【感想・ネタバレ】白光のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2017年02月10日

人物の関係もあるけど、それ以上に感情がもつれあって噛み合わなくて、事件以上にミステリーでした。殺された少女がこのまま成長していたら、それはそれで別の事件を呼んでいそうな…。次はストレートなラノベの、純粋な恋愛ものが読みたくなりました。もうオナカイッパイ。

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Posted by ブクログ 2016年04月22日

これが連城ミステリーと言うんでしょうかね。
それぞれの関係者の独白により少しずつ真相が明らかになっていく。読み進めるにつれて先が気になっていきました。それにしても殺された子はどうにも報われません。
東野圭吾の赤い糸を思い出しました。

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Posted by ブクログ 2013年03月31日

意表を突くミステリーで「救いなき物語」とあるように、やるせない気分になりました。
ある家で幼い少女が殺された事件。真相は最後の最後しかわからないのだけれど、彼女に関わる家族の誰もが彼女がいなくなることを望んでいたとは、あまりに悲し過ぎます。
驚くストーリーの仕掛けに一気に読んでしまったけれど、嫉妬や...続きを読む屈折した様々な想いが普通の人間をいつでも殺人者に変えてしまう恐ろしさがずしっと来ます。

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Posted by ブクログ 2012年03月30日

とある家庭で起きた一つの事件。
庭に埋められて亡くなっていた少女が発見される。

その事件に関係した人物たちが語る事件の真相、そこに秘められた各人の思い。
それぞれが持つそれぞれの思いが交錯し、次第に明らかになっていく真相がなんとも悲しい。
特に悲しかったのはもう一人の少女の語りだった。

最後の方...続きを読むは真相が早く知りたくなって、一気に読み進めてしまった。

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Posted by ブクログ 2011年06月12日

怖い……怖過ぎる……

過去から逃れられない怨念が、まさにいたいけな、無実の少女一人の上に爆発してしまった@@

複雑極まりない人間関係の軋み。まさに連城節。
ミステリーとしても「な、何事?」と思わせて、先へ先へと読み進ませる。
くるくると視点が変わり、登場人物たちがそれぞれの「真実」を語り出す……...続きを読む

誰も彼もが少しずつ嘘を言い、少しずつ真実を言っているのだけれど。
結局は「すべてその人にとっては真実」と思わせてしまうところが深い。
人の情って、ねじれてこんがらがってしまうと、なんと怖ろしい様相になってしまうのか。

連城先生の作品は、いわゆる最後の「ネタ明かし」の部分が冗長過ぎる、登場人物に語らせ過ぎるきらいがあって。
個人的には、説明口調的にガーッと喋らせるよりは、ストーリーで展開させて明かしていったほうがより豊潤な作品になるのでは、と僭越ながら毎回思ってみたり……

でもまあ。
最後の最後の最後まで油断ならない作品ですよ^^;
「コワ!コワコワコワ!」と震えてしまいます。
が、あの少女があまりにも可哀想過ぎる……;;

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

一気に読み上げてしまえる。簡素でシンプル、格調高い文体のインパクトは強い。派手なトリックや手に汗握る展開もないが、その分心理描写は非常に優れている。一人称によって次々と変わる語り手の心の闇はとてつもなく深い。完成度は飛び抜けている。

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Posted by ブクログ 2015年01月17日

戦時中出征直前に妻に裏切りを告白され、その子は自分の子でないことを知ったことがトラウマとなり戦地で現地の罪ない少女を殺してしまった老人。この老人の独白から物語は始まる。戦後、死んだ後妻との間に生まれた長男と嫁、孫娘と暮らしていたが、ある日嫁の妹夫婦の娘を預かる事になる。しかし嫁と孫が出かけた隙に預か...続きを読むった少女が殺されてしまう。少女は誰に殺されたのか?家に残ったのは老人一人。老人が犯人かと思われたが、近くに不審者の目撃も相次いだ。老人、嫁夫婦、嫁の妹夫婦、そして嫁妹の愛人、それぞれの独白により物語の核心に近づいてゆく。殺された少女以外はそれぞれ心の中に秘密があり、裏切りと復讐の実態が明らかになってゆく展開は面白い。全体として雰囲気の暗い小説であり、後味も良くないが記憶に残る小説だ。

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Posted by ブクログ 2014年07月27日

一見なんてことない家族間の複雑な人間関係を執拗に描いた作品です。
殆どが独白という形式で描かれている為、それぞれの人物の本音が全く判りません。次第に明らかになってきますが、最後までもつれる展開で目が離せません。
本格らしいどんでん返しの快感は味わえませんが、情念型ミステリーの良作だと思います。

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Posted by ブクログ 2012年04月22日

著者の作品は初めて読みました。

個人的には評価が難しい作品でした。
淡々と残酷で、救えない人物たち。メインの主人公は聡子さんなんだろうけど、視点が入れ代わり立ち代わりするので、作品を外から眺める事はできても中に入り込む事はできませんでした。
そんな風に物語を眺めているだけだったのに一気に読めたのは...続きを読む、練りに練られた構成だったんだろうとは思います。

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Posted by ブクログ 2010年10月10日

妹・幸子の娘・直子を預かった聡子。
痴呆気味のお祖父さんと2人を残し歯医者へ行っていた間に直子が殺された。
真夏のこの日、家の中で一体何が起きたのか。
夫、義弟、妹、娘、そして祖父。それぞれの独白から徐々に浮かび上がる真相。。。

初めての連城ミステリ。

なんだかもう、やりきれない作品。
とても静...続きを読むかに、淡々と独白で話が進んでいくのですが、少しずつ明らかになる「少女が死ななければならなかった理由」。
そんなものがあってたまるか、なのですが、複雑に絡み合った人間関係と愛憎に眩暈がし、最後にはそれを受け入れてしまいました。
これこそ負の連鎖。

全てが独白なので、その人物のエゴや思い(あるいは思い込み)しか表されていない。
だから相手の実際のところの本音は謎のまま。
しかしその独白により、事件は二転三転し少しずつ真相が浮かび上がってくる。
という手法には驚嘆しました。

派手な謎もサプライズもなく、一見とても静謐ですが、心の中はまさに嵐。
隣の人は何を考えているのだろう?と恐ろしくなる作品でした。

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