今里禎のレビュー一覧

  • 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版)
    いわゆる、武経七書を1つの文庫にまとめたもの。

    孫子、呉子は、全訳、それ以外の、尉繚子、六韜、三略、司馬法、李衛公問対は、抄訳。それと、1972年に山東省銀雀山漢墓から発見された孫臏兵法(抄訳)が付記されています。

    冒頭に置かれた解題が書全体を解説し、それぞれの書には、日本語訳、原文と、原文に対...続きを読む
  • 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版)
    タイトルは『孫子・呉子』だが、孫子・呉子の全訳の他、残りの「武経七書(ぶきょうしちしょ)」である尉繚子(うつりょうし)・六韜(りくとう)・三略(さんりゃく)・司馬法(しばほう)・李衛公問対(りえいこうもんたい)の抄訳を収録している。また付録として、近年発掘された『孫?兵法』の抄訳がある。残念ながら、...続きを読む
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    これまで、
    『老子』『孫子』『論語』『荘子』と読んできて、5冊目の中国思想本。


    ・法治国家と守らせる側のモラル

    前提として、この人は人間を、「利害で生きるもの」としている。
    つまり、
    利益があればそれをやるし、
    害があると思えばやらない、というのが人間だということ。

    だから、 ...続きを読む
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    9784198928681  456p 2008・10・15 初刷
    人間対人間の生き残りを懸けた中国の古い時代の記録。
    よくこんなことを思いつくなと感心する。
    人生にとって大切な何かを見つける深い内容。
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    戦国時代のおもしろい小話を集めた本。いろんな慣用句の元になっていたりするエピソードもでてきてすごくおもしろい。
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    統治理論の名著。韓非子には、政治を実践する立場からの課題、解決策が書かれており、また現場のリアリティがふんだんに盛り込まれている。君主からすれば、先王の政、道徳による政治等の抽象的な儒家の説法より、富国強兵を真剣に考え、血なまぐさい政治現場を実際に見てきた韓の公子、韓非の法・術論を知りたかったのだ。...続きを読む
  • 中国の思想(6) 老子・列子(改訂版)
    『老子』は81章全てを収録。『列子』は抄録のようである。岩波文庫の小林勝人訳注『列子(上)(下)』は絶版のため、徳間文庫の[中国の思想]シリーズの『老子・列子』が、『列子』の内容を知るための貴重な書籍である。が、この徳間文庫の[中国の思想]シリーズも、最近は、書店で取り扱いされていないため、困った状...続きを読む
  • 中国の思想(12) 荘子(改訂版)
    『荘子』は三十三篇からなる。内篇(7)、外篇(15)、雑篇(11)である。内篇は全訳。外・雑篇は著名な話や成句の出展となったものを抄訳されている。
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    劉向編『戦国策』十二国のうち、まとまりのある説話を抄録。底本は、横田惟孝『戦国策正解』とし、諸本を参照されている。
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    ・君主を説得する難しさは、相手の心を読み取った上で、こちらの意見をそれに適応させること、この1点につきるのである。

    ・昔の聖人である堯・舜・湯・武のとった方法を、現在の世の中でそのまま手本にするものが、新しい時代の新しい聖人に笑われることも、またたしかである。聖人とは昔にとらわれ一定不変の基準に固...続きを読む
  • 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版)
    孫子・呉子は全訳、尉繚子・六韜・三略・司馬法・李衛公問対・
    孫ぴん兵法は抄訳です。
    個人的に読みやすく、また尉繚子・六韜等は全訳に拘らず「一冊で済ませたい」と言う方には良いと思います。
  • 中国の思想(2) 戦国策(改訂版)
    戦国時代に遊説家が沢山いた
    それは乱世が続き沢山の国家が乱立していた

    そこで生き残る為の手段、すべてを手中に収めるため
    沢山の人たちが取った行動、雄弁した策とは

    戦国時代の時代背景があり、今の時代にはそぐわないかもしれませんが
    ビジネスも乱立する中、手がかりになればいいと思います
  • 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版)
    今でも戦術は構成へと繋がるものがある
    歴史の繰り返しの中では代わらないものは後世へ残るのでしょう
    ビジネスや人間関係に取り入れる人もいます
    本を読む事はいい事です。ただ読む事に捕われて自分の考えを
    取り入れないとだめだとこの中で書かれていたりしますので
    奇策を考えておきましょうね
  • 中国の思想(1) 韓非子(改訂版)
    荀子の流れを汲み法術家
    今は、罪や罰の方が多くが語られるが行いには行いの報酬を与えるべきだと

    現代の法でおさめる法治国家の礎に日本にも影響を残しています
    古代中国思想に一番の影響を受けているのは日本だと思います
  • 中国の思想(12) 荘子(改訂版)
    毒にもなる

    荘周が残した対極思想

    人間の心理を深くつき、現実と空想を漂わせる
    劇薬かもしれないし、特効薬になるかも知れない本です
  • 中国の思想(6) 老子・列子(改訂版)
    対極図に現れるように
    すべては流転しているがそれは一定の規則によるものだと
    そして対になるものが存在する
    老荘は難しい