C.J.ボックスのレビュー一覧

  • 鷹の王
    猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ、11作目。(後に電子書籍になった2作目は抜いて。他にもう1作未訳があります)
    「冷酷な丘」に続く作品。
    ワイオミングの大自然の中で展開する、スリル溢れる展開が、想像を超えてきます。

    今回は、ジョーの盟友ネイトを中心とする作品です。
    ネイト・ロマノウスキは、鷹匠...続きを読む
  • 鷹の王
    猟区管ジョーピケットシリーズの現時点最高峰かも知れない。少なくとも俺はこの巻がシリーズで一番のお気に入り。

    本作では主人公の座をスーパーサブのネイトに譲るジョー。真面目で不器用で頑固一徹なジョーの良さは脇役であっても…というか、サブ側に立つことでより際立つのかなぁと新鮮に思えたのが一番の印象、それ...続きを読む
  • 鷹の王
     猟区管理官ジョー・ピケットシリーズにこれまで濃い陰影で奥行きと謎深さをもたらしてきたもう一人の魅力的なキャラクターネイト・ロマノウスキが、とうとうこの作品でベールを脱いだ。

     ウォルター・モズリーのイージー・ローリンズシリーズにはマウス、アンドリュー・ヴァクスのバークシリーズには音無しマックス
    ...続きを読む
  • 鷹の王
    ジョー・ピケットシリーズだけれど今作はネイトが主役。これまで深くは語られなかったネイトの過去とジョーへの想い。命を狙われる緊迫した空気が始終ある。ネイトのジョーへの信頼や家族に向けた優しさがこれまでよりも真っ直ぐ伝わってくる。だけどネイトの冷酷な部分も表に出てその佇まいはすごい。危険に自ら入っていき...続きを読む
  • 鷹の王

    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ
    スピンオフ
    ジョーが助けたことで一家に忠義を誓った謎の鷹匠ネイトの話

    毎巻面白さが高まり、爆発した感じ
    (前々作を含め二度目)
    いつもはジョーが巻き込まれた事件に
    ネイトが裏から助力するのですが、今回はネイトの過去、彼を追う謎の組織との対決。
    ついに組織が動...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    ボックスの新作はピケットの最新作。最初から最後までボックスの世界が展開され、ひたすらこの世界に耽溺するのみ。
    確かにストーリーはしっかりあるし、それだけでも一級のレベル。しかし何より、ピケットと家族のかかわり、成長、特に娘の成長、と戸惑うピケットの心情が実によく伝わるし、ロビーとの切ない別れ、再び登...続きを読む
  • 復讐のトレイル
     この本だけを読むと、C・J・ボックスは、まるでスティーヴン・ハンターみたいな銃撃冒険小説の名手とでも誤解されてしまうかもしれない。ハンターは本当に銃器に詳しい銃器小説の名手であるけれど、実はボックスの方の主人公は銃の扱いも下手だそうだし、ボックスという書き手は、アクション小説というよりも、現代版『...続きを読む
  • 鷹の王
    壮大でした。引き込まれました。頭が悪いせいか、なぜネイトがこれほど狙われるのか今ひとつピンと来ず。それでも、とことんやる連中の冷酷さがひしひしと伝わり、ラストの状況はまさに奇跡です。ネイトの技量をまざまざと見せつけられ、発火点であんなチョイ役で出して良いのか!と思えたくらいです。第一作から順を追って...続きを読む
  • 鷹の王
    ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第十一弾。

    といっても今回の主人公はネイト。
    長年逃亡生活を続けていたネイトの過去が明らかに。
    ジョーとその家族が巻き込まれそうになる。

    ジョーは新人猟区管理官の面倒を見ることになり、
    その新人がジョーの噂をいろいろ聞いていたとばらしていくところは面白かったが、...続きを読む
  • 鷹の王
    今回は、ジョーではなくネイトが完全に主人公。
    ネイトのスピンオフ作品にジョーが登場しているというスタンスと言った方が正しいかも。

