国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ

国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ

583円 (税込)

2pt

浮世絵師歌川国芳と娘登鯉をめぐる人間模様

『笹色の紅』で評論家の絶賛を浴びた新鋭作家の、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第1作。 天保の改革で、贅沢なものが次々と禁止になるさなか、見事な戯画で大人気を博した歌川国芳。ついには国芳も奉行所に呼び出され、顔見知りらしかった遠山の金さんと全面対決へ。さて、その顛末はいかなることに!? 国芳と妙ちきりんな弟子たちとが織りなす浮世模様を、国芳の娘の絵師・登鯉の目から格調高く描く。

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国芳一門浮世絵草紙 のシリーズ作品

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1~6件目 / 6件
  • 国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ
    583円 (税込)
    浮世絵師歌川国芳と娘登鯉をめぐる人間模様 『笹色の紅』で評論家の絶賛を浴びた新鋭作家の、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第1作。  天保の改革で、贅沢なものが次々と禁止になるさなか、見事な戯画で大人気を博した歌川国芳。ついには国芳も奉行所に呼び出され、顔見知りらしかった遠山の金さんと全面対決へ。さて、その顛末はいかなることに!? 国芳と妙ちきりんな弟子たちとが織りなす浮世模様を、国芳の娘の絵師・登鯉の目から格調高く描く。
  • 国芳一門浮世絵草紙2 あだ惚れ
    583円 (税込)
    情と粋がたっぷりの、注目シリーズ第2作! 〈あだ惚れ〉とは、むなしい恋のこと。登鯉の幼なじみの芸者ちょん太が、亡くなった花魁・髑髏太夫の男に恋心を抱く(「裾風」)。13歳の時に天狗にさらわれ戻ってきたという、国芳の女弟子芳玉。その天狗が現れたときの、芳玉の気持ち(「馬埒」)。国芳と北斎とのたった一度の邂逅(「畸人」)。夫婦にと薦められた武士をめぐる登鯉の、心の動き(「桜褪」)。高野長英の脱獄で見せた、遠山の金さんの心意気(「侠気」)。注目のシリーズ第2弾!
  • 国芳一門浮世絵草紙3 鬼振袖
    605円 (税込)
    歌川国芳と娘の登鯉と一門を巡る人間模様 <鬼振袖(おにふりそで)>とは薹(とう)の立った娘の振袖姿のこと。浮世絵師国芳を父に持つ侠風(きゃんふう)な美少女登鯉にも、いつの間にか甘やかな娘時代は過ぎてゆく。初恋の男の凄惨な自死、遠島になった最愛の男との思いがけない再会とその恋の行方、しがらみに縛られて素直になれない若親分への淡い想い……。 一方、相変わらずの即席頓智(そくせきとんち)で発禁覚悟の諷刺画を描きまくって世間の喝采を浴びていた国芳は、遠山が奉行を勤める南町奉行所隠密廻りによって、要注意人物として行状を密かに探索されることに……。昔なじみの金さんがなぜ? 『侠風むすめ』『あだ惚れ』が絶賛された、シリーズ第3弾!
  • 国芳一門浮世絵草紙4 浮世袋
    627円 (税込)
    遠山の金さんと国芳は、恋のライバルだった!? 黒船来航、団十郎(だんじゅうろう)の謎の自殺と揺れる世の中で、江戸っ子浮世絵師国芳(くによし)は吉原でトロロ事件を巻き起こしたりしながらも、機転とユーモアで話題作を次々と生みだしてゆく。 娘の登鯉(とり)は、歌舞伎役者の坂東しうかに刺青(ほりもの)をつけて言い寄られたり、新場の小安とは、素直になれなくてもどかしかったり。 高野長英の娘との思いがけない再会、芸者や花魁の幼馴染(おさななじみ)のじたばた悩んでいる様子には心も揺れる。 そして謎の夜鷹の出現で明かされる登鯉の出生の秘密。 そんな中で、南町奉行所が焼け、遠山の金さんが倒れた! いよいよ佳境の国芳と登鯉をめぐる浮世模様、第四弾!
  • 国芳一門浮世絵草紙5 命毛
    671円 (税込)
    書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、完結篇! 世間が開国で揺れる中、登鯉の父である人気浮世絵師の歌川国芳は、一門の弟子たちと、相変わらずの江戸っ子の稚気と覇気でのんびりと暮らしている。  国芳の描いた浅草寺の〈一ツ家〉の奉納額は将軍の上覧にも与り、江戸中の大評判となる。  しかし、そこに安政大地震が発生、その混乱の中で倒れる国芳、ちまたに氾濫する鯰絵、そして国芳の描いた一ツ家の祟りを恐れる不気味な噂も聞こえてくる。  絵筆を握れなくなった国芳、一門を背負うことになった登鯉、そして弟子たちは懸命に活きる道を模索する。さらには登鯉の、もどかしい恋の行方は?  悲しいのに明るくて、笑えるのにせつない、書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、ついに感動の完結!
  • ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙
    1,683円 (税込)
    絵師歌川国芳の弟子たちと二人の娘の物語。  明治六(一八七三)年、歌川国芳の十三回忌の施主はただ一人の遺族で〈一勇斎芳女〉と名乗る国芳の次女。だが直前に行方知れずになったりして、どこかつかみ所のない女だ。  追善書画会に顔を揃えた落合芳幾、月岡芳年、河鍋暁斎、歌川芳藤、そして三遊亭圓朝などの弟子たちは、それぞれ新しい時代の生き方を懸命に模索していた。  そして、彼らの心の中には、いつも師匠の国芳がいる。中でも暁斎は、仮名垣魯文と絵新聞を始めると意気盛んだ。のちに日本の漫画雑誌の嚆矢となるこの雑誌は、その名も『日本地(ニッポンチ)』。  結局、弟子たちの生きざまを見届けたのは昭和まで生きたという芳女(お芳)だった。彼女も絵を描いているが、名を残した作品は今のところ三枚続きの錦絵があるだけだ。主に春画や刺青の下絵、皮絵などを描いていたらしい。彼女が最後まで守っていた国芳の遺品とは? そして国芳に終生愛されながら早世した長女の登鯉が、最後に選んだ人生の選択とは?  自身も日露戦争時に『日ポン地』なる雑誌を出していた新聞記者の鶯亭金升は、お芳から話を聞き出していくうちに、思いもかけない〈国芳の孫〉の存在を知る。

