孤高の人(上)

孤高の人(上)

737円 (税込)

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昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。

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孤高の人 のシリーズ作品

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  • 孤高の人(上)
    737円 (税込)
    昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。
  • 孤高の人(下)
    737円 (税込)
    いかなる場合でも脱出路を計算に入れた周到な計画のもとに単独行動する文太郎が初めてパーティを組んだのは昭和11年の厳冬であった。家庭をもって山行きをやめようとしていた彼は友人の願いを入れるが、無謀な計画にひきずられ、吹雪の北鎌尾根に消息を断つ。日本登山界に不滅の足跡を遺した文太郎の生涯を通じ“なぜ山に登るのか”の問いに鋭く迫った山岳小説屈指の力作である。

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孤高の人(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    「新田次郎」の長篇山岳小説『孤高の人』を読みました。

    『アイガー北壁・気象遭難』、『強力伝・孤島』に続き「新田次郎」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    【話題のコミック!】「坂本眞一」 『孤高の人』原案。
    なぜ彼は単独で山に登るのか――。

    昭和初期、ヒマラヤ征服...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月24日

    今でも登山界で単独行のレジェンドである加藤文太郎。働きながら、厳しいトレーニングと休日の山行に励む生活は、超人だと思った。
    新田次郎の山岳小説は、山と人の心が、研ぎ澄まされた無骨な言葉で表現されている。山で感じる言葉にできない感動や恐怖をありありと思い出した。

    槍ヶ岳の描写で素敵だと思ったところ
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月06日

    厳格な性格と思いながら読み進むと、えれえこった、えれえこったと言いながら登山する加藤氏に心が奪われる。
    地図遊びや孤独な心情が自分の心にも入ってくる。

    0

    Posted by ブクログ 2020年02月26日

     山岳小説の代表作とも言える作品です。昭和初期に活躍した単独行の加藤文太郎、その凄さはもちろんですが、新田次郎の山の描写がそれはそれは見事で、まるで詩を詠んでいるようです。
     加藤文太郎が辿った山道には、私が歩いた所もあり、その情景を懐かしく思い描くことができました。そして文太郎の心境がダイレクトに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年03月15日

    パーティーを組んで登るのが常識とされていた山へ単独行で向かい、数々の山嶺を踏破した加藤文太郎のノンフィクション的小説。
    なぜ山に登るのか、他の追随を許さない卓越した登山者である彼もまたその疑問を懐に抱えていた。答えは出ず、山に登り続けることでしか見付けられないのだと考える。
    単独行を続けながらも人を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月24日

    知人の紹介で読み始めた本。
    神戸の山々が出てきて、関西の登山好きは読んでて嬉しい。
    しかし後半の冬山がメインになってきてからは、スリルと修行僧の様な主人公にとまどう。
    読んで目的を理解している人すらこうなのだから、実際に会社とかで彼を見てただろうは人にはほんと珍妙だっただろう。
    というか、理解できず...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月17日

    山好きなら一度は手に取ったことがあるはず。登山者のバイブルと言っても過言ではない1冊。主人公の加藤文太郎が単独行のこだわる理由がわかります。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月16日

    小説自体が久しぶりだったのもありますが、
    毎日夜に数ページだけど読むのが、
    日々の楽しみな小説でした。
    これを読んで、毎日会社に歩いて通勤する気にもなり、
    山も登りたくなりました。
    一つのことにストイックに向き合うことってかっこいいですね。

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月31日

    研修生時代は話が重く、なかなか読み進められなかったが、北アルプス、八ヶ岳と山の世界が広がっていくとぐいぐい進んだ。自分が歩いた表銀座や八ヶ岳のルートを思い浮かべながら読むのが楽しい。加藤ほどぶっ飛んでないけど、なぜ一人で山に挑むのか、山に登るとは考えさせられる。下巻が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月30日

    面白かった。これぞ本格山岳小説の最高峰。
    これを読んだあとでは「山ガール」も形無し。
    2014/08

    0

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