考えるヒント

考えるヒント

468円 (税込)

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「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)

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考えるヒント のシリーズ作品

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  • 考えるヒント
    468円 (税込)
    「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)
  • 考えるヒント2
    440円 (税込)
    「私の書くものは随筆で、文字通り筆に随うまでの事で、物を書く前に、計画的に考えてみるという事を、私は、殆どした事がない。筆を動かしてみないと、考えは浮ばぬし、進展もしない……」という著者が展開したふかい思索の過程が本書である。読者は随所に自分で考えるためのヒントを発見するだろう。第二集の目次は、忠臣蔵、学問、荻生徂徠、弁明、ヒューマニズム、還暦、哲学、歴史、常識について、などが並ぶ。
  • 考えるヒント3
    540円 (税込)
    柳田国男の著者に、柳田学徒の見落としている意味を的確に読みとり、現代知識人の見落としを鋭くついた書き下ろし新稿「信じることと知ること」を加えた待望の「考えるヒント」シリーズ第三弾! 講演というはなし言葉にくだいた形式による著者の批評のエッセンスを集成。ほか「美を求める心」「ゴッホの病気」「ドストエフスキイ七十五年祭に於ける講演」「喋ることと書くこと」「悲劇について」「歴史と文学」など、十三のテーマを収録した。
  • 考えるヒント4
    468円 (税込)
    文学史上の奇蹟と言われ、「途方もない歩行者」と評されるフランスの詩人アルチュール・ランボオ、日本の現代詩を語る上で忘れ得ぬ抒情詩人・中原中也。ランボオがこの著者にあたえた啓示が詩人の言葉を再生させ、また、中原と特異な交流を持ったうえでの洞察がいきいきと描かれる。詩人二人との関わり合いから生まれた著者若き日の凜然たるエッセイに、ランボオ詩作品の訳業の一部を収めた魅力的編集の「考えるヒント」シリーズ第四弾。

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考えるヒント のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月22日

    小林秀雄は、ちょっとわかりづらいというか、難しいと感じました。
    何度も目をとおしたのですが、なかなか、頭にはいってこない。
    書きおろしっぽくて、並びも、自由というか、話の一つ一つが、中で完結していて、連携が薄いと感じました。

    気になったことは以下です。

    ・常識を守ることは難しいのである。文明がや...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月10日

    小林秀雄初めて読んだけどこんなに難しいこと考えれてすごいなーってめちゃめちゃふつうのこと思ってしまった

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月17日

    最後の、「ソヴェットの旅」が一番面白かった。講演だからか。そのひとつ前の「ネヴァ川」と重なるところもあるのに、全然分かりやすいもん。のろのろと、具体的言えば3ヶ月かけて読んだようなので、前の方はどんなだったか忘れてしまった。でも、つまらなくはないし、なるほどと思ったこともあっただろうけど、全体的に面...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    これを読んで青年は大いに考えさせられたとさ。くはっ。
    読めば読むほど深さが分かる。
    でも難しい。

    0

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