても許容性がないことを指摘する、客観的事実にあわないことを指摘する、矛盾を指摘する、総論賛成各論反対、無視して話題をそらす、感情論には深入りしない、問題点を自分に有利に設定する、問題点を整理する、言葉の定義をしてもらう、成功事例を聞く、初心者の質問をする。
Posted by ブクログ 2012年09月23日
6つの反論の方法が簡潔にまとまっていて分かりやすかった。相手に反論することを目的としてまとめられているが、これはどういう点から反論が生まれてくるのかということをまとめたものでもある。つまり反論されないようにするためにはどうすれば良いのかという事も、本書を読むことで学ぶことができる。
Posted by ブクログ 2012年09月13日
人と話している際、または議論している際、このままだと相手の言いなりになってしまう、という危機感を感じることがある。そして、それを防ぐために、さまざまな抗弁をすることになる。
その抗弁をパターン化したのがこの本である。
「弁護士だけが知っている」はちょっと言い過ぎで、書いてあることのほとんどは皆が普段...続きを読む実施していることである。
例えば、「相手の入っていることを受け入れる気がないときに、相手の細かいミスを指摘し続けろ。そうすると相手の戦意が落ちてくる。」というような内容が書かれている。これは、(少なくとも私は)知らず知らずに実践していることである。
このように書き物として整理されると、パターン化、体系化されて、「この方法はこういう効果を持っていたのか」と再実感できる、というのがよいところです。
自分の行動を再認識できたので、☆4つ。既に自分で実践していること(がほとんど)なので-1とします。
Posted by ブクログ 2018年10月08日
序盤は、質問に質問で返す、話を変えるなど、少し小手先な感のあるテクニックから始まり、中身の薄い本だと思い、思わず読むのをやめようと思った。しかし、こうした本は、経験的に、10のうち、7、8位は知っている事や言うまでもない事であっても、自分が知らないノウハウや金言が隠されている事が多いのもわかっている...続きを読むので読み進めてみることとした。
本書で、学びとなったのは下の2つである。
■ キーワードを選定して繰り返す
やってしまいがちなのが、自分の納得度に合わせてしまうことだが、キーパーソンのキャラクターや立場、個性、価値観に合わせる事が重要である。
■ 抽象論と具体論を使い分ける
抽象論は専門家同士の議論ではスピーディであるが、専門外の人には具体的な例を挙げることが必要である。抽象論と具体論の置き換えに長けた人は、教えるのが上手であり、予備校のカリスマ講師などはこうした例である。
Posted by ブクログ 2015年12月13日
弁護士が書いた「反論するための技術」がまとまった本です。「敵=相手にたくさんしゃべらせて、そこで出てきたほころび(=論理的矛盾)を突く」とか「相手の意見に賛成するほめ方をするのではなく(賛成したと思われるので)、相手の『熱意』を褒めていい気分にさせる」など、ああ、そういえばやられたなーと思い当たるこ...続きを読むと多し。
でも、普通のことしか書いてないですし、結局は誠実に(相手が良いことを言っていると思って受け止めたうえで)議論したらいいだけなのではないかと思いました。←じゃあこの本読むなよと言われそう。(笑)
Posted by ブクログ 2014年05月02日
○弁護士の木山氏の著作。
○弁護士としての経験をもとに、ビジネスや日常会話の中で”反論”する場面を想定し、効果的な”反論”の方法をレクチャーしたもの。
○とりわけ目新しいことはなく、もっともな内容が多い。小手先の技や逃げの方法についても紹介しているが、それができるのは、弁護士というバックグラウンドが...続きを読むある(=立場が上)ということが、いろいろな反論を可能としているのだろうとも思ってしまう。一般人としては、反論に自信と勇気をもつことが大事なのだろう。
Posted by ブクログ 2013年12月31日
著者は木山泰嗣氏。鳥飼総合法律事務所所属の弁護士。
感想。1500円という価格と、たいそうなタイトルにはあまり好意は持てない。
結論をすぐに示してくれて、サクッと読めて、方法論を教えてくれた点では十分期待に応えてくれた。小手先のテクニックでしかないかもしれない。しかし、使えるものも多く◎。
備忘...続きを読む録。
•「そもそも〜ってなんですか?」
•「成功事例はどれくらいあるのですか?」
•嫌なながれになりそうだったら、問題点を、自ら整理して話をまとめに入る。
•相手が感情的になった時は、それに付き合わず、ただ耳を傾けることです。
•弱い部分を攻められたら「そんなくだらないことを聞くんですか?」という顔をして、意図的に無視する。
•総論賛成、各論反対の表明。
•相手が話しているのを遮って、誤字脱字レベルを指摘する。
•「〜すべきだ」という意見に反対する場合、必要があっても許容性がない事を指摘したり、失敗事例を指摘する。
•キーパーソンに対して主張する。何が良い悪いでわなく、意思決定者が最終的にどう判断するか。
以上
Posted by ブクログ 2013年05月15日
詭弁,レトリックの要素が強い。
