【感想・ネタバレ】雲をつかむ死のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月14日

雲の中での死、つまり飛行機の中での殺人の物語。
最初に殺人があり、順に謎解きをする、
探偵ものの基本的な構成。

ポアロに興味がない人には、面白みにかけるかもしれない。
小型の飛行機が、都市間を飛び回っている状況が理解しやすかった。

具合を「工合」という文字を使っていて、最初は違和感があ...続きを読むったが、辞書を調べると、そういう表記もあることが分かりました。

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Posted by ブクログ 2017年06月04日

パリからクロイドン(ロンドン)に向かう旅客機プロメテウス号の中で、モリソー夫人、通称マダム・ジゼルが殺されます。居合わせたポアロが毒針を見つけ、その後吹矢筒も発見されたことから、それらを使って殺されたのだと考えられました。しかし、周りの乗客に見つからずに吹矢を使うことは、不可能のように思われます。
...続きを読む
ポアロは、“動機”と“可能性”という点から、この事件を眺めます。両方が存在する人は、いないように見えました。けれど、当初から気にしていた“所持品リスト”から、ポアロは殺人犯人を確信していました。意外な人物でした。

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Posted by ブクログ 2012年09月30日

個人的にはDVDで映像を見た後に小説を読んだ初のケース。どちらも面白い。ただし、西洋人の顔の見分けがあまりつかず、映像を見ても忘れてしまう自分の性質から、とても素直になぞ解きに熱中できたという特殊事情もあるだろう。

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Posted by ブクログ 2011年05月10日

パリからロンドンへ向かう定期旅客機プロメテウス号内で1人の女性が死亡する。
偶然同乗していたポアロは調査を開始する。

実はこの物語、クリスティー文庫ではない文庫版で読んでいたので今回はおさらいといった感じで読んだ。
犯人捜しがどうこうという点ではすぐ分かってしまったが(こういう自慢、ミステリ読みの...続きを読む悪い癖だね…(汗))、細かい部分はさくっと忘れていたので楽しめた。
忘れっぽい自分に感謝(笑)

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Posted by ブクログ 2023年08月02日

クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。普段の文脈と違った表現方法。序盤は不思議な感覚だった。
 今作は飛行機内という密室での殺人だが、密室である事がテーマではなく、フランスで金貸しをしているマダムジゼルがどのように殺害されたのかがポイントだ。当時の推理小説ではありきたりで古臭い印象があるであろ...続きを読むう、未開の地住人の吹き矢、未発見の毒など、大げさに伏線を広げながらも二本のスプーンや黄蜂の死骸、乗客の持ち物リスト等実際の手がかりも十二分に描写し、きちんと道筋が立つ様にしている。
 当時飛行機というものがどの様なものだったかがわかる描写が面白く、ポアロが飛行機が苦手というのもイメージ通りで彼の可愛らしさの部分である様に思う。
 クリスティ作品は時代背景と海外ミステリーという側面から登場人物がこんがらがる事が多いが、今回は飛行機のスチュワード等登場人物に挙げられていない人物も多く、冒頭に挙げた様に少し変わった書き方をしていた為、序盤なかなか苦労してしまった。
 クリスティは年寄りの描写も上手いが若くて魅力的な女性を描くのも得意で読者として感情移入しやすい。ジェーンについては犯人かどうかわからない中でポアロの「お節介」が始まった段階で犯人ではなさそうだと感じたが、ポアロの粋な計画もあり悲劇的であるがこれから希望に満ちていく女性としてとても印象深い人物だ。最後、あれ程ポアロが感心するなんて(笑)とてもチャーミングだ。
 また、クリスティ自身、考古学が割と身近にある関係上、考古学者の冒険に割と肯定的なのだろう。
 トリックとしては大味で、果たして3分程度で今回のトリックが可能かどうかは疑問だ。合わせて毒針を手で刺すにしても上手くできるかどうかは謎なのだが、ここはご愛顧で良いだろう。
 人の人相なんて他人であれば気が付かないため、変装などについては納得のいくものであった。 
 ポアロ含め警察も関係者を洗いざらい巻き込むのはミステリー古典のお約束だが、なかなか今回は冒険があると感じている。ホーバリ夫人への脅迫然り、ジェーンを秘書として連れていく事然り。古典だからこそ許容できる面白さだと思う。
 最後に、ジローは少しばかりでも登場し、皮肉の一つでも言って欲しかったが(笑)名前がでるだけでも楽しい気分になった。

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Posted by ブクログ 2022年03月28日

ポアロシリーズ。
本書の特徴は、最初のわずか30ページ程度で何気ない描写の中で事件が発生し、そのわずか30ページの話が以降の探偵パートにおいて進む点であろう。
ページ数が少ない分、他の作品と比較するとあっさりとした印象を受けた。しかし、探偵パートにおけるポアロの様々な施行の意味合いなど、解決編を読む...続きを読むまで全く思いつくことが無く、非常に上手く描かれていると感じた。

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Posted by ブクログ 2021年11月04日

ポアロもの。

パリからロンドンに向かう旅客機内で、金貸しの老婦人の変死体が発見されます。その老婦人の首には針で刺されたような跡があり、直前に飛んでいた黄蜂に刺されたのかと思いきや、席の近くに吹き矢の針が見つかります。
そして、偶然乗り合わせたポアロの席の背後から吹矢筒が発見されて・・。
その吹矢筒...続きを読むのせいで陪審員から有罪にされそうになったこともあり(?)真相解明に乗り出すポアロ。
イギリスとフランスを行き来しながら、老婦人の背景を洗っていくうちに意外な事実浮かびあがってきます。
飛行機の中での殺人という事で、基本的に犯人は乗客のメンバーと乗務員(スチュワード)に絞られるのですが、座席表を何度も見ても私の脳細胞では特定は難しく、結局ポアロが明かす真相に驚愕するといういつものパターンでした。
因みに、陪審員に有罪にされそうになった件でポアロをいじるジャップ警部はとても楽しそうでした。

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Posted by ブクログ 2020年09月11日

はーあ、思い込みで読んで最後にしっかり騙された!


