地のはてから(上)

地のはてから(上)

770円 (税込)

3pt

凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に覆われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜くことがすべてだった。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)

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  • 地のはてから(上)
    770円 (税込)
    凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に覆われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜くことがすべてだった。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)
  • 地のはてから(下)
    792円 (税込)
    小樽での子守奉公で初めて都会の暮らしに触れたとわは知床に戻り、森のなかでアイヌの青年と偶然再会する。しかし彼への恋心は胸に秘めたまま嫁ぎ、母となる。やがて戦争の足音が……。まだ遠くない時代に、厳しくも美しい自然とともに生きてきた人の営みを鮮烈に描き出した感動巨編。中央公論文芸賞受賞。(講談社文庫)

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地のはてから(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年11月17日

    今までのサスペンス中心の小説とは異にする乃南アサさんの小説。舞台は、大正期から昭和期の北海道。なかでも非常に厳しい自然環境にある知床の開拓移住した家族のお話。
    冒頭から、読み進めるのが苦しくなるような過酷な環境に置かれた家族、放蕩父親の様子。しかし、次第にのめり込んでしまう。主人公の少女とは、そして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月10日

    自分の力ではどうにもならない運命、でも生きていくしかない。そんなとわの生き様に心打たれた。
    にわかには受け入れられないことばかりが次々と起こる人生。読み進めていくうちに『こんな人生が本当にあるんだろうか』と、主人公のとわと同様、思わずにはいられなかった。
    これまでに2度、訪れたことのある知床の風景を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月29日

    3月21日~29日

    物心ついたとき、少女はここで暮らしていた。アイヌ語で、「地のはて」を意味するというこの土地で。おがちゃの背中と、あんにゃの手に、必死にしがみつくようにして。北海道知床で生きた女性の生涯を、丹念に描き、深い感動を呼び起こす。構想十年―書き下ろし長編小説。

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    Posted by ブクログ 2019年05月13日

    明治の終わり~大正にかけて、北海道開拓に赴いたある家族、という設定の物語。当時の暮らしや北海道の生活、アイヌの人々の知恵などが物語の中にほどよく散りばめられており、読みやすい。
    最初は開拓に巻き込まれた母親目線で、そのあとは北海道で育った記憶しかない娘の目線で描かれる。北海道の山の生活しか知らない彼...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月01日

    父親の作った借金のため、生まれた土地から逃げるように北海道の果てへ移住することになった家族。
    その地での開拓民としての生活は厳しく、幾度となく不幸に見舞われた。
    家族のため、娘のとわが奉公へ出ることに。
    貧しく辛くても家族が生きていくために、ただひたすらに働く女性を描く。

    2015.2.1

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    Posted by ブクログ 2014年08月31日

    北海道開拓団の一家族の物語。
    もう悪いことが起きないでと願ってしまうほど、
    いろんな「!?」と息をのむ不運が
    続く、続く。

    辛く、苦しいが、
    「生き抜く」というその強さから
    目が離せない。

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    Posted by ブクログ 2013年07月28日

    それでも、生きていく。
    明日のことは、考えない。
    今日だけのことを考えて生きる。
    そんな主人公の強い生き方に、ただただ圧倒された。

    ともすれば将来を悲観し自殺すらする人と、強くたくましくどんな過酷な状況でも生き抜く人。
    その道を分けるものが何か。

    強く生き抜いた彼女が幸せを晩年少しでも感じてくれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月30日

    北海道が北海道と呼ばれる前の話。
    生きるとはなにか。幸せとはなにか。
    そんなことぐちゃぐちゃ言ってる前にとにかく生きろ!って感じの小説。

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月17日

    方言が分かりにくくて読みづらかったけど、慣れるにつれておもしろくなってきた。
    12歳で奉公って考えると、昔の人は本当に大変だったんだなって思う。
    とわ、がんばれ!

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    Posted by ブクログ 2013年10月20日

    内容(「BOOK」データベースより)
    凍てつくオホーツク海に突き出し、人も寄せ付けぬ原生林に襲われた極寒の地・知床。アイヌ語で「地のはて」と呼ばれたこの地に最後の夢を託し、追われるようにやってきた開拓民の少女。物心ついたときにはここで暮らしていたとわは、たくましく生きる。今日から明日へ、ただ生き抜く...続きを読む

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