ボーンヤードは語らない

ボーンヤードは語らない

1,899円 (税込)

9pt

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは、士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。実は引き受けたマリアたちの胸中にも、それぞれの過去――若き日に対峙した事件への、苦い後悔があった。高校生の漣が遭遇した、雪密室の殺人。ハイスクール時代のマリアが挑んだ、雨の夜の墜落事件の謎。そして、過去の後悔から刑事となったマリアと漣がバディを組んだ、“始まりの事件”とは? 大人気シリーズ第4弾は、主要キャラクターたちの過去を描いた初の短編集!/【収録作】ボーンヤードは語らない/赤鉛筆は要らない/レッドデビルは知らない/スケープシープは笑わない

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ボーンヤードは語らない のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    主要キャラの過去短編集。この短編集で、"憧れや安寧を求めて、社会に踏み込んだものの外面と内面は違う”ということを教えられる。閉ざされた大小の社会の実情に踏み込んでみたら苦痛を伴い逃げられない。マリアと漣は、巨大な氷山の一角、氷山を溶かす心積もりで警察官に成ったのかと思うと胸が軋む。特にマリ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月09日

    マリア&漣シリーズ短編集。「ジェリーフィッシュ〜」直後のジョンが勤務地の空軍で起きた遺体の謎を二人に相談する表題作は、前提提示あったっけ?とちょっともやっとしたけど、後のマリアと漣のそれぞれの高校時代の話と二人のコンビを組んでの初事件はそれぞれシンプルながら綺麗にトリックが決まっているし、D...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    市川憂人、マリアと漣のシリーズ4作目。
    今作はシリーズ初の短編。これまでの3作が非常に魅力的であり、密室に拘る矜持やタイトルの形態を統一するやり方に作家としての拘りを深く感じ、あっという間に作者のファンになった。
     今作は短編4作からなる作品集だが、短編においても市川憂人の魅力を存分に表現しており、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月23日

    一番好きなシリーズでしたが、正直「短編集かぁ」と思っていました。

    ですが、読んでみると今までの主要キャラの過去や人柄に迫れるストーリーばかりで物凄い没入感でした。

    シリーズを読んでいる人も、ここから初めての人にもおすすめの一冊です。

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    Posted by ブクログ 2022年07月16日

    マリア&漣シリーズに登場するジョン、漣、マリアそれぞれの関わった事件、漣とマリアが初めて組んで対処した事件の四編からなる。だらしないマリアも、相手の顔色もうかがわずにハッキリと物言う漣も、昔からこんな性格なのだと思うとちょっと嬉しかったり。もちろんミステリーとして面白かったが、人種差別で苦しむ話では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    短編集なのに本格ミステリーの完成度が高すぎます! マリア&漣シリーズ第4弾 #ボーンヤードは語らない

    ジェリーフィッシュ事件後のジョン少佐をメインとした物語他、マリアと漣の個々の事件、二人がバディを組むきっかけになった事件など4編の作品がはいったマリア&漣シリーズ第4弾。

    出来が良すぎっ

    ズバ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月10日

    マリア&漣(&ジョン)シリーズ4

    空軍ジョン少佐の要請で、マリアが軍内部の殺人事件解決の糸口を掴む表題作他

    マリアと漣それぞれの過去
    苦い思い出の事件〜そして警察官になりバディを組むに至る軌跡、シリーズ根幹の想いが綴られるサイドストーリーミステリ連作4短編

    物語の人物像に奥行き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    マリア&漣シリーズ4作目。今までの3作は事件がメインのイメージやったけど、今回はマリアや漣のバックボーンが知れて2人への厚みがグッと出た感がある。マリアと漣のことさらに好きになった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月03日

    漣とマリアの過去に起きた事件の短編集。漣とマリアが最初にコンビを組んだ時の事件も面白かった。一番好きなのはマリアの過去の「レッドデビルは知らない」かな。
    結構U国の人種に関する問題が多め。
    それにしても2人ともキャラが正反対なのに、いいコンビで好感持てる。

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    Posted by ブクログ 2023年04月13日

    本作はマリア&蓮のエピソードゼロである。彼らはどのようにして警官への道を歩むようになったかが描かれている。一つ一つは独立した話だが、ドラマとしては繋がっていて連作のような形式を取っている。
    一つ一つの話に詰め込まれた謎が実に素晴らしく読み応えがある。たった4つの話しか収録されていないが、それでも満腹...続きを読む

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