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Posted by ブクログ 2021年03月17日
江藤新平といえば、新政府の国家デザインを担える人材でありながら、やがて大久保利通と対立。征韓論で敗れ、佐賀の乱を起こす、という程度の認識でした。
こういう教科書では単語やセンテンス程度の人物の物語を読むというのは、その時代の背景や流れを知ることに繋がるとともに、他の歴史的な人物との関係もうかがい知る...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月08日
佐賀の乱で有名な江藤新平を描いた作品。
なるほど,明治初期の参議にまでなった江藤がまさか乞食同然の暮らしをしていた等とは知らなんだ。
しかし明晰な江藤の良さが分かる1冊です。
徳川家康と大久保利通の2人は,自身の為し得た業績に比べて非常に低い評価をされがちですが,やはり人物にくらさが出がちで...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月11日
時間もないので箇条書き程度の感想。
肥前佐賀藩は二重鎖国状態であった事。鍋島閑叟が「肥前の妖怪」と言われていた事。知らなかった事ばかり。
枝吉神陽という人物は、長州における吉田松陰のような人。その神陽が作った思想結社「義祭同盟」には、神陽の実弟の副島種臣、門人の大木喬任、大隈重信、江藤新平がいた。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月28日
Kodama's review
肥前佐賀藩の小吏の家に生まれ、幕末の風雲の中を掛けぬけ、新政府の参議にまで駆け上る。ここまで海外に赴くことがなかったにもかかわらず、海外に行ったことのある人間よりもその知識を持ち得ていることに人々は驚かされる。そんな卓抜した能力も彼が参議にまで至る理由なので...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月09日
若い時に読んだ司馬遼太郎作品を一から読み直し中です。
飛ぶが如くの時代を別視点(主人公を変えて)の著作です。
前巻は江藤新平の前半生であり、薩長土肥の肥前の幕末での立ち位置を知ることができます。
江藤新平は才あるも、人間関係の調整、機微が分からない人物として描かれていて、私の会社にもそういう人がい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月04日
「三国一の何々」という「三国」とは(近隣国では)
「唐天竺(中国インド)」と日本の中で一番だということで
「韓」というものがふくまれていないのだった
と、司馬ワールドではいう
古来、朝鮮という半島は国家については地理的位置が近接しすぎており、
しかも人種までが類似し、このため厳密な外国意識をも...続きを読む
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