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Posted by ブクログ 2022年04月15日
薫の最後のプレゼンがとても良かった。
「十年ぶりに会う友人との夕食」という料理のテーマは伏線のひとつだったのか。
とても良かった。
できれば前半部分より後半の実際の料理場面にページを割いてほしかった。
Posted by ブクログ 2023年12月31日
普段読まないタイプの本だが、表紙と題名に惹かれて手に取った。
題名通り、若手対象の料理コンクール決勝にスポットを当てた作品で主人公含む6人の料理人が技を競う。
ある程度結末がみえた話しではあるが、調理の描写やそれぞれ個性的な料理人たちのプライド、考え方が面白く、「こういう物語もあるのか」と自分の中で...続きを読む新しい世界が広がった。
どの選手も完璧な人間などではなく、それぞれ欠点がありながらも自分のパフォーマンス、料理をしていく様が印象的だった。
Posted by ブクログ 2023年11月25日
6人の料理人がコンクールに挑む話。経歴も性格もバラバラな6人の描写が丁寧に書かれていて、それぞれに感情移入できる。何となく誰が優勝するのか分かってしまったけれどそこに至るまでを楽しめた。
Posted by ブクログ 2023年02月18日
緊張と緩和が心地良い作品。
舞台は東京お台場・ダイバーフォート内に設けられたキッチン・コロッセオ。
『10年ぶりに会った友人との食事』をテーマに、フレンチ・中華・ポルトガル料理・和食・イタリアン、それぞれの料理人が腕を競い合う。
45分という制限時間の中で創り上げられていく料理の描写もさること...続きを読むながら六人の人物描写が秀逸。
皆、個性的で考え方もバラバラだが料理に対しての向き合い方、情熱は同じ。
優勝を手にし世界へ羽ばたくのは誰か?
ドキドキしながら読み進めた。
料理を通し、自分自身を見つめ直す彼らのこれからを応援したい。
Posted by ブクログ 2022年12月14日
不思議と引き込まれるお話でした。
初めはなんとなくコンクール前の喧騒とともにまったりと読んでいたのですが、前夜くらいからザワザワし始め、コンクールの1人1人の持ち時間はハラハラしながら一気に読み、結果発表を読んだ時は涙が浮かびました。
情熱を持って好きなことに打ち込む姿は美しい。
みんなかっこいい...続きを読むなと思いました。
後半は一気読みしちゃいますね。
すごく良いお話でした!!
Posted by ブクログ 2022年10月16日
まず装丁に惹かれてしまった本。
「小説版料理の鉄人」とレビューで書いてる方がいましたが、まさにそれでした!
コンクール参加者のそれぞれの心情が描かれていて、後半にいくにつれて引き込まれました。
特に心を掴まれたのは中華料理の邸 浩然のターン。迫力があってよかったです。
これは映像化したらとても面白い...続きを読むかもしれないなと。それぐらい登場人物のキャラクターがそれぞれに生き生きしていてよかったです。
Posted by ブクログ 2022年08月11日
"十年ぶりに会う友人との夕食"がテーマの料理コンクールのお話。フレンチ、中華、ポルトガル、和食、イタリアン、様々な食材や調味料が出てきて華やかさがあり、読んでいてワクワクしました。
主人公は1人ですが、出場者6人とアシスタント、それぞれの目線で話が進みます。人柄やその時の心情が...続きを読むそのまま料理の味に反映されるのが料理の繊細さであり面白いところだと思います。調理中の雰囲気は臨場感があり、本から香りがしてきそうな...。食べてみたい!おいしそう!が止まりませんでした。コンクールを通じて成長した6人の今後も気になります。
「料理には国籍も人種も宗教も文化も関係ない。美味しいか不味いかだけです。」日本にいて色々な国の料理を作ったり食べたりできるのは幸せだな。
料理の知識も技術も無いけど、食べる人が笑顔になってくれる1品ができるよう、明日もお料理作り頑張ろうと思いました。
Posted by ブクログ 2022年07月15日
途中で結末が予想できてしまうのですが、楽しめました。
45分きっかりで料理をつくるというのは、私には絶対無理だなと思いました。
読みながらレシピを考えましたが完成にはいたらず。雰囲気は伝わるのに、味が見えてこないのは私が未熟者だからなのかな。
Posted by ブクログ 2022年06月22日
料理の若手コンクール。
