新装版 花の生涯(上)

新装版 花の生涯(上)

817円 (税込)

4pt

3.9

三十五万石彦根藩主の子ではあるが、十四番目の末子だった井伊直弼。「政治嫌い」で、気楽な学問三昧の暮らしを望んでいた直弼だったが、一代の才子・長野主膳との親交を通して、時代を見る眼は磨いていた。しかし、絶世の美女たか女との出会い、そして思いがけず井伊家を継ぎ、幕府の要職に就くや、直弼の運命は急転していく…。安政の大獄を引き起こし、桜田門外の変で惨殺された井伊直弼、波瀾の四十六年間を、見事な筆致で描ききった不朽の名作、ついに電子化!

...続きを読む

新装版 花の生涯 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 新装版 花の生涯(上)
    817円 (税込)
    三十五万石彦根藩主の子ではあるが、十四番目の末子だった井伊直弼。「政治嫌い」で、気楽な学問三昧の暮らしを望んでいた直弼だったが、一代の才子・長野主膳との親交を通して、時代を見る眼は磨いていた。しかし、絶世の美女たか女との出会い、そして思いがけず井伊家を継ぎ、幕府の要職に就くや、直弼の運命は急転していく…。安政の大獄を引き起こし、桜田門外の変で惨殺された井伊直弼、波瀾の四十六年間を、見事な筆致で描ききった不朽の名作、ついに電子化!
  • 新装版 花の生涯(下)
    817円 (税込)
    なぜ、広い世界に目を向けようとしないのか? 米国総領事ハリスの嘆きは、同時に井伊直弼の嘆きでもあった。もはや世界の趨勢を止めることはできず、徒らに攘夷を叫ぶことは日本国自体を滅亡させること。幕府の頽勢を立て直し、諸外国の威圧から国を守るために今必要なのは思い切った「独裁」だ――。幕末、大老として開国を推進し、ついには桜田門外で惨殺された直弼と、腹臣長野主膳、たか女の波瀾の生涯を華やかな筆致で描き出した不朽の名作!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

新装版 花の生涯(上) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月30日

    昭和36年の小説なので難解な漢字や堅い表現が多いが、目の前に情景が浮かぶような描写は見事で読み進めるうちにどんどん引き込まれる歴史小説の名作。彦根城が世界遺産に登録された暁には大河でリメイクして欲しい。長野主膳と村山たかはどの俳優がハマり役かなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月27日

     ナカムラ君は、島耕作の初芝電産みたいな超有名電器メーカーの幹部社員だ(まかり間違うと、耕作みたいに将来社長になっちゃうかも、と私は秘かに期待してる)。仕事上の係わりで知り合って十年になるのだが、今では飲みながら歴史と歴小説について熱く語り合うことができる唯一の友である。いうなれば「歴友」なのだ。 ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月18日

    6月に彦根城を訪れるので、何かまつわる小説をと思い立ち選ぶ。NHK第一作大河ドラマにもなっているらしくとっつきやすい。
    井伊直弼のイメージは安政の大獄などで最悪だったにのに、視点が違うとこんなにも変わるのだろうか!
    登場する村山たかは架空の人物だろうと思っていた予想は見事に裏切られ実在していた。著者...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月27日

    幕末の大老井伊直弼が、彦根藩の十四男として生まれ、他の大名から養子の口が無い限り、部屋住みの身分のまま生涯を終えるはずだった境遇から一躍大藩の藩主を継ぎ、大老の重責を負って・・・!井伊直弼って傍若無人のワンマンな人物じゃなかったのかな?と改めて歴史を考えさせられた。

    前半を読んでから、自ら埋木舎(...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月08日

    時代を見据え、開国やむなしと動いた直弼から見たら、幕末尊王攘夷の志士たちの偏狭なさま。江戸を守るという意識。桜田門で倒されなかったらと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月02日

    NHK大河ドラマの第一作(昭和38年放送)の原作です。
    幕末の大老、彦根藩の井伊直弼さんが主人公だよ。
    作者さんは旧制水戸高等学校の出身。
    水戸に縁のある人が ひこにゃんの おやびんのお話を書いたのか…。

    激動の時代、何が正義で何が悪だったのか、それは立場によってかなり変わると思います。
    明治政府...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年12月15日

    大老井伊直弼の話。
    安政の大獄を断行し,維新の志士達からは目の仇にされていた直弼だが,開国し,日本を強国にせねばならない,西洋の技術を日本に輸入しもっと良い暮らしを日本に導入せねばならないと考えていたことは,龍馬や勝らと同様であり,ただ,幕府方に居たということで,悪役の大親分に祭り上げられたように感...続きを読む

    0

新装版 花の生涯(上) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

祥伝社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

舟橋聖一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す