時は、激動の戦国を経て安土桃山時代の天正六年。全国統一を狙う織田信長配下の羽柴秀吉は東播磨の城を攻めようとしていた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うさなか、崖から転落してしまい、なんと天正時代にタイムスリップすることになる。目の前には甲冑をまとった戦国の武士たちが現れ、そして事件が起きた。そこから始まった途方もなく壮大な物語とは――。「八丁堀のおゆう」の山本巧次、渾身の傑作!
Posted by ブクログ 2021年10月07日
戦国クローズドサークルミステリー
羽柴秀吉の軍勢に包囲された播磨の鷹ノ城内で、殺人があった
二百年未来からタイムスリップしてきた江戸南町奉行所の同心「新九郎」が、城主の娘「奈津姫」を助手に真相を探るユニークな設定の作品です
お転婆な姫との会話が弾みます
乱世を生きる奈津と平和な江戸から来た新...続きを読む
『八丁堀のおゆう』シリーズが好きなのでこちらの作品も読んでみました。このパターンのタイムスリップは初めてです。とても面白くて一気に読んでしまいました。
Posted by ブクログ 2022年01月28日
織田信長配下の羽柴秀吉が包囲する緊迫した城下に突如、時空を超えて降りてしまった江戸町奉行所同心・瀬波新九郎。開戦前夜の鷹の城こと播磨国青野城に毛利方からの密書を届けることになった新九郎は、重臣・杉浦兵庫に預けられる。その後、本丸で上士・山内主膳と織田方の乱波が殺される。その下手人捜しを頼まれた新九郎...続きを読む