【感想・ネタバレ】あのころなにしてた?のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月29日

 綿矢りささんの初めてのエッセイ。あのころなにしてた?、、あのコロナにしてた? タイトルから気が利いている!
 元々綿矢さんの小説は好きだったけれど、こんな日記を読んだら、ご本人のことも好きになってしまう。文体は落ち着いているけれど、ユーモアがある。コロナ禍、私が言語化できずにぽやーっと思い巡らして...続きを読むいたあれこれを、きちんと本になさっている。感覚は、とても近い。感染のリスクを背負ってまで行きたい場所が減ったのだ。せっかく気晴らしに外へ出かけても、大丈夫かなとヒヤヒヤしながらだと、あまり楽しめないのだ…。
 つくろわないで、くつろいで。というメッセージも、いいな、と思った。

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Posted by ブクログ 2022年08月29日

作者も書いているが、まさかコロナにここまで翻弄されるとは思わなかった。2020年には、まあ、しばらくしたら落ち着くだろうと思っていたが、いまだにニュースはコロナ一色。自分がこの2年で感じていたことは、自分だけの感覚ではなかったのだと、少しほっとした。

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Posted by ブクログ 2022年06月20日

コロナ禍の生活のエッセイ。エッセイなのだが、文章が論理的。寝ながら読めないのはたまにキズだが、鋭い分析を楽しんだ。

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Posted by ブクログ 2022年05月30日

2010年の始めから、コロナ禍が広まっていく日々を日記の形で辿っていく内容だが、著者が感じていることは私を含めた多くの人たちとリンクする部分が多々あり、楽しめた.ほんの少し前のことだが、記憶にあることと全く覚えていない事柄もあり、面白かった.2021年版や2022年版が出てくるの期待していますと、著...続きを読む者に伝えたいな!

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Posted by ブクログ 2021年12月16日

ザ・コロナ禍1年目の日記。
「私もこういうことを考えたり、こんな日常をあの頃は送っていた」と近い雰囲気で思い出させてくれた。
 毎日20分前後、1週間で読み切れる量で、どちらかと言えば、粛々・淡々と書かれているので薄い内容と思わせられるかもしれないが、大きいフォントで厚みがある装丁よりは、薄く軽いこ...続きを読むの形は合っているきがする。

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Posted by ブクログ 2021年11月19日

とにかく本の表装が可愛い。内容もコロナ禍での日記みたいな感じで、「そうそう」「私だけじゃなかったのか」と共感が盛りだくさん。あと、やはりさすが作家さん、何気ない日常の文章なのだが表現が素敵でうまい。(当たり前か)あと、意外な発見として綿矢りささんは絵がお上手。

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Posted by ブクログ 2024年01月30日

緊急事態宣言、手にしみる消毒液、「すぐには家を見せられない」リモートワーク・‥。綿矢りささんが過ごしたコロナ禍の日々を、ユーモラスな直筆イラストと共に描いたエッセイ。コロナ禍を振り返りながら、失ったこと、得たものについて触れた11ページに渡るあとがきも必見です。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

ほんの数年前のことだけど、私も同じようにひとつひとうのことにドキドキしていたなぁと思い返しながらページをめくってました

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Posted by ブクログ 2023年08月10日

コロナ禍初期の頃を追体験できる本
もうすっかり忘れてるようなこととかもあって、時の流れを感じる
大好きな綿矢りささんの文章で思い出せるのはありがたいことだ

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Posted by ブクログ 2023年02月17日

2020年1月5日から12月3日までの生活を綴った綿矢さん初の日記に、2021年の最新の心境を記したあとがきを加えた作品。

親族とのスキー旅行、四歳になる息子さんとのツーショット写真から始まる日記だが、その後は当然コロナ禍での生活が中心に記されている。

毎日、朝刊で感染者数の増減をチェックしては...続きを読む一喜一憂していた日々。
綿矢さんの日記を追いながら昨年を振り返り、恐怖に震えていた時期から少しずつ慣れが出て来た当時の心境が蘇る。

俳優さんや女優さんの自死に触れた9月の日記には私も同じ感情を抱き苦しくなった事を思い出す。

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Posted by ブクログ 2022年12月04日

コロナ禍になった二年前。その時の綿矢さんのエッセイ。
私は全然神経質にはならなかったし、怖いと思わなかった。
それは私が生死に対して培ってきた意識とも言える。
それでもどう感じ、考えるかはそれぞれ。大きく変わった。
あの頃、と言えそうで言えない部分もあるのも実際。