そこに集う人々の料理過程・料理への思い。
臨場感のある料理過程の様子が目に浮かぶようでした。
続きの…何年ごかのみんなの話も読みたくなる本。
Posted by ブクログ 2022年06月12日
日本最大の料理コンクール最終審査、それぞれの事情を抱えた個性豊かな若き6人の才能がぶつかる。最初はふんふんと読んでいたが、コンクールの場面から盛り上がり講評の場面で最高潮に。最後は挑戦する姿勢、真摯な思いで勝負が決着する。作者さんの多彩さに脱帽。
Posted by ブクログ 2022年05月31日
ワックワクと楽しめた。良い意味で漫画のような設定なので
深く考えずサクッと読める。テレビで生放送される大規模な料理コンクール。決勝に残った精鋭の6人の料理人。キャラも料理も全く異なるが、各々熱い思いを胸に戦いの火蓋が切られた。全体的に「わぁ美味しそう!」という描写は思ったより少なく(邸さんの章は良か...続きを読むった)、それよりも人間ドラマ重視な模様。作者が料理の鉄人に関わった方らしいが、個人的にはミスター味っ子の味皇グランプリを思い出してニヤリ。久しぶりに押し入れからミスター味っ子を取り出して読みたくなった。
Posted by ブクログ 2022年05月21日
蜜蜂と遠雷の料理版みたいなかんじかな。私は、ピアノより、食べ物の方がイメージしやすいので、最初から最後まで面白く読めた。料理とか美味しい食べ物に興味がない人にはどうかわかりませんが。料理の鉄人に関わってた方ならではのリアルさだと思います。
Posted by ブクログ 2022年05月16日
料理は魔法だと思う。
一つの食材がどんどん形を変え、
味を足されて、
一つの皿に収まる。
テレビ番組で誰かが料理をしていると、
思わず見入ってしまう。
今回の6人の人物の料理も
本当に美味しそう。
もっと一人一人のドラマを知りたかった。
Posted by ブクログ 2022年05月07日
料理のコンクールである、ヤング・ブラット・グランプリでの6人の料理人たちの戦いを描いた作品です。
大会のテーマは「十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿」です。
6人のプロフィールと対戦料理は
1川縁令奈(フレンチ)・仔牛のコンポジション
2邸浩然(中華)・海鮮おこげ
3里中海(ポルトガル料理)...続きを読む・バカリャウ(イワシのコロッケ)
4和田拓実(フレンチ)・ブランケット・ド・ヴォー
5山科一人(和食)・秋鮭の奉書焼き
6朝倉薫(イタリアン)・ジビエ
どの料理も作る過程からとても美味しそうでした。
私がたべてみたいと思ったのは「海鮮おこげ」と「イワシのコロッケ」。
作るときの音や香りがこちらまで漂ってくるようでした。
コンクールの結果は大体予想通りでした。
心に残った言葉
・心に響かない料理と逆に感動を覚える料理がある。
・何の破綻もない料理、危うさのまったくない料理に驚きや強い印象はない。
薫と海のこれからの料理人としての活躍を期待しました。
私も毎日の料理を心をこめて作るようにしたいと思いました。
Posted by ブクログ 2022年03月22日
料理のコンクールの話。
出場者、審査員、アシスタントたちのそれぞれの立場から、またそれぞれの場面での思いが語られるため、いつも読んでいる小説で、この相手はどう思ったのかな?この人の立場から見たらどうなの?といったモヤモヤ感もなく素直にコンクールの熱気とスピード感を感じられた。
とても読みやすいし、五...続きを読む十嵐先生の他の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ 2023年11月22日
装画:中島梨絵
料理バトルのお話。
決勝大会進出の六人が東京お台場に設けられた"キッチン・コロッセオ"で戦いを繰り広げる。
浅倉薫が残り5分でソースを作れるかどうかという場面からお話が始まる。
予想通りの展開なのでストーリー的に面白みはいまひとつだけど、休憩とりやすいしさらっ...続きを読むと読めます。
料理や料理人についてのお話は好きなので読んでみました。飯テロでした。表紙絵に惹きつけられました。
第10回"ヤング・ブラッド・グランプリ(YBG)"決勝進出者
テーマは"十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿"
1.川縁令奈(かわぶちれいな)フレンチ
2.邸浩然(ていこうぜん)中華
3.里中海(さとなかかい)ポルトガル料理
