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Posted by ブクログ 2018年11月04日
面白い。帚木 蓬生氏の本は「国銅」「水神」につづき3冊目となるが、どれもすばらしい歴史小説だと思う。本小説は日本に文字のない時代の話であり、歴史を語る文献は日本には存在しない。数少ない、事実と事実の間を実にうまく肉付けし違和感のない小説に仕上げている。はるかいにしえの時代は、確かにこのような時代であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月09日
「日御子」というタイトルにも関わらず、上巻には卑弥呼さん出てきません。使えきという通訳の一族を中心に話が進んでいきます。
テキストや音源がたくさんある現代においても、語学の習得は難しい(少なくとも私には)のに、この当時、中国語をモノにするのは本当に大変だったろうなぁと当時の通訳さんの努力には頭が下が...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月29日
紀元一世紀ごろの日本。漢の国から移民して来たらしい「あずみ」一族は、九州各地の小国家で異なる文字(阿住、安曇、安澄)を当てながら使譯(通訳)を務めていた。その内の那国出身の安澄を九代にわたって描いた歴史小説です。
最初の主人公は那国の使譯として「漢委奴國王」印を得た使節団で働き、その子孫たちも伊都国...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月07日
西の国から倭国へ渡って住み着いたあずみ一族。その中で使譯(通訳)を生業とする一族の灰、孫の針、針のひ孫の炎女、炎女の甥の在、在の子の銘と孫の治。
上巻では灰が針に語る那国から漢への使者に随行した時の話と針が伊都国から漢への使者に随行する話。随所に語られるあずみ一族の来歴と三つの教え。三つの教えは人と...続きを読む
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