感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2011年08月30日
他の人の評価は低いみたい?だけど、サイコーに面白かった!
過失で人を殺めた主人公。
その被害者を更生させようとしていた定年間近の巡査。
その主人公に瓜二つの殉職した刑事の妻と、慕っていた後輩。
さらに、その男を嫌っていた管理官。
複雑な人間関係に、まるで関係なく思えた事件が絡み合い、
怒濤のよう...続きを読むにストーリーは進む。
横で綾をなす殺人事件も、切なくて響く。
もしかしたらご都合主義的な事件の並びとのそしりもあろうが、
それをすべてよしとしたいくらい、登場人物の一人一人が切なく丁寧に描かれている。
好きな作品。
1巻しか買っていなかったので、帰りに本屋に直行。
そして次もまた、止まらない!
Posted by ブクログ 2019年05月07日
買ってからシリーズものだと知りました
シリーズ用の事件をチラ出ししながら
単巻での事件をメインにわけあり刑事達のお話
でした
その刑事達がみな個性的で楽しませてくれました
Posted by ブクログ 2012年08月31日
殺人を犯しながらも、逃げるより復讐するため警察官になった南條。完璧な容貌をなぜか分厚い眼鏡でひた隠しにする財前。正義感も気も強い美人刑事・霧子。陰惨な事件の捜査会議で一堂に会するが、それぞれの過去や思惑が絡み合いもつれていく。南條に疑念を抱く定年間際の刑事・多治見も動き始め…。信念と正義を問い直す、...続きを読む新・警察小説。
Posted by ブクログ 2011年11月12日
次作を検索して購入しなくては、と思わせられたラスト。
犯人は分かっていて、そこにどうたどりつくかが物語になっているが、登場人物の背景にはなんだか大きな謎かけがあって、なかなか面白かった。
しかも登場人物それぞれのキャラクター設定もいい。
楽しみなシリーズをみつけた。
Posted by ブクログ 2011年09月04日
結構面白かった!前作の「怨み返し」では、なんとも救いが無くて苦しかったけど、今回はちょこっと救いもあって。登場人物がほぼ全員〇〇〇っているのがすごい。ここまで徹底して〇〇〇っているのって、あまり無い。 物語が”偶然””直観”に頼っている部分もあるけど、一気に読ませる構成が上手い。複雑に絡み合う相関関...続きを読む係もなんとかすっきり頭に入るのは、一重に構成の賜物。ちょっと詰め込み過ぎなのが玉に瑕。
Posted by ブクログ 2018年06月16日
殺人を犯しながらも、逃げるより復讐するため警察官になった南條。完璧な容貌をなぜか分厚い眼鏡でひた隠しにする財前。正義感も気も強い美人刑事・霧子。陰惨な事件の捜査会議で一堂に会するが、それぞれの過去や思惑が絡み合いもつれていく。南條に疑念を抱く定年間際の刑事・多治見も動き始め…。
Posted by 読むコレ 2013年03月09日
文庫書き下ろしの警察小説。デビュー作の
トリッキーさと比べるとかなりオーソドックスな
印象を受けますが、読み進めるうちに入り組んで
捩じれていく事件の構図に翻弄されていきます。
その翻弄されっぷりは...結構気持ちいいです。
(恐らく)主人公であるハコ番勤務の警察官の
「南條」自体が...続きを読むそもそもある事件の犯人だという
非現実的かつトリッキーな設定。そこからその事件を
ひたすら追う定年間近な老刑事、そして「南條」の所轄
で起る連続通り魔事件...いくつかの事件が絡み合って
結末へつ進んでいきます。
通り魔事件自体は「南條」の活躍で解決を見る事に
なるですがその南條の抱える事件自体はやはり霧の中...
最後のページに登場する黒幕も本編のどこで登場したのか
全く覚えていないような伏線の張り方にしてヤラれました。
読む毎に面白くなってる作家さんですね。
Posted by ブクログ 2012年02月03日
面白い警察小説をみつけた。
恋人の事故に神奈川県警の影を感じ、秘密を探るために警視庁に入庁。だが入庁前に事故を探るうちに間違って殺人を犯していた。
上記の話を軸に日常の事件にあたる主人公。犯人は最初から分かっており、どのようにたどり着くかのストーリー。
子を思う母の気持ちにうるっときた。
登場人物...続きを読むの謎もあり次が楽しみ。
恋人の事故に誰がかかわっていたのかはまだわからず。
Posted by ブクログ 2011年02月11日
本作に出てくる南條(なんじょう)刑事が追うのは、
女子専門学生の殺害事件です。その後も同様の犯行が
あり、犯人を南條刑事は追う事になります。
ですが、その犯人には自分の娘を思う心温まるエピソ
ードがあり、犯人にも人の心があった事がヒシヒシと
伝わってきます。 その為、娘を思うがあまりにも犯
行を行...続きを読むってしまった犯人には、少し同情する感すら覚
えます。
果たして、南條刑事は犯人を捕まえる事が出来るので
しょうか?また、本作には色々と回収されずに終わる伏
線がありますので、紹介します。
<伏線>
・南條刑事が警察になる前に、ある事件で本物の拳銃を
渡した義眼の男の正体は?
・南條刑事の元カノ(真理子(まりこ))の父親であ
る陳香弥(ちんこうえい)は、何故、警察関係者と
思われる堀之内と影山が知り合いなのか?
・定年間際の刑事である多治見(たじみ)刑事が追う
8年前の暴力団組員殺人事件には何があるのか?
・未来の亡くなる人の数が分るユキの能力は、いつか
ら?
・財前と知り合いの様である目の見えない女性沙織と
の関係は?
次回に期待しつつ、☆3つです。
興味がありましたら、ご覧ください。
Posted by ブクログ 2011年01月11日
文庫書き下ろしの警察小説。デビュー作の
トリッキーさと比べるとかなりオーソドックスな
印象を受けますが、読み進めるうちに入り組んで
捩じれていく事件の構図に翻弄されていきます。
その翻弄されっぷりは...結構気持ちいいです。
(恐らく)主人公であるハコ番勤務の警察官の
「南條」自体がそもそもある事...続きを読む件の犯人だという
非現実的かつトリッキーな設定。そこからその事件を
ひたすら追う定年間近な老刑事、そして「南條」の所轄
で起る連続通り魔事件...いくつかの事件が絡み合って
結末へつ進んでいきます。
通り魔事件自体は「南條」の活躍で解決を見る事に
なるですがその南條の抱える事件自体はやはり霧の中...
最後のページに登場する黒幕も本編のどこで登場したのか
全く覚えていないような伏線の張り方にしてヤラれました。
読む毎に面白くなってる作家さんですね。
Posted by ブクログ 2010年11月19日
殺人が起きて、もしかしてこの人が犯人か?と匂わせておいて、実はそのまんまその人が犯人でしたーみたいな前半にはズコーっとなったけど、そこからが面白い。
最初は点である色々な人間関係が、やがて繋がってひとつの線になる。線になりすぎてごちゃごちゃしすぎて、最終的に消化不良になってる気もするけど、纏め上げた...続きを読むのは凄い。
すごいけどそれが面白いかどうかは別問題。