面白かったけれど、世間的に評価が低いのは
可愛い子がしゃしゃり出てきて結局別の人とくっつくというよくあるパターンだったからかしら?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月04日

文中にある『黄と黒の毛羽立った絹のようなものが結びついている』凶器の毒針の説明がいまいち掴めませんでした。

題名は何度か変わっていますが、雲をつかむ死という訳がぴったりで好きです。

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Posted by ブクログ 2020年01月08日

ポアロシリーズ10作目。今回は最初からポアロがいる……と思いきや、まさかの乗り物酔いでいつもの洞察力が少なめ(笑)
前作よりは楽しめたけど、ラストが個人的にはうーんって感じ。
そこ?!みたいな(笑)
読み返したら確かにそういう風に描かれているし、クリスティーうまいなーって思うけど、いきなり人変わりす...続きを読むぎじゃない?(笑)


ポアロは相変わらず粋なおじいさん。てか、だんだんチャーミングになってる気がする。

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Posted by ブクログ 2018年06月11日

青列車に似てるという感想を目にしてやや期待せずして読んだものの青列車の内容をあんまり覚えてなかったので普通に楽しんで読んでしまった
トリックはちょっと無理がありそうで予想できなかったな

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Posted by ブクログ 2018年02月27日

飛行機内で起きた、毒針による殺人美件。豪華寝台特急の次は航空機か~と思ったが、飛行機の場面はあっさり終わり。トリックはわからなかったけど、なんとなく魅力的女性とそれに惹かれる二人の男性という、青列車で読んだプロットに、なんとなく犯人の予想はついてしまった。

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Posted by ブクログ 2017年10月23日

飛行機内で起きた殺人。たまたま、ポワロも乗っていた。登場人物が多く、設定された人物の特長が覚えられず楽しめなかった。

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Posted by ブクログ 2020年08月26日

一度映像でみたことがあったけど、全然内容を覚えていなかったので楽しめた。ジャップ警部以外にも警察が出てくるので、それもまたおもしろい。また映像でも見てみよう。

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Posted by ブクログ 2016年01月19日

飛行機の客席見取り図を付け、11人の乗客全員について、犯行の可能性と動機をつぶさに検討する、本格志向の作品だが……。
終盤までは楽しめたが、真相はいただけない。
このような殺人トリックで騙せるとは思えないし、うまくいかなかった場合のリスクが大きすぎる。
また、事件の背景にある人間関係だが、警察の捜査...続きを読むで明らかとなることであり、計画に無理を感じる。
終盤になって、ようやく明らかとなる「あの人物」の存在も、普通は警察がとっくに訊問しているはず。
また、事件に関係する人物がこんなにもうまくつながっているというのは、ちょっと出来過ぎ。

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Posted by ブクログ 2015年05月18日

ポアロシリーズ。今回はジャップ警部やフルニエ警部など様々なタイプの警部が出てきて、そこは面白かった。

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Posted by ブクログ 2015年02月12日

登場人物・事件発生時の関係者の位置関係が頭に入らず、楽しめなかった。

この時代(1935年)に飛行機の一般利用があるというのが新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2014年09月18日

飛行中の機内というのは、ある種究極の密室だと思う。
矢筒と蜂は予想通りだったが、
この変装にはちょっと無理がありそうな。
野暮と言えばそうなのだが。

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Posted by ブクログ 2014年02月10日

最後の証拠を出させるところは、ちょっと強引で、よくある感じだったかな。

名探偵ポアロは、恋のお悩みも解決するみたいです。それって、クィン氏と、一緒じゃないか(笑)
でも、そのメロドラマな部分が、好きです。

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Posted by ブクログ 2012年10月26日

訳が変わったからなのか?!誰が犯人かと推理して読めた。(いつもは話を追ってそれどころじゃない私‥)昔はよく読んでいたけれど、読んでいなかったクリスティー小説を読もうかな。
デビットスーシェのポワロが好きすぎて、ドラマで大満足していて、読んでいたのはシリーズ物じゃないものばっかりだったんだよなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月05日

空の上、いわゆる飛行機の中で起こる
謎の毒殺事件。

密室状態の中で起きる事件であるから
犯人は絞りこめるはず…であるのに
乗客は曲者ばかり。手かがりは、機内に残された
猛毒を塗られた吹き矢の針…

トリック的には、少々無理やり感が否めないが
個人的には好きな作品。

吹き矢と言うものが、とても珍妙...続きを読む
気に入っている♬
吹き矢て…w
そんなものを、機内で吹いて殺そうとしたら
目立って仕方ないだろうと、頭の中で想像すると
面白くてしかたなかった。
いつの時代の、どこの土地の人間なんだろうwとかw

そういった意味でも、楽しい作品でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

雲をつかむ死読んだ。これは途中から完全に犯人が読めちゃったし、もってまわった展開なのでウーンとなったけど、ナイルに死すを読んだ後だからかも。とりあえずフルニエくんにはガッカリです

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