    それだけに今までの作品とは趣が変わり、かなりハードなシーンも多く、アクション的要素も強い。
    ファンにとってはそれはそれで楽しいし、背景にあるジョーとネイトの友情もしっか...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第七弾。

    すっかり長女のシェリダンが
    大人、というか思春期になってしまったなーというのも感慨深いが、
    愛犬のマキシーンが年をとったのも淋しい。

    相変わらず、管轄区の無い猟区管理官のジョーは、
    知事の特命でハンター狩りの殺人事件を追うことに。
    過去のハンターの事故...続きを読む
  • 鷹の王
    昨年の11月に出版されたシリーズの最新作、やっと読むことができた。
    以前、俳優の児玉清さんがこのシリーズのファンだというのをどこかで読んだ。もうこの最新作を読むことはかなわない。かわりに堪能いたしました。本当におもしろかったのです。 合掌
  • 鷹の王
    久しぶりに題名に惹かれて読んでみた。鷹と鷹匠の話はちょっぴりで、鷹匠のネイトと猟区管理官のジョー・ピケットがメインの冒険とサスペンスだった。帯や裏を読めばわかるよねと言われそう。
    でも面白かった、自然の中であくせくしてるのは人間だね。
    動物と自然は好きなので楽しめた。
    ジョーの妻 メアリーベスと、ア...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ第7弾。ハンター連続殺人事件が発生する。またも知事命令の調査をすることになり、狩猟漁業局やFBIなどの機関と協力して捜査していく話。狩猟反対運動をしている団体との対決がメインで進んでいくが、本当の真相は何なのか・・・という展開となる。なかなか先がすんなりよめない感じ...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    CL 2023.11.4-2023.11.6
    猟区管理官をクビになったジョー•ピケットは町に自分の家を買って家族で住み始めている。知事直属の無任所猟区管理官としてハンター連続殺人を追う。
    ジョーの友人でもある郡検事長のロビーが死んでしまったのは残念。ポープも死んで、ジョーを敵のように扱っていた上司は...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    「フリーファイア」の次の作品で、2014年翻訳、日本の発行順ではシリーズ7作目。

    ジョー・ピケットは家族と仕事を愛する善良な男。
    広大なワイオミング州で、猟区管理官という、国立公園の管理をする仕事に就いていました。
    狩猟には色々規定があり、獲ってもいい時期や数が決まっている。
    ハンターは皆銃や武器...続きを読む
  • 鷹の王
    猟区管理官ジョー・ピケットの陰のパートナーとして活躍していた謎の鷹匠ネイトが主人公となる物語。ネイトの特殊部隊時代の上官ジョン・ネマチェクが彼の記憶を消そうと、家族や友人・関係者にも迫る。もちろんピケットとその家族にも危機が及ぶ。
    とは言ってもピケットファミリーが主役であることは、いつものシリーズと...続きを読む
  • 鷹の王
    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズの11作目。
    こんなに読み続けていたのだなあ。
    今回はネイトの話し。特殊部隊で散々汚れ仕事をしてきたネイトがかつての上官と対決する。
    ネイトの父親や、その新しい家族を助けたり。
    かつての仲間たちが次々と殺されたり、一体何人死んだんだ?というくらい人が殺される。
    ワイ...続きを読む
  • 鷹の王
    うーむ。猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ。
    今回は、謎多きヒーローネイトがメインの物語。
    凄まじいネイトが、ネイトになるまでの今まで語られなかった物語が明らかになる。
    息が苦しくなるほどの緊迫感と、残酷に冷酷な殺しの描写。息をするように人を殺す。
    手に汗握る展開の割には、あっけない幕切れ。
    優秀...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    ジョー・ピケットシリーズ7作目(だったか?)
    シリーズ中では平均的な感じの展開
    知事の言葉の悪さが好き
    「くそチョンボ」と書いて
    「クラスターファック」と読ませるあたり
    に思わず、ジョーのように唸ってしまった。