4.和田拓実(わだたくみ)フレンチ
5.山科一人(やましなひとり)和食
6.浅倉薫(あさくらかおる)イタリアン
★学んだ事
・傲岸不遜(ごうがんふそん): 「傲岸」は、おごりたかぶって人に接すること。 「不遜」は、思い上がっていて人を見下すさま。
・浅葱色(あさぎいろ):薄い藍色
・ミーガシュ:パン屑を表すミガーリャから名付けられた。ラードを作り、ニンニクとワインで香りづけし崩したクルトンと茹でた菜の花を和えた。
・マーガオ:馬告と書く。台湾原産のスパイス。山椒に似ている。香りが良く、胡椒よりも辛味がない。山椒のように舌が痺れることもない。
・天ぷらの原型はポルトガルの揚げ物という説がある。語源はポルトガル語のテンペラルで味付けをすると言う意味。あるいは、テンペロ、つまり調味料のこと。
★印象に残った言葉
(p183 里中 海の章)調理中の料理を見ること、音を聞くこと、その時点で食事は始まっている。
Posted by ブクログ 2023年02月25日
日本最大の料理コンクールの決勝戦を舞台にした作品。
料理の専門用語の知識がないので、少し難しかったです。
コンクールの結果は、まぁ予想通り。でもそこへ向かう経過は面白かったです。
自信のなかった人が強くなったり、他人を信じられなかった人が少し心を開けるようになったり、プライドの高い人が失敗から学んだ...続きを読むり、逆に何の気負いもなかった人が他のチャレンジャーから刺激を受けたり。
チャレンジャーたちのその後が知りたいです。
Posted by ブクログ 2023年02月08日
YBGと呼ばれる若手料理人育成を目的とした料理の大会の物語。
決勝進出者は6人。
・川縁令奈(フレンチ料理界のサラブレッド)
・邸浩然(8大中華を修行した人間不信の一匹狼)
・里中海(不思議な魅力を持つポルトガル料理人)
・和田拓実(ミシュラン二つ星レストランのスターシェフ)
・山科一人(40にし...続きを読むて料理の道へ飛び込んだ脱サラ和食料理人)
・浅倉薫(シャイで自信がないイタリア料理人)
和田拓実は医大に通っていたが入院食で用いようと栄養学を学んでいるうちに料理の世界にどっぷり使ってしまった人間で、調理シーンでメスが出てくる。
私は思った、(料理がうまい世界線の科捜研の女・榊マリコだ……)
友人に話しても絶対共感されないからここに記しておく。
ストーリーの内容は単調で、読みやすかったと思う。
それゆえに結果がある程度想定できる部分も、もちろんあるが。
あと基本的に登場人物になんというか……エグみ?というか。
癖なのかな……そういったものがない。
心が綺麗すぎる?素直すぎる?かなと思った。
もっとこう、負けた!信じられない!グギギギ(ハンカチを噛む) これは何かの間違いよ!みたいなキャラがいても良かったかも。
性格悪い人間が1人もいないと起伏がないように感じるのは私独特の感想なのかな。
私はあまり料理に明るくないが、テレビで放送される観客入りのコンクールという設定もあり、各ジャンルのイメージから大きく逸れた料理もないため想像しやすかった。
それよりも映像作品のような書き方だと思った。
映画やアニメよりも、バラエティ番組に近いかな?
これが読みやすさに直結しているのだと思う。
この読みやすさについて書きたい。
まず章が11個ある。
序章であるヤング・ブラッド・グランプリから、
キッチン・コロッセオ、決勝前日の作戦会議、ラウンジ。
そのあとは6人それぞれの料理と、結果発表で11だ。
この11の中で、視点がコロコロ変わる。
出場者の6人に加え、各人につけられるアシスタントに変わることもあるし、審査員の志帆が出てくることもある。
1番「バラエティ番組のようだ」と感じたのは、決勝出場者とそのアシスタントが互いのことをどう思っているのかが明確に描かれていることにあった。
まぁつまりは、「この人はなんでこんな性格なんだろう」「この人はなんで負けたんだろう/勝ったんだろう」「この人の弱点はなんだろう」という答えを、料理人ないしアシスタントがすでに得ていて、我々はそれを覗き見るだけ。
考える必要がない。想像する余地がないとも言える。
そういう意味で、バラエティ番組のようだと言った。
バラエティ番組には多くのテロップがついている。
「今こういう状況です」「ここが笑いどころです」「ここ面白いよね」。
全てテロップに書いてある。
映画やドラマ、アニメ作品にはそんなものはない。
だから見たものは想像する。どんな気持ち?なんでこうなったの?何を考えたの?
