最終飛行

最終飛行

2,200円 (税込)

11pt

世界中的ベストセラー『星の王子さま』の作者サン=テグジュペリ。
彼は作家であると同時に、飛行機乗りでもあった。

純粋で、かつ行動的なサン=テグジュペリは、ナチスドイツ占領下でドゥ・ゴール派とヴィシー派の政治抗争に巻き込まれる。
苦渋の選択の末に渡ったアメリカで書き上げたのが、自身唯一の子ども向け作品『星の王子さま』だった。
そして、念願の戦線復帰が叶い、ナチスドイツとの戦闘に復帰。危険な偵察飛行を繰り返し――。

破天荒な愛に、かけがいのない友情。困難な時代に理想を求めて葛藤する姿。
サン=テグジュペリの半生を精彩豊かに描く長編小説。

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最終飛行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年01月04日

    サン=テグジュペリの半生を描いた長編小説

    『星の王子さま』の裏話、口述形式の創作活動など…N.Yでの破天荒な作家生活が意外でした

    「軍に戻って、戦争に参加したい、何かの役に立ちたい」その精神は、昨今でも戦地へ赴く愛国者の思いを代弁している様です

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    Posted by ブクログ 2021年12月19日

    なぜサン=テグジュペリは最後まで飛行機乗りでありたかったのか。亡くなるまでのそれまでの出来事と人間関係をうまく紐解くドラマを展開した小説。星の王子様を描いたサン=テグジュペリ、なかなか読み応えがあった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    星の王子様を読んで何かの比喩だとぼんやりと感じていたが、こんな背景があったのかと夢中で本書を読んだ。著者のサンテグジュペリは、繊細で無邪気で付き合うのは難しそうだが、魅力的な人物に描かれていた。フランス史の本を読んだ際に、目まぐるしい政権交代に驚いたが、本書に描かれていたサンテグジュペリを悩ませた党...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月23日

    『星の王子さま』の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリを主人公とした小説。第二次世界大戦が描かれる。ナチス・ドイツのフランス侵攻でフランスはあっさりと敗北する。サン=テグジュペリはドイツとの実力差から降伏やむなしと考えていたが、ヴィシー政権の言論弾圧やユダヤ人迫害を嫌い、米国に渡る。第二次世界大...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月09日

    ryoukentさんのレビューを読んで、本屋に注文した本。

    著者の本は「王妃の離婚」「カルチェラタン」「褐色の文豪」を読んでいる。
    しかしながら、100頁ぐらいで首を捻って読み返した。妻や愛人のことがよく分からなかった。仲間の事故を告げられた際の辺りも、あ、此処は注意して読まないと間違えそうだ、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月23日

    サンテクジュペリーの夜間飛行に登場する、責任感が強く潔い人々と、作家自身を何故が同一視してしまっていたが、ここで描かれている作家はそのイメージからは程遠く、極めて自由奔放な人間であったらしい。しかし、それなら何故、夜間飛行のあの抑制が効いて、かつ凛とした文章が生み出せたのだろう。おそらくは社交界やメ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月18日

    朝日新聞の書評がとても魅力的だったので、これまで敬遠していた佐藤賢一の作品に初挑戦。実在の人物について、これだけ堂々といきいきと描けるのは相当な調査の賜物なんだろうと思う。こういう物語を翻訳ではなく読めることは嬉しい。
    小学生の時に従姉妹からもらった「星の王子様」(岩波書店)は、これまでの数知れない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    サン=テグジュペリの後半生の物語。

    「星の王子様」の著者の飛行士としてしか知らなかったが、ここまで第二次大戦において劇的な人生を送っていたとは驚きました。
    著者にかかっては、自己中で顕示欲が強い主人公になってしまうのは必然かもしれませんが、物語としてはその方が面白かったのも間違いないです。
    ラスト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月17日

    星の王子様のイメージが強いが、飛行機乗りとしての作品がメインなんだろう。ヒトとしては、けっこう困ったちゃんのようで、それがまた、魅力的でもある。

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    Posted by ブクログ 2021年08月21日

    「星の王子さま」私のバイブル。始めはさすが空を制したサン・テグジュベリと思っていたが、人間的な部分にショックを受けた。妻のコンスエロの扱いには怒りすら覚える。たとえ彼女が我がままな薔薇の花としてもだ。ヨーロッパ戦線が詳しく分かっただけでもヨシとすべきか。

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