戦塵外史 野を馳せる風のごとく

戦塵外史 野を馳せる風のごとく

649円 (税込)

3pt

4.3

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

国がひとつ、死に瀕していた。「面白かったな」というのが、国の最高権力者アバール大公の感想である。無骨な漢達がしのぎを削る! 戦塵外史シリーズ第一弾! 「どけえいっ」 一陣の風のごとく戦場を駆け抜ける赤毛の巨馬。騎乗する男が振るうのは、一スタルト(約三・六メートル)はあろうかという“削り出し”の大槍だ。それに触れた五人の兵士の首が一度に飛ぶ。人間業ではない。彼の名はダリウス。今は亡きアバール大公国の世継ぎである。その肉体も、精神も、強さも、全てが桁外れの男である。「兵を挙げて頂きたく存じます」 彼の内縁の妻アスティアが連れてきたのは、亡国の皇女フィアナだった。生ぬるい平和に退屈していたダリウスは即決した。たった五人で一国を奪う……。こんな愉快な話が他にあるだろうか。「ひとつ派手にやろうじゃないか!」

...続きを読む

戦塵外史 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 戦塵外史 野を馳せる風のごとく
    649円 (税込)
    国がひとつ、死に瀕していた。「面白かったな」というのが、国の最高権力者アバール大公の感想である。無骨な漢達がしのぎを削る! 戦塵外史シリーズ第一弾! 「どけえいっ」 一陣の風のごとく戦場を駆け抜ける赤毛の巨馬。騎乗する男が振るうのは、一スタルト(約三・六メートル)はあろうかという“削り出し”の大槍だ。それに触れた五人の兵士の首が一度に飛ぶ。人間業ではない。彼の名はダリウス。今は亡きアバール大公国の世継ぎである。その肉体も、精神も、強さも、全てが桁外れの男である。「兵を挙げて頂きたく存じます」 彼の内縁の妻アスティアが連れてきたのは、亡国の皇女フィアナだった。生ぬるい平和に退屈していたダリウスは即決した。たった五人で一国を奪う……。こんな愉快な話が他にあるだろうか。「ひとつ派手にやろうじゃないか!」
  • 戦塵外史 二 八の弓、死鳥の矢
    649円 (税込)
    時の支配者に村を略奪され、すべてを失った男は、自ら村に火を放ち、狩人から暗殺者へその身を転じる。八人がかりでようやく弦を張ったという強弓を携えて。政府要人を次々と射抜いた彼は、最後の標的を「皇帝」と定め、漆黒の闇の包まれた城に潜入する……。表題作「八の弓、死鳥の矢」の暗殺者を始め、「戦場の主」と畏れられた老傭兵、主君にその命を狙われる若く孤独な伝令兵など、戦乱の世を強かに駆け抜けた男たちの生き様を、花田一三六が卓越した筆致であますところなく活写した珠玉の短編集。戦塵外史シリーズとしての復刊にあたり、特別に書き下ろされた「策士の弟子」も収録。※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 戦塵外史 三 大陸の嵐
    660円 (税込)
    ゼニツア王国の密偵・ディーク。かたや大陸一の美貌を誇る、遊女・セシリア。二人が出会ったのは湖上に浮かぶ冷たい月の許であった。その邂逅が彼らの数奇なる運命の序章になるとも知らずに……。 時はまさに戦乱。大帝国カルディアはついに北への侵攻を始め、大陸中で血と鉄と肉が軋みあうような壮絶な戦が繰り広げられていた。三国同盟を締結し、カルディアに対抗しようとするゼニツア、ルマイラ、ジェラルスタンであったが、それは容易ならざる一大事業であった……。運命に翻弄されながらも時代を生き抜いた人々を、壮大なスケールで描いた歴史群像スペクタクル! 戦塵外史シリーズ第3弾。ついに登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 戦塵外史 四 豪兵伝
    693円 (税込)
    巨漢の樵が戦場で振るう血塗れの鉞。そこに籠められていたのは妻と、そしてまだ見ぬ子への想いだった。 屈強な傭兵が、ある日剣を捨て鍬を持った。いったい何が彼にそんな決意をさせたのだろうか。 憑かれたように女人像を彫り続ける石工。彼の奇行の深奥には、幼い日の忘れえぬ記憶があった。 そして名もなき荷駄隊の人夫が目撃した戦場の本当の姿とは……。 王侯貴族から傭兵、そして市井の人々にまで隈なく光をあて、その生き様を繊細に、しかし大胆に、あますところなく描ききった珠玉の短編集。大陸シリーズ未収録短編八本が、遂にこの一冊に集結! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 戦塵外史 五 戦士の法
    660円 (税込)
    男の武骨な斬撃が、追っ手の生命を頭蓋ごと押し潰す。次々と。なんの躊躇いもなく。男の桁外れの強さに、まだ10歳の少女は息を呑んだ。少女は男を「大男(ガーヴ)」と呼び、男は少女を「小娘(シャール)」と呼んだ。お互いの素性も、名前すらも判らない。いや、むしろそれは邪魔になるだけだ。用心棒と、その雇い主。その関係だけがあればいい。 男は喋らない。頑強な筋肉で覆われた巨躯が、ただ分厚い足音をシャールの後ろで響かせるばかりだ。この男とならもしや。そう、シャールが考えた時、一目で手練れと判る、細身の双剣使いが彼らの行く手をゆらりと阻んだ……。 戦場の匂いを漂わせて「戦塵外史」第5弾、ついに登場! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 戦塵外史 六 双帝興亡記
    825円 (税込)
    今日も道化の声が都の大路に響く。曰く、「この世は、ただ一夜の夢」、と。兄の名はヴァルキール。ガゼルーン帝国皇帝である。妹の名はアイーシア。自身の兄に、北の最果てに放逐された前皇帝である。時にヴァルキール二十歳、アイーシア十八歳のことであった。このままヴァルキールが天下を握ると思われたが、狩る者は常に狩られる者でもある。日々流転し紡がれていく運命の糸は、やがて二人のみならず、大陸全体を飲み込む巨大な潮流を形づくっていくのであった……。響くのは楽しげな道化の囁き。 「よい夢を」 戦塵外史シリーズ、堂々の最終巻! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

戦塵外史 野を馳せる風のごとく のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月24日

    架空の中世っぽい世界の歴史小説風の痛快物語。
    負けなさそうな主人公キャラの存在は読んでて安心感がありますね。

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月23日

     ダリウス マジ カッコイイ。
     思わず片言になってしまうほど、格好良い。

     お前に惚れずして、誰に惚れろと…!?

     あ、でもフーシェさんも、どストライク…(すみません、策士に弱いんです)
     キャラの目移りが本当に激しい作品。だって男女問わず格好良いんだもの…!
     皆、男前過ぎるよ(*´д`*)...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年09月23日

     滅亡した国の世継ぎだった、戦場では敵無しの男が、似た境遇の亡国の皇女が図った反攻に乗ってたった五人で国を奪おうとする話。

     主人公・ダリウスの豪快さ、豪傑ぶりはもちろん、肝の据わった態度、突き抜けた気持ちのいい性格に読んでいて心惹かれる。
     物語はフィクションなのだが、文体がどこかの歴史書を現代...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月11日

    極端に簡潔な文章で戦記ものの体裁を使って描いた英雄伝説
    舞台や登場人物の個性ですら簡潔であることで意味を持たせるという個性が独特だ

    0

戦塵外史 野を馳せる風のごとく の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

戦塵外史 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

GA文庫 の最新刊

無料で読める 男性向けライトノベル

男性向けライトノベル ランキング

作者のこれもおすすめ

戦塵外史 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す