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国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月16日

    作者、河治和香さんは江戸風俗画家三谷一馬氏に師事。江戸の風俗を学んだ、日本大学芸術学部卒の作家。
    江戸の浮世絵画家といえば、葛飾北斎、そして次は歌川国芳だろう。
    歌川国芳も多作な画家だ。家族の他にも弟子達食い扶持を稼がねばならなかったからだし、また愛情深い人物なのだ。
    そんな国芳に弟子入りした面々も...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    浮世絵は大好きで、葛飾北斎、歌川国芳、河鍋暁斎が特に好き。その、国芳の娘が主人公の短編集。中身は、本当に江戸情緒が満載で、言葉も風俗もすごーく江戸らしい。入れ墨って、江戸の人にとってすごく意味のあるものだったんだねぇ。

    国芳を最初に好きになったのは「源頼光公館土蜘蛛作妖怪図」という風刺絵で、最期の...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月04日

     江戸末期、天保年間の町絵師最大一派、歌川国芳の一門を描くシリーズ第一巻。
     本作は国芳の長女、登鯉の視点で描かれる。

     隅田川に流される、磔にされた女、それと男の生首が江戸っ子たちの話題に上がる。
     旗本に嫁いだ女が男と駆け落ちしただの、男が女を寝取っただのと、いろんな噂が飛び交う江戸の町。

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    0

    Posted by ブクログ 2020年07月08日

    江戸の暮らし・風俗を、国芳の娘の視点から軽妙なタッチで描いていて、知らない細かいエピソードが多く勉強になる。

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月21日

    登鯉ちゃんは可愛いなあ。
    勢いで書いたものを勢いで読んでいる感じ?
    私は好きだけど、好きじゃない人は好きじゃないだろうなあ、というのもわかる。
    荒々しい書きぶり。
    でも、登鯉ちゃんが可愛いんだよなあ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月05日

    江戸の天保期といえば
    ヨーロッパではモーツァルトが活躍していたころ

    日本にも
    魅力的な人たちがいました
    はい 北斎、広重、英泉、国貞、貞秀、
    そして、国芳さん
    江戸の町を舞台に
    国芳さんの娘、登鯉さんの目線から
    見た
    浮世絵師たちの暮らしが
    描かれる

    いゃあ
    面白いなぁ

    そういえば
    少し前に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年11月03日

    国芳一門のあれこれを娘登鯉の視点で,これでもかって言うぐらいの江戸っ子ぶりで描かれていて,とってもおかしくてホロリとさせられる.それにしても,江戸っ子でいるのも大変だ.

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月29日

    国芳一門の話。
    「ヨイ豊」で豊国一門の話を読んだ翌日に読んで、清太郎(4代豊国)がひどい奴に書かれていたので、びっくり。

    国芳を筆頭に、登場人物が魅力的でテンポも良く、話が進んで面白かった。
    章毎に関係する浮世絵が載せてあるのも良かった。

    ただ、国芳の娘 登鯉(とり)が、あまり絵に向かっていない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    とにかくおもしろい!
    国芳一門の連中のおかしさったら。そして登鯉ちゃんの大人びた、ある種冷めたようなものの見方がいいです。
    そんな登鯉ちゃんも、やっぱりまだまだ子供な部分があって、そういうところがまた可愛いんだよなァ~って、もう、出てくる人みんなバカで情に篤くて、ニヤニヤしてしまう。
    江戸の風俗、異...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年11月22日

    【本の内容】
    前作「笹色の紅」が評論家に絶賛された新鋭が、鉄火肌の浮世絵師国芳と、脳天気な弟子たちの浮世模様を娘の女絵師登鯉の目から描いた、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第一作。

    国芳の娘登鯉は、刺青が大好きで博奕場にも平気で出入りするような“侠風”な美少女。

    一方で、天...続きを読む

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