「フリーファイア」の次の作品で、2014年翻訳、日本の発行順ではシリーズ7作目。
ジョー・ピケットは家族と仕事を愛する善良な男。
広大なワイオミング州で、猟区管理官という、国立公園の管理をする仕事に就いていました。
狩猟には色々規定があり、獲ってもいい時期や数が決まっている。
ハンターは皆銃や武器
...続きを読むを持っていて、気が荒い男や何とかズルをしようという者もいるから大変なわけです。
ジョーが仕事を首になって1年、町に家を買って3か月。
妻の母ミッシーが再婚して住んでいるロングブレイク農場で、不本意ながら牧童として働いています。
若く見える美魔女ミッシーはすでに何度目かの結婚という凄腕で、自慢の娘メアリーベスの夫としてジョーには不満という気まずい間柄。
人間が狩りの獲物のように殺されている事件が起きた。
狩猟反対派の仕業か、それとも…?
ジョーは、ルーロン知事の密命を受けて、調査に当たることに。
一見ごく普通の体格で強面ではないが、愚直に真実を追求し続けるジョーに、事件や危機は、まるで寄ってくるようなのだ(笑)
親友のネイトは収監中だったが危険な相手に立ち向かうには彼の力が必要だと説得するジョー。仮釈放を取り付ける。
こんなことが出来ちゃうんですね~?
しかし、本当に独りではとても太刀打ちできないぐらい複数の相手と闘う羽目になるのだから。
毎回、スリルもアクションも盛り上がりますよ。
父親っ子だった長女のシェリダンはハイスクール2年の16歳に。
親離れしつつあるが、本心は父のことを尊敬しているようで、ほっとします。
原作は2008年。
ほぼ年に1作、2001年から着々と発表されているシリーズです。
この後、「ゼロ以下の死」「狼の領域」「冷酷な丘」「鷹の王」「発火点」「越境者」「嵐の地平」まで刊行済。
本国では22作目まで発表されています。
事件そのものは、どの作品からでも読めますが~
家族も年齢を重ねていくのと、親友だが立場を異にするネイトとの関係が微妙に変わっていくので、出来れば順番通り読んだ方がおすすめかな。
あ、それに気が合わない上司や妨害してくる連中との成り行きも変わります!
この作品は中では一、二を争うってわけではないですが。
レベル高いので、安心して楽しめるシリーズです☆
しかし、作者の名前の表記が本によって色々変わるのは勘弁してほしいですわ。
作品リストは「C・J・ボックス」でWikiで検索できます。
ご紹介した分は「猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ」タグで飛べますよ~☆