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Posted by ブクログ 2022年12月01日

感想
数字に躍る世界。感染者数の推移を示すグラフと気分の落ち込みは反比例。見えない侵入者との戦いは長期戦にもつれ込む。いったいいつ終わるのか。

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Posted by ブクログ 2022年04月24日

あのコロナにしてた?
コロナが始まる2020年1月〜11月迄の日記。
【5月23日 東京都の感染者数は二人にまで減った。もしかしてウイルス根絶を目指せるのではないか。一番多いときに206人だったことを考えれば、外出自粛の大成功といってもいいだろう。】
緊急事態宣言解除後、同じ様に思ったことを思い出す...続きを読む
コロナ禍の生活に慣れてしまった今、都内感染者数が2人だった過去に違和感を覚える。感覚の麻痺を感じる。
早く日常が戻りますように。

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Posted by ブクログ 2022年02月27日

2020年の1年間、日々著者が感じたことをまとめた日記。まだ新型コロナが猛威を振るう前の様子から、感染が本格化してきたころまでが描かれている。当時は私もすぐ収まるものと思っていたが、実際は(2022年2月末現在)終息する気配が全く見えない。まだまだ基本的感染対策を講じて行かなければ、と思った。
20...続きを読む22.02.28追記
タイトルがすべてひらがなで、"黄色"の文字だけ詠むと……。

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Posted by ブクログ 2022年02月17日

綿矢りさの2020年の日記。コロナウイルスの世界的流行から、緊急事態宣言の東京。学校の一斉休校、オリンピックの延期、GOTO…いろいろあった。もう遠い彼方のように感じてしまう。感染者数も亡くなった方も、比べものにならないくらい増えている。ワクチンはしたけど、まだまだ先は見えない。
数年後には、あのこ...続きを読むろ…と思い出すのかな。

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Posted by ブクログ 2021年12月14日

コロナの日々を綴る日記。
この時代、皆さんどう考えて生活してきたかっていうのを知りたくて。
所々に挟み込まれるイラストが面白い。

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Posted by ブクログ 2021年11月20日

2020年1月5日から12月3日までの綿矢さんの日記。本当の日記から抜粋したものなのか、この企画のために“日記風”のエッセイを書いたのかは判然としないが、内容からしておそらく後者ではないかと思われる。タイトル『あのころなにしてた?』の“ころな”の部分だけ色が変えてあり、内容もコロナに翻弄される日々が...続きを読むメインなのだ。本文に散りばめられた写真やイラストも著者手によるもので、特にイラストは味があってよいなと思った。

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Posted by ブクログ 2021年11月17日

2020年に書かれた綿矢さんのエッセイ。コロナ禍の事を中心にご自身の日々を綴っていました。特に印象に残ったのはレスリーチャンの事。レスリーの事を久ぶりに思い出して懐かしい気持ちになりました。綿矢さんはお若いのにレスリーのファンだったなんて・・・とちょっとビックリ。共感ではなく共鳴する部分も多くあった...続きを読む一冊。

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Posted by ブクログ 2021年10月23日

綿矢さんがコロナ禍で書き綴った2020年の日記。家族、仕事、生活の変化のことなど。2020年全員留年、初めて外出先で手指を消毒された事、コロナのことを小説に含めるかどうか・・・など。小説の中だけでは分からない、彼女の一面が垣間見れました。綿矢さんも3歳になるお子さんがいるんだ・・・。(感慨深い)

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Posted by ブクログ 2021年10月18日

2021/10/18

コロナ流行始め〜が書かれてて,ああ、そうだったよなぁ。と遠い過去のように感じてしまった。もうずいぶん、長いことこの生活様式で過ごしてる気がしてる。
綿矢りさ大好きな作家なんだけど、エッセイは初めて読んだ。ときどき、ハッとする例えが出てくるので、さすがだなぁと思う。
テーマがコ...続きを読むロナだったから仕方ないけど、読んでる時は楽しい気持ちではなかった。でも、そういうモヤモヤを、共感できた気がする。
そして余談だけど、カバーの絵がとても可愛らしい。

ーーどうして大変な出来事が起こっている時に、ほとんどそれに影響されてない小説を書くんだろうー理由は単純で,おそらく時勢と自分の描きたい主題とが噛み合わなかってのではないだろうか。そのこだわりが放つ普遍の強い輝きが読者を惹きつける
ーーーコロナに対してのテンションが全然違う。深刻さと楽観視がくるくる入れ替わる心理状況は疲れるはずだと納得がいく。自粛の強化が必要と気にしすぎても経済が回らないが交互に繰り返され、洗濯機の中で洗浄モードと脱水モードが延々繰り返されるなかで、ちょっとずつ生地のすり減っていく洗濯物みたいな気持ちになった。

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