畑野智美のレビュー一覧

  • 消えない月

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    マッサージ師のさくらは過去のトラウマを抱えつつ優しいお客の松原と交際をスタートした。しかし、次第に『愛』を盾に松原の狂気的な言動がエスカレートし、さくらの希望の光は一撃で闇に飲み込まれてしまう。一瞬で暗闇に侵食され、ただ茫然としてしまった。彼女の幸せを祈る思いと隣り合わせで恐怖も側にいる。

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    2025年02月28日
  • 消えない月

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    マッサージ店に勤める女性が、お客と少しの期間交際したばかりに、ストーカー被害にあっていく…。
    被害女性視点とストーカー視点の2つで物語は進んでいくため、普段触れることのないストーカーする側の視点や、どういった思考回路でその結論に至るのかが描かれていて到底理解出来ないと思った。また1人の女性にそこまで執着できることを少し羨ましくも感じた。もしかすると、被害女性が好きなのではなく、そういった環境に身を置いている自分自身が好きなのかもしれない。

    反対に女性視点では、どれだけ逃げ続けても、ストーカーの思い通りにならない限り、何をしてくるか分からない恐怖、履き違えた愛情をひしひしと追体験できた。

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    2025年02月23日
  • 大人になったら、

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    恋愛から遠ざかり、仕事での中途半端な立ち位置に悩む主人公メイ__
    昔思い描いていた"大人"と今の自分が違ったっていい。若い頃の煌めきを懐かしく思いながらも、過去に戻りたくはない。年齢を重ねて得た確かなものを大事に抱えて、少しずつ進んでいく姿が素敵だった。

    メイと羽鳥先生の初々しさを感じる恋愛も良かった。普通じゃなくていいんだよ!

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    2025年02月17日
  • 神さまを待っている

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    グロいな、と思ってしまった。
    希望が見えては失われていく過程をさまざまな状況で見せつけてくる。就活生なので「私もこうなるのか…?」とヒヤヒヤしながら読んでいた。

    けど、私にはいざという時に助けを求められる家族がいる。この物語は「頼れる人がいない状況が貧困だ」ということを伝えたいのだと思う。その視点で見ると、私が貧困になる確率は低いから安心してしまった。いや、安心していいのだと思うけれど。

    愛が夜職を軽蔑しない考え方は私は賛成できないかな。この本が執筆された頃は死なないための手段の一つとして夜職があったのだと思う。世間も夜職への批判はありつつ「生きるためには」と思っている部分もあったと思う。

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    2025年02月01日
  • 大人になったら、

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    心身共に一応健康で働いて一人暮らしして親友もいて、それだけで幸せと思えたらいいのに「普通」に縛られて苦しくなるんだよな、、でもメイは少しずつでも前に進んで人生が好転していってる。最後も意外とドラマチックな展開で後味がよく素敵な物語だった。

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    2025年01月30日
  • 家と庭

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    畑野さんずっと気になっていた作家さんで、これが初読み作品です。
    テンポのいい会話の中に時折クスッと笑えるやりとりもあって、ホームドラマを見ているかのようにさくさく読めました。
    外から見たら仲のいい素敵な家族ですが、個々にはそれぞれの悩みもあって、特に文乃については心が痛かったです。
    でも最後にはみんな良い形で旅立っていき、一人残された望にも…

    下北沢という場所も、テレビでは見たりして何となくしか知りませんでしたが、この本を読んで、素敵なところだなと思いました。

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    2025年01月26日
  • 神さまを待っている

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    愛と同じくホームレスになっても身体は売りたくないと思っているけど、作中で愛がなかなかワリキリに踏み込まない時は「なぜこんなに躊躇っているのか」と思ってしまったので私はきっと貫き通せるものが何もないんだと思った。
    同時に身体を売ってお金を得ることの重さが分かっていないなと痛感した。
    派遣切りからホームレスに至るのが転落のピークと思っていたけど、そこから更にじわじわ追いつめられていく様子はくるしかった。

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    2025年01月20日
  • 海の見える街

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     物語は冴えない男性司書の恋愛を主に進められるのだけれど彼の周りにいる登場人物たちが、どの人も魅力的な個性を持っていることが私がこの本に感じる一番の魅力だと思う。
     章によって視点が変わるのでどの人物にも新鮮な気持ちで感情移入しまくりで終始飽きずに読めた

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    2024年12月29日
  • 神さまを待っている

