トリカゴ

1,899円 (税込)
9pt

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4.2

31件

蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。そのコミュニティ、通称“ユートピア”のリーダーはリョウ、事件の容疑者ハナは彼の妹だったのだ。無戸籍者を取り巻く状況を知った里穂子は、捜査によって彼らが唯一安心して暮らせる場所を壊してしまうのではないかと苦悩する。だが、かつて日本中を震撼させた“鳥籠事件”との共通点に気づき……。辻堂ミステリの到達点、著者最高の力作！

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カテゴリ

：

小説・文芸
ジャンル

：

小説 / 国内ミステリー
出版社

：

東京創元社
ページ数

：

392ページ
電子版発売日

：

2021年09月30日
コンテンツ形式

：

EPUB
サイズ(目安)

：

2MB

閲覧環境

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トリカゴのユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃泣ける＃深い

Posted by ブクログ

いろいろ考えさせながら読み進めた。
ニュース等で無戸籍の話は聞いたことはあったがどこか他人事で、また周りにもおらず自分には無関係だと思っていた。
読み終えた今でも多分そのスタンスだけど
この社会の中で確実に実際問題としてあるわけで…

いろいろ法律は変わってきてるとは言え
令和の今でも住民票はとれて

2025年01月07日

Posted by ブクログ

知り合いから、辻堂ゆめさんの「二人目の私が夜歩く」という作品を勧められて、この作品も一緒に購入しました
とても面白く、集中して読んでしまいました
難しく考えることなく読められる作品だと思います
リョウとテッペイというキャラクターが好きです

2024年12月24日

Posted by ブクログ

無国籍者の楽園、ユートピア。住人のハナは、殺人未遂事件の容疑者に。かつて話題になった鳥籠事件。ハナは誰なのか。ミステリー小説。
現代の事件と、過去の事件を合わせながら、ミステリーが進んでいく。刑事物なのに、探偵のようで読みやすかった。家があって、戸籍があること。俺だけで人生は素晴らしいはずなのだ。

2024年12月24日

Posted by ブクログ

実際、無戸籍の人がいるなんてこの本を読むまで考えたこともなかった。戸籍はあるものだと思っていたのでびっくりした。
もっとそういった人が戸籍が作れて、生活できるようになれば良いなと思った。

2024年11月12日

Posted by ブクログ

また読んでしまった。このままでは辻堂先生の作品が枯渇してしまう。このままでは終わらない、なんか妙な違和感、最後まで続きました。キツイ場面もありましたが、最後はやわらかく終わって少しだけホッとしました。

2024年10月18日

Posted by ブクログ

新川帆立さんとのトークショーで新川さんが、
激推ししていた辻堂ゆめさんの『トリカゴ』。

話の内容はとてつもなく濃くて、現実に有り得るなと思いながら読んでいた。読み進めるのに時間をかけた作品。

2024年10月15日

Posted by ブクログ

すごくよかった。
主人公が、殺人未遂事件の捜査をしていくなかで無国籍の大人から子供まで15人が暮らすユートピアの存在に気付く。
主人公の刑事が育休明けのママ刑事だったところも、仕事と家庭の両立で悩むあたりがリアルでよかった。
無国籍の人たちは、実際どのくらいいるのだろう。
今まであまり考えたことがなかったけど、調べてみよう。

2024年06月21日

Posted by ブクログ

この本を通じて無戸籍者が日本には多くいることを知った。
この本を読まないと知りえなかった社会問題や無戸籍者の支援内容やストーリーも面白く勉強になった。
戸籍のある自分は恵まれて生まれたんだなと実感。
こういう話が日本には実際にあるのだとこの本を通じて知れ渡るといいなと思います。

2024年06月01日

Posted by ブクログ

ある殺人未遂事件の参考人が無戸籍者であったことから、刑事であるりほこは彼らのコミュニティを調査していき、過去の虐待事件との繋がりが見えてきます。

無戸籍という自分の人生で関わりのない重いテーマや彼らの暮らしぶりやなぜ無戸籍なのかといった背景に気分が落ちましたが読みやすかった。
他人から見て圧倒的に