ジョン・キャリールーのレビュー一覧
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めちゃくちゃに面白い。ただただ、めちゃくちゃに面白い。
いやあ、何これ映画?!
アメリカの強いところは、圧倒的な悪(権力と言い換えることもできる)が蔓延っても、それに立ち向かう圧倒的な善を、敬い保護する土壌があることだと思う。羨ましい。
日本は圧倒的な悪ならあるけど、圧倒的な善って無いよな〜(...続きを読むPosted by ブクログ -
本書を読むまでは突然破綻したように思っていたが、長い間元社員を脅してそれを覆い隠していたんだと知って驚いた。
こういった悪事を隠している企業は何かしら理屈に合わないことを随所でしているということを改めて実感した。Posted by ブクログ -
読み始めると、他のことが何も手につかなくなって一気読み。「シリコンバレー」とあるが、ITではなくヘルスケア企業の詐欺の話。タイトルと装丁は、週刊誌のようにセンセーショナルだが、まじめなノンフィクションである。巨大スケールのサークルクラッシャーとか、小〇方晴子の印象か。
セーフウェイや、ウォルグリー...続きを読むPosted by ブクログ -
面白くて一気読みしてしまった。年取ったらノンフィクションが面白く感じるようになったのはなんでなんだろう?
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非常に面白い。引き込まれてあっという間に読み終えました。
現在裁判中らしいが、当人たちの本音を聞いてみたい。本当に詐欺とは思っていなかったのか?実現可能な技術と思っていたのか?Posted by ブクログ -
面白い。これが調査報道。日本にはなかなか見られないレベル。
正直エンロンと比べるのは過大評価しすぎな気がする。
手法はインチキ稚拙でなぜバレなかったのか不思議な位。
評価と信頼の鍵がエリザベスの自信たっぷりな振る舞いと魅力だけだった
今資金が流れ込んでいるスタートアップの中にもこういうのがあるんだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
この事件に非常に興味があって出版されるなり入手して読んだ。いっときかなり騒がれた医療系スタートアップの破綻にまつわる物語。幼い頃から起業し金持ちになる、という目標を持った女性がスタンフォードに進学し学問よりも起業を、ということで予定していた学費を注ぎ込み大学を中退して医療系スタートアップを創業する。...続きを読むPosted by ブクログ
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暴力団でもマフィアでもここまではやらないんじゃないか、、、っていうくらいスゴイです。ニワカには信じられない。Posted by ブクログ
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良質な調査報道とその意義を裏側まで見せてくれる良書でした。
小さな針で指先から採取した血を基に、あらゆる病気が瞬時に分かると謳う技術を全米展開しようとしたシリコンバレーのスタートアップ が実は嘘で塗り固められていた、という事件を暴く一部始終です。
従業員たちは脅されて口をつぐみ、著者にも全米随一と...続きを読むPosted by ブクログ -
「指先からとる1滴の血液で、あらゆる病気を調べることができる」革新的な血液検査の技術を発明したとして、『第二のスティーブ・ジョブス』ともてはやされたエリザベス・ホームズ。だが、そのベンチャー企業「セラノス」の中身は、医学生なら誰でもわかるくらい、いい加減なねつ造だらけ。にもかかわらず、多くの投資家が...続きを読むPosted by ブクログ
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原書で途中まで読んだが挫折した本。翻訳が出たので、読み直してみた。翻訳で読んでも、前半部分は多数の当事者の名前が出てきて、誰のことか前を読み直して探してしまう。これを原書でやったら、いい加減嫌になるので、途中放棄は当然かもしれない。名門スタンフォードとはいえ、大学中退の二十代のうら若き女性に、大物政...続きを読むPosted by ブクログ
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いっけんイケイケだがこのような闇の深い企業があることを知れば知るほど、分散投資の有用性を強く感じる。Posted by ブクログ
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恥ずかしながら本書を手にするまで、このような事件がシリコンバレーで起きていたことを知らなかった。
「絵に描いた餅」という諺がぴったりな話であるとともに、スタートアップ企業とは、「絵に描いた餅」という大風呂敷を広げて投資家から資金を集め、その資金を使って「実在の餅」を作り上げるものだ。そして、「絵に描...続きを読むPosted by ブクログ -
小型された機器により、数的の血液で各種検査が手軽に可能になる、という触れ込みで株式価値$9bnまで成長したセラノス。当時シリコンバレー最大のユニコーンであり、ファウンダーのエリザベスは最年少で自力でビリオネアになった女性として持ち上げられた。
サポーターはスタンフォードの教授、高齢ベンチャーキャピタ...続きを読むPosted by ブクログ -
エリザベス・ホームズというよりも、シリコンバレー文化や訴訟社会としてのアメリカ社会が主人公のような。Posted by ブクログ
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政治もジェンダーもカネも複雑に絡んでて、極上のノンフィクションだった。
著者の勇気ある粘り強い取材活動によってこの本が生まれたことに感謝。
もう少し、エリザベスの背景を調べていただいたら、なんでこんな詐欺をできたのか納得感があったのかもしれない。Posted by ブクログ -
面白い。
企業の不正を暴く話はいくつも読んできたが、共通するのは歪んだ上昇志向と、反対意見を排除する仕組みや社風。
セラノスもその例に漏れないが、特に後者がえげつなく、反対意見を持つものは次々解雇し、離職後も告発を徹底阻止する。
それでも悪事は露見しWSJによってスクープされた。その後の弁護士事務所...続きを読むPosted by ブクログ -
指先から採った、たった1滴の血液であらゆる検査ができる。この夢のような装置を投資家に売り込み6億ドル以上の資金を集めたが、そんなものは存在しなかったという嘘のような本当の話。取締役には元国務長官や元国防長官など錚々たるメンバーが並ぶ。なぜ誰も実態に気付かなかったのか。
ウォール・ストリート・ジャーナ...続きを読むPosted by ブクログ -
最初は詐欺をしようという意図はなかったのだろうが、未熟だけど異様な才能とサイコパス的な考え方のせいで周りの人を巻き込んで結果的に犯罪を引き起こした若きCEO。もし身近にそういう人がいたら止められない気がする。Posted by ブクログ
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簡潔にまとめれば、最新医療技術に携わる人々が関連する疑惑について迫る内容の作品です。疑惑そのものは世界中どこにでも起こりうるもので、かつて日本でも類似したような出来事があった記憶がありますが、それはアメリカでも同様であり、これは蔓延する不正の疑いに勇敢にもメスを入れて、真実を追及する者を追い続けた貴...続きを読む