しかし,結構,使えると思う。
調子に乗って使いすぎると,友達をなくしてしまうので,
ほとほどに。
目次を眺めるだけでも,得るものは多いだろう。
反論する技術1 意見ではなく質問で返せ
1 初心者の質問をする
2 図に描いてもらう
3 言葉の定義をしてもらう
...続きを読む4 成功事例をきく
5 弱点を質問攻めにする
6 細かいことを質問し続ける
反論する技術2 不利になったら話を変えろ
1 問題点を整理する
2 (弱い部分に入りそうな)話題を転換する
3 傍論(本質でない議論)をかわす
4 問題点(争点)を自分に有利に設定する
5 回答する義務がないことを伝える
6 回答できない事情を伝える
反論する技術3 まともに答えずに様子をみろ
1 熱意をほめる
2 感情論には深入りしない
3 反論するまでもないなら黙っている
4 無視する
5 即答せず、後回しにする
6 確認する
反論する技術4 おかしな点を指摘してプレッシャーを与えろ
1 一般論はよいとしても、具体論としては妥当でないことを指摘する
2 矛盾(自己矛盾)をさがして指摘する
3 客観的事実にあわないことを指摘する
4 細かな誤りを指摘する
5 必要性はあっても、許容性がないことを指摘する
6 失敗事例を指摘する
反論する技術5 自分の考えの良さを伝えろ
1 時系列で示す
2 動かない事実をベースにする
3 問題点を指摘したうえで、代案を出す
4 キーワードをつくり、繰り返す(すりこみ)
5 一番重要な話を繰り返しする(一貫性)
6 キーパーソンに響く言葉を使う
反論する技術6 証拠を示して納得させろ
1 客観的な証拠(記録)を示す
2 正確な数字を示す
3 統計データを示す
4 具体例を挙げる
5 権威を引用する
6 成功事例を紹介する
Posted by ブクログ 2013年04月14日
反論することを題材として、基本的なことを整理してわかりやすく解説されており読みやすかったです。当り前だろうと思うようなことが沢山書かれていますが、私もそうですが実際にやろうと思っても意外と出来ないと思います。頭の中を整理するには良い本かと。一日あれば読めます。
Posted by ブクログ 2013年02月14日
議論に負けないための本だけど、内容としてはそんなに濃くはない。話の進め方が上手な人間が普段していることを、整理して紹介しているといった印象。
入門書には最適。物足りないと思った人は「レトリックと詭弁」といった詭弁指南書に進むと良いと思う。
Posted by ブクログ 2012年12月09日
これを読んで、ある知り合いを思い出した。
その人は、自分の意見を通すのに、とてももっともらしいことを言うけれど
人間として薄っぺらな感じがして、付き合いたくないと思われる人。
この本を読んで、その言動が似ているなあ、と思った。
この本で紹介されている手法は、表面的な対処法であり、
ある程度有効だ...続きを読むけど、結局、人間の底の浅さは隠せないんじゃないかなあ。
逆に、情報社会で発信者が使ってくる手法でもあると思うので、知っておくにこしたことはない、かな?
参考にしたいと思ったのは以下。
・ 事実をベースにする。
事実を伝えるときに間違ってはいけない。
・ キーワードをつくる。
キーパーソンに響く言葉を使う
相手のものさしを知る
Posted by ブクログ 2021年02月27日
意見ではなく、質問でかえせ!
不利になったら話を変えろ!
まともに答えずに様子をみろ!
おかしな点を指摘してプレッシャーを与えろ!
自分の考えの良さを伝えろ!
証拠で示して納得させろ!
事実には相手もつっこみを入れることができない。
結果、長くしゃべられる。
耳を傾けられ信用される。
Posted by ブクログ 2012年11月03日
帯には、
「質問で返せ!」
「話を変えろ!」
「プレッシャーを与えろ!」
など、殺伐かつ好戦的な表現が踊っています。
相手を思いやり、うまく反論できればということだと
思います。
うまく、反論を利用できれば、
といったところです。
Posted by ブクログ 2012年08月25日
反論はただのキャッチボール。その技術、いわばスローイングの技術を学んで坦々と実践するといいよ。
何かつっこみを入れられて反論したいんだけどうまく応えられない。
こんな時上手に対応する方法は、「何もすべて言い返す必要はない」って事だそうです。
逆に質問をする、話を変えてしまう、様子をみてみる、相手の...続きを読むおかしな点を指摘してプレッシャーを与える、自分の考えのよさを伝える、証拠を示して納得させるなど。
比較的ガチにやるものからさらりと流すものまで、具体的に例が出されていて実用的ですねー。色々応用もききそう。
私が参考になったのは「相手にしない」のバリエーションで熱意を褒めるってやつです。ツンデレ打法?
いや~よく調べましたね!って相手の意見の内容をほめるんじゃなくって熱意を褒める方法。
「ご苦労さんですね、熱意はすばらしい!(でも出直してきてね)」ってやつです、ツンデレ打法??
反論するのはいいけれど、相手の面子をつぶしちゃだめ。議論で勝っても相手の気分を害してもトいいことなく、勝ちすぎちゃダメということです。
心に留めておこう!