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Posted by ブクログ 2021年10月15日
昭和39年に読売新聞に連載された文庫本700頁を越える長編。愛媛県の西部、八幡浜に隣接する地検庁舎の一部が放火。失われたのは、過去の事件資料、そして事務官の焼死。その裏に見え隠れするのは、暴力団と代議士。若き検事が事件の真相を追う。結末は、予想もよらないストーリー。今となっては叶わないが、続編が読ん...続きを読むでみたい。
Posted by ブクログ 2021年08月28日
松山地方検察庁で起きた不審火。当日2名いた宿直職員は抜け出して居酒屋で飲んだ後、1名は不審火の中焼死し、もう1名は不可思議な記憶とともに心身喪失状態で発見された。また、不審火とともに亡くなった15年前の事件記録。地方検察庁で起きた事件から紐解かれる過去。長編小説であるが、場面展開がテンポよく読みやす...続きを読むく面白い作品。
Posted by ブクログ 2013年03月31日
松山地検庁舎の怪火で事務官が焼死、事故として処理された。だが死亡した元検事の娘からの手紙に不審を抱いた青年検事は、真相追跡を始めた。そして浮かびあがるのは暗い過去を抹殺しようと腐心する黒い影――。青年の傷心と挫折の日々を活写し、推理小説の枠を超えた巨星松本清張の本格派傑作長編!!
新聞連載とあって、同じ説明が繰り返される。前読んだのにまたか、と思う説明描写が多く、中盤からは早く終わらないかと思いながらページをめくった。他のある清張作品に似ているが、それよりは質が低い。セールで購入したが、もう読まないと思う。