後白河院のレビュー一覧

  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    2年ほど前、学校の古典の時間に、ほんの少しだけ読み、「夢見る文学少女なんて素敵!」と思い(笑)とうとう、文庫本買ってしまいました。
    前半は、物語を読みたいと夢見る少女時代の話。後半は大人になり、宮仕え、子育て、旅をする話など。そして最後は夫の死などがあり、重い雰囲気で終わっていきます。
    個人的には、...続きを読む
  • 古事記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
     日本最古の歴史書である『古事記』の主なエピソードを抜粋し、現代語訳と読み下し文を併記、さらに解説と図付きで分かり易く読めます。
     日本神話を知りたいと思う方にはもってこいの入門書です。
     また、昔話などで既に知っているお話も、実は『古事記』からきているものがあると知ることになるでしょう。

     この...続きを読む
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    自然の力の前では人間なんて無力なものです.大震災を受けて痛感しました.鴨長明はたくさんの震災を受けて,無常観に目覚めます.震災後のこんな時だから,これからのライフスタイルを構築する上で何かの足しにならないかと方丈記を手に取りました.

    贅沢に慣れ切ってしまっていて,ちょっと停電になっただけでも不便で...続きを読む
  • 伊勢物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    感覚ってふるびないものなんだなあ。言葉も生活も違うずっとむかしの作品だけど、なんでかみずみずしく、心に刺さる。
    国語の授業や入試問題だと一段だけとかぶつ切りだから、なかなか入り込めず、伊勢物語をおもしろいと思ったことなかったけど。業平の人生、まるごと読むから愛着もわくし感情も入ってきやすくなる。気づ...続きを読む
  • 竹取物語(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    原語、口語訳、当時の文化や背景の説明の書かれた分かりやすい本。小さな頃から馴染んできた竹取物語が、引用のような名言で終わることを知らない人は多いのではないか。またかぐや姫は6人に言い寄られてたこともこの本で始めて知った。古典は読めないと諦めていたが、高校の頃に出会っていれば、もう少し授業が楽しくなっ...続きを読む
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    これも解説は軽快で優秀。これはおもしろい作品なのね。

    先に現代語訳があるのも慣れると読みやすい。これでいいのかもしれん。
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
     作者の、道綱の母が、私は大好きです。ものすごく今現代の人に近い、と思います。誰だって、自分だけを見てほしい。だから浮気をする(その当時の男性なら当たり前でしょうが…)夫にイライラするし、その相手にも強烈な嫉妬の炎を燃やす。けど、それは人間として当たり前ではないでしょうか?それを「嫉妬に狂い寵愛を失...続きを読む
  • 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    『万葉集』から選ばれた140首が丁寧に解説されています。巻末には、付録として初句索引や作者索引もついていて、読み返すのにとても便利です。歌枕地図で歌に詠まれた場所を確認できるのも素敵ですね。
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    おもしろかったです。
    平安時代にこんな大作が書かれていて、また編者がよくわかっていないということにも驚きました。
    「鼻」「羅生門」のもとになった作品ものっていて興味深かったです。
    このシリーズの特徴でわかりやすく現代語訳されていて、古典が身近に感じました。
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    『更級日記』(菅原孝標女、川村裕子編、2007年、角川文庫)

    「あづま路の道の果てよりも、なほ奥つがたに生いいでたる人、いかばかりかはあやしかりけむを」で始まる平安時代の古典。

    物語の中の理想に憧れ続けた少女時代、パートタイムとしての宮中生活、晩年の現実的な仏に頼る生活を描いたもの。

    晩年、夫...続きを読む
  • 方丈記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    古典というと敷居が高いような気がしていましたが、このビギナーズ・クラシックシリーズは読んだ方のレビュをみるとなかなか評判が良かったので読んでみました。
    現代語訳、解説をよむとそれなりにわかり、古典が身近に感じ楽しく読めました。
    このシリーズのほかの作品も読んでみたくなりました。
  • 良寛 旅と人生 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    良寛の人生観に触れてみたかったが、中身をよくみずに買ってしまい、俳句、短歌集だった。
    各々解説されているが、俳句、短歌から良寛を読み取るには自分には難しかった。
    ただ、これらの世界に浸る人は大いに良寛の人生に触れることができるかと思う。
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    物語が好きで空想ばっかりしていたり、夫がいなくなってから「もっと大切にすれば良かった」と思ったり、
    特にドラマチックなことはないけれど、ささやかな幸せや悲しみのなかで生きている女性の半生。
    自分は平安人でも貴族でもないのに、すごく共感できる。

    【X】
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    かなりバラエティに富んだ内容です。
    「大昔の話でしかも説話…?」と思っていたけれど、読んでみると場面が想像できるくらいのリアリティ。
    弘法大師の話がライバルと呪い合戦をする話が、一番印象的。

    【B】
  • 伊勢物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    あー、もう本当に面白いな!

    業平のストライクゾーンが広すぎるし、スケコマシまくってるのにまったく悪びれないところが凄いよ。

    東下りでちょっと良い歌を詠んで、みんなで泣いて・・・
    って、アンタ上司の女に手を出したからやん!自分のやんちゃが原因やろうになにオセンチぶっこいてんの!!
    と突っ込まずには...続きを読む
  • 今昔物語集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    芥川龍之介が好きなので、一度は読んでみたかった。

    講談社学術文庫に全訳版があるが、読むのに相当苦労しそうだったので、角川文
    庫の簡易版にした。

    十分楽しめた。

    法力で人を殺めたり、チビ学生が力士を投げ飛ばしたり、坊さんが女を抱きたい
    がために必死で勉強したり、強盗一味をあっさり切り捨...続きを読む
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    亀梨君が好きだと言っていたので読んでみましたが、なるほど面白いです。切なさがドクドクと感じられますね。
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナーズ・クラシックス4冊目ともなると不思議と一冊目よりも原文が比較的すらすらと読めるようになってきました。もちろん詳しい解釈は出来ないので本書の「現代語訳」→『原文』→『解説』はスムーズな理解に大いに役に立ちました。

    日記の作者紫式部は『枕草子』の清少納言が宮仕えしていた定子時代のあとの彰子時...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    「源氏物語」全54巻を、巻ごとのあらすじと、それぞれの名場面は通釈と総ルビ付きの原文、寸評がついていて、ビギナーにうってつけの一冊でした。
    また、不思議なのですが総ルビのお陰か、初めはちんぷんかんぷんだった原文も、だんだん読めるようになって行きます。

    ひとことで表すと説明付きダイジェスト版というと...続きを読む
  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    ビギナーズ向け
    大まかな流れを理解しやすくて助かった。しかも、ただわかりやすいだけでなく、源氏物語の面白さにも触れることができるので、導入編としてベストだと思う
    次は中級編のような作品を読んでみよう