警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

1,100円 (税込)

5pt

初代警視総監川路利良を先頭に近代化を進める警視庁と元南町奉行駒井相模守、元同心、元岡っ引の知恵と力を駆使した対決。川路利良、駒井相模守、大久保利通、岩倉具視、一葉、山田浅右衛門、三遊亭円朝らを巻き込んで奇怪な事件は謎を生む。実在の人物と架空の人物が銀座煉瓦街を駆けめぐる!

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山田風太郎明治小説全集 のシリーズ作品

1~14巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~14件目 / 14件
  • ラスプーチンが来た ――山田風太郎明治小説全集(11)
    1,100円 (税込)
    日露戦争中、ロシアの内乱を企て日本を勝利に導いた男、怪男児明石元二郎の若き日の物語。明治23年、ひそかに来日し暗躍していた怪僧ラスプーチン。彼はロシア皇太子襲撃を画策していた! チェーホフ、二葉亭四迷、乃木希典、森鴎外までをも巻き込んで日本とロシアの大怪物の対決は続く。
  • 明治バベルの塔 ――山田風太郎明治小説全集(12)
    935円 (税込)
    大衆新聞「万朝報」社長、黒岩涙香は発行部数を伸ばすため、紙上で暗号解読による懸賞クイズを始めたが……。気の効いたアイデアで権力者の腐敗を告発しようと試みる表題作。李鴻章暗殺を謀った犯人を主人公に、漱石の文体を模写した『牢屋の坊ちゃん』。牛鍋屋チェーンのオーナー木村荘平が始めた火葬場の顧客第一号をめぐる人間模様『いろは大王の火葬場』。大逆事件の首謀者、幸徳秋水を異なる四つの角度から描いた『四分割秋水伝』。以上に作者自身の後口上を付した短編集。
  • 明治十手架(上) ――山田風太郎明治小説全集(13)
    1,155円 (税込)
    明治初頭、かつての人足寄場、石川島は大牢獄と化していた。その地獄絵図を目の当たりにした元八丁堀与力、原篤胤は美しいクリスチャン姉妹とともに、出獄人保護を行う仕事を始める。多くの囚人を更正させようと奮闘する彼らのまわりに集まる犯罪者たち。彼らの前に立ちふさがる冷酷非道な看守や巡査。それらはやがて一つに繋がり自由民権運動の闘士たちを巻き込む事件に発展してゆく。岸田銀行、小林清親、星亨、ドクトル・ヘボンらも登場し繰り広げられるロマンの決定版。
  • 明治十手架(下) ――山田風太郎明治小説全集(14)
    1,155円 (税込)
    出獄人保護の仕事を行う熱血漢、原胤昭は悪逆な巡査たちの謀略により獄囚の身になってしまう。一方、無私の魂を持った姉娘の死をさかいに、原に恨みを持つ犯罪者たちの心は大きく揺り動いていく。十字になった秘密の十手架を持つ原の運命は? 幼き日の一葉、漱石、子規らも姿を見せ、奇想天外の物語は意外なクライマックスを迎える。他に大津事件関係者の後日譚を描いた『明治かげろう俥』、ロンドンを舞台にした『黄色い下宿人』の二篇を収録。

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警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月17日

    この全集、だいぶ昔に買ったのだが何故か読むきっかけがなく、ずっと積読状態だった。いま全集1巻目を読み終わったばかりだが、これだけ面白い小説なら、もっと早くに読めばよかったと後悔している。
    なにせ明治初期という江戸と明治の端境期、ある意味なんでもありの時代を背景に、山田風太郎というエログロナンセンスな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    初代警視総監川路利良を先頭に近代化を進める警視庁と元南町奉行駒井相模守、元同心、元岡っ引の知恵と力を駆使した対決を2冊で送る。大久保利通、岩倉具視、一葉、山田浅右衛門ら実在の人物と架空の人物が銀座煉瓦街を駆けめぐる(上巻) 警視庁vs元江戸南町奉行所の面々。広沢真臣、黒田清隆、井上馨、森鴎外、高橋お...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    忍法帖シリーズだけが、山田風太郎ではありません。明治初期を舞台に繰り広げられるミステリーなんだろうな、面白いです。以前、NHKでドラマ化されてましたよね、このシリーズを下敷きにして。南伸坊の装丁が素敵。

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    Posted by ブクログ 2022年07月27日

    維新後の東京の様子を描いた作品を探していたら見つけた一冊。山田風太郎氏といえばお色気シーン満載の忍法帖のイメージしかなかったので、改めて氏の凄さを認識した。
    史実と創作の境界がどこなのか分からないものの、登場人物の多くは実在しており、かつ他人の小説中の主人公まで引っ張り出してくるところは大御所ならで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月29日

    シリーズ物で、前の話があるらしい。私はこれから読んだけど、前を知らなくても楽しい。
    実在した人物を登場させているところも、楽しめる。こんな時代に、あの人物は生きてたんだな、と思う人物がたくさん出ていて、明治とはすごい時代だったんだと思った。

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    Posted by ブクログ 2017年06月06日

    大好きなシリーズの第一弾を改めて読む。
    警視庁VS町奉行の闘いも去ることながら、実在の人物達が縦横無尽に活躍する姿が面白い。

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    Posted by ブクログ 2014年04月24日

    以前から、かなり長い年月、読んでみたいと思っていたんですね。山田風太郎さんの明治モノ。
    というか、恥ずかしながら山田風太郎さんが、読んだことなかったんですね。
    なんとなく、若い頃は、青臭い心に「忍術モノは別にいいや」とか思っていまして。
    もうずっと、ほんとにこの10年くらい、読んでみたいなあ、とは思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月10日

    山田風太郎の明治もの。

    最後の南町奉行駒井相模守と警視庁大警視川路利良の対立を中心とした物語。
    フィクションと史実がほどよくミックスされていて思わずにやりとする。

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    Posted by ブクログ 2010年08月22日

    山田風太郎の明治もの。明治初期が舞台の小説を殆ど読んだことないこともあって、当時の風俗や雰囲気すごくおもしろいし勉強になる。ストーリーもすごく良い。下巻も読むぞ!

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    Posted by ブクログ 2021年10月07日

    ちくま文庫さんにあっぱれ!
    採算度外視で埋もれた名作を復刊した出版社としての心意気に。こうした知的エンターテイメントを楽しめるのが大人。
    幕末の著名人と架空のキャラが混然一体となり、警視庁対江戸町奉行所の知恵比べを、華やかな明治の舞台裏に流れる去りゆく者たちの悲哀を絡めて描く風太郎マジック全開。上下...続きを読む

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