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    あんまり読んだことないジャンル
    30代の貧困の話。
    仕事も家もなくて漫画喫茶で寝泊まり。色んな方法で稼ぐ。
    こういう世界もあるんだよなぁと勉強になった。何故かすごい引き込まれた。今読めてよかった。そう思う。

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    2024年11月30日
  • ふたつの星とタイムマシン

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    ネタバレ

    ちょっと不思議なことが起こるものだったりひとが出てくる話。平沼先生はもしかして、とか想像するのが楽しいです。話は楽しいものばかりではないですが、読み応えがありました。

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    2024年11月22日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    ストーカーに追われる女の子「さくら」。
    怖いのにページをめくる手が止まらなかった。
    読書中に心の中で色んな感情が湧き出てきて、
    辛いし怖いし、何より悲しい展開。

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    2024年11月20日
  • 消えない月

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    怖いけど、本を読む手も、彼の暴走も、止まらない… そして読み終わった後は題名の意味がスッと理解できるようになる。

    人生において縁がないものであってほしいストーカー。彼らがどういう経緯で、心理で、そのような行動に出るのか気になって読んでみた。
    ストーカー加害者、被害者の両方の視点が交互に描かれていることで、ふたりの思惑がどのタイミングですれ違うか、また加害者の狂う段階が垣間見れて興味深かった。ストーカーになる側の思考回路が支離滅裂すぎて、まるで自分が理不尽な理由でストーキングされているかのような疑似体験を通して、恐怖に怯えながら読み進めないといけない。

    ストーキングに至るまでの経緯で被害者に

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    2024年11月17日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ネタバレ

    面白かったです。最終は男子高校生〜大学生の会話などの描写がちょっと厳しいなーと思いましたが、タイムスリップしてからは違和感は無かったです。自分は親なので、親の立場で読むと、父親のシーンで胸が痛かったです。楽しみにしていたラストで?なってしまったのが少し残念でしたが、それでも心に残る良い作品だと思いました。

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    2024年11月12日
  • 消えない月

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    【2024年183冊目】
    独立を夢見て、マッサージ師として働くさくらは、常連客である松原の告白を受け、付き合うことに。最初は優しかった松原だったが、徐々にモラハラの片鱗を見せ始め、耐えきれなくなったさくらは、松原に別れを告げる。さくらはきっと誰かに脅されているんだ――距離を置こうとすればするほど松原はエスカレートしていき…。

    読み始めてすぐに、「これ、下手なホラーよりだいぶホラーな話かもしれない」と思い「ええ、やだなぁ…」と顔をしかめながら読みました。いわゆる、ヒトコワという奴だったのかもしれません。一言で言えばストーカー話なのですが、ストーカー側の感情の描写がやけにリアルで「あれ?もしかし

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    2024年09月30日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    いやぁ今回の智美ちゃんはとてもいいお話だった。
    これは刺さった。最後の方も焦って話が進まず、良かったと思う。
    これは、映画とかドラマになると是非みたいと思う。

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    2024年09月27日
  • 夏のバスプール

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    高一の夏を切り取った青春小説。普通の高校生の話。多少、種になる非日常的な背景はあるけども、描かれる日常は極めて現実的。その中で久野ちゃんが際立つ。

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    2024年09月22日
  • 消えない月

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    ストーカーの心情ってこんな感じなんだなと…。
    被害者も洗脳されておかしくなっちゃう気持ちがよくわかる。

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    2024年09月22日
  • 消えない月

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    どこにでもあるような男女の出会いが華々しく始まり、やがて恋へと変わり付き合い始める。しかし彼氏からの束縛や乱暴な態度に「別れたい」と彼女が言う。ここから話しが一転し悪夢へと変わる。男性の認知の歪みが強烈過ぎて終始ゾッとして読んでいました。怒りや執念によるストーカーの実態を生々しく描いていて心が震えました。

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    2024年08月02日
  • 消えない月

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    ここまで、ストーカーの心理を表した小説にはなかなか出会えないと思う。
    空っぽで冷え切った自分の心に、唯一自分を満たしてくれた温かい存在。
    この世界で、誰もがストーカーになる可能性を孕んでいるんだな。

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    2024年07月23日
  • 消えない月

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    ストーカーの話で、主人公とストーカーの心情が交代で語られる。
    ストーカーの気持ちには、共感出来ない部分が続くが、主人公の煮え切らないところもちょっとイライラした。
    ラストに、ストーカーの幼い頃からの背景が語られる。共感は出来ないが、その境遇には同情するし、題名の消えない月に繋がるところは切なかった。

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    2024年07月21日