コンクール・シェフでそう考えた場面はない。全て先回りして語られているから。
そういった意味で、バラエティ番組のようだと思った。
読書苦手だけど面白いものがあるなら読んでみたい、というような方にはすごく良いと思う。
休憩を多く挟みたい人に、この細かく区切られた作品はぴったりだ。
実際料理はすごく美味しそうだし。
邸浩然の料理は五感に訴えかけることを重要視したが、この作品を読んでると実際に味や音の想像ができて楽しかった。
ただし、奇妙であり、不可解であり、不思議ですらありますが、心に響かない小説と、逆に感動を覚える小説があるのは確かです。
Posted by ブクログ 2023年02月05日
一気に読めました!
美味しいレストランに行って料理を食べたくなりました。
ただ、私の想像力不足と料理の知識不足で、料理の工程や完成した皿をあまりイメージできませんでした。
映像で見たらもっと良さそう。
何かに一生懸命な人ってすごい。
その人同士の友情もいいなって思いました。
Posted by ブクログ 2022年12月31日
浅倉薫を始めとする6人の出場者が料理の腕を競う、ヤング・ブラッド・グランプリ。優勝するのは誰か。終始あっさりとしていてこれといって突き抜けた悪人もおらず、それならもう少し料理の描写が深くても良かったかなと思います。
Posted by ブクログ 2022年11月01日
※
若者の小説版、料理の鉄人。
料理歴10年未満の6人の若手料理人が
料理の腕を競うコンクールが舞台。
才能はあるけれど気弱な主人公が、
決勝の大舞台で個性豊かな好敵手たちと出会い、
同じ目標を目指して成長してゆく物語。
序盤から結果がある程度予想できても、
一人ひとりのチャレンジャーが極度の...続きを読む緊張を
乗り越えて自分がなすべきことに全力を尽くす
姿は読んでいて清々しいです。
Posted by ブクログ 2022年08月23日
料理の鉄人を彷彿させる。内容も結果も予想通りだし、登場人物も面白い様にステレオタイプ。
でも、それを上回る美味しそうな料理の描写にイチコロ(苦笑)
Posted by ブクログ 2022年08月10日
若手を対象にした料理コンクールで6人の男女が競い合うお話。かつてあったテレビ番組の料理の鉄人っぽいなーって思ったら、作者さんがその番組スタッフだったそうで。
わかりやすくあっさりとした物語でさらっと読めます。ただまああからさまに展開が読めるお話ではある。予想や想像から寸分はずれることなく、どんでん返...続きを読むしらしいものもなく本当にあっさりと終わる。もうちょっと読み応えみたいなものがあるともっと楽しめたかな、と。
Posted by ブクログ 2022年06月10日
料理の鉄人の小説版ですね。
面白かったけどキャラクター、ストーリーは定石通りという感じです。
それが良いとこであり物足りないところかな。
読んでいて自分にはラストが分かってしまいました。
Posted by ブクログ 2022年05月12日
「ヤング・ブラッド・グランプリ」(略してYBG)
若手料理人のグランプリを決める。
条件は料理経験が10年未満、料理のジャンルは問わない。
第十回目のテーマは「十年ぶりに会う友人との夕食、そのひと皿」
決勝へ勝ち上がった6人が、腕を競う。
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「コンクール・シェフ」というタイトルからして、...続きを読むコンクールの話ではあるけれど、大半がコンクール前のスタンバイやら過去の話に視点が向けられている。
どのシェフも実力はお墨付き。
どの世界でも頂点までいく人たちは、自分との戦いに勝てる人だと思い知らされる。
こんな日本中に旋風を巻き起こすような舞台を前にしたら、緊張感が、、ビシバシと伝わってくる。
料理を堪能するよりも、コンクールのドキドキを味わう作品。
肝心の料理のシーンは、
専門用語がつぎつぎに出てきて、あっという間の45分が終わる。
味に関しての表現はひと言くらいで抑えられている。
コンクールの結果を左右するのであまり表現されないのはしかたないか、、。
でも、料理の工程があまりにもさらりと流されていて、ちょっとガッカリ。
グルメ通なら味を想像できるのかもしれないが、一般庶民の私にはハーブの名前がやっとこさ分かる程度。
読みながらでは、美味しさはこみあげてこなかった…無念。
でも、どのシェフも個性があって応援したくなるし料理を食べたい!と思わせる。
コンクールが終わっても料理人たちの道はまだ半ば。
これからがありそうなラストに期待!
なんと著者は、90年代に放送された、あの「料理の鉄人」を文章化されていたとは驚き!