水たまりで息をする

水たまりで息をする

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作品内容

【第165回芥川賞候補作】ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが――。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文芸単行本
ページ数
144ページ
電子版発売日
2021年07月13日
紙の本の発売
2021年07月
サイズ(目安)
1MB

水たまりで息をする のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年09月12日

    「水たまりで息をする」この表現が本当に本当にハッとさせられたというか美しいと感じた。衣津美、自分みたいだなあと思った。”おままごと”みたいな夫婦生活憧れるし、それこそが理想形

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    Posted by ブクログ 2022年09月07日

    「夫が風呂に入らなくなった話」という事前情報は持っていたが、実際読んでみるとなかなか衝撃的だった。夫の研志の姿や行動は痛々しいでもなく、弱々しいでもなく、でもどうにもならなさがあって、それはとても現実的なものに感じられる。一方、妻の言動や思考も、一見ありえないと思いつつ、夫婦ってこういう感じかも、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    お風呂に入るのは誰のためか。臭いが周りの迷惑になるから?結婚するとかしないとか、子供を作るとか作らないとか。お風呂に入るとか入らないとか。世間の目、自分の思い。
    どこでも生きられると話す衣津実と、小学生の頃つかまえてきて半ば放置しているにも関わらず10年近く生き続けている川魚と。強いんだけどあまり幸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    お風呂に入らなくなった夫。おそらく、会社の飲み会でのある出来事をきっかけに。妻である主人公は、誰に相談するでもなく、ただ夫を少し離れて見ている。それは夫の母親からは理解されない。夫の母親は、自分たちの結婚生活を「おままごと」のようだと言った。
    幼い頃、主人公が家の近くの水たまりで見つけた魚。名前は台...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月11日

    「水たまりで息をする」題名とあらすじを読んだ時は夫のことだと思っていたが、読み終わった後、水たまりで息をしているのはむしろ衣津実のほうだと感じた。基本的にずっと衣津実視点で語られているからかもしれないけど。

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    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    面白い。
    主人公の衣津実は現実から逃げてるとも捉えることができるし、選択しない人生というのも一つの人生だから、否定しないでほしいという捉え方もできる。
    2章の最後、湯船に浸かりながら自分は狂っていないと言い聞かせる場面は、「あなたは間違ってない」と感じる読者もいれば「異臭のする夫を許し、一緒に田舎に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月30日

    家族やパートナーが静かに淡々と狂ってしまったとき、自分はどうなってしまうのだろう。
    一緒に狂えてしまえば楽なのに、狂うこともできず、周りの目と反応をくっきりと認識することができ、
    将来のことを考えずにいられない。それなのに本人に肝心なことを聞けずにいる。
    驚くほどクリアにいろいろと思考は止まらないの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月26日

    夫婦の愛の話。
    旦那が心を病んだとされるきっかけの出来事が秀逸。人間を嫌いになると、人間を感じるものも嫌いになるのかな。雨水や川の水のが汚いのはそれはそうなんだけど、人の手を感じない分、清潔に感じるのではないかな。でもやっぱりその段階で病院に行くべきだったよ。もともと自然が好きな田舎育ちじゃないんだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    2021年上期、芥川賞候補作。水道の水のカルキ臭が気になり、風呂に入れなくなった夫。そして、日に日に体臭がきつくなっていく夫を、妻の衣津美だけが、共感しないまでも許容する。彼女には、夫の姿が、子供の頃、飼っていた、というより、汚い水槽に放置していた魚、「台風ちゃん」に重なるのか。そもそも、カルキ臭が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月26日

    ふたりで生きてゆくことを受け入れた夫婦の物語。
    ままごとみたいと義母に言わたことを気にしながらも、夫の思いがけない変化を受け入れる。
    責めないこと、追求しないことは愛なのかもな、とふたりの独特の寄り添い方を「私にはできないけど美しい」と思って読み進めた。

    だが、結末はとても淋しい。
    夫がいなくなっ...続きを読む

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