蝶として死す

蝶として死す

作者名 :
通常価格 1,899円 (1,727円+税)
紙の本 [参考] 1,980円 (税込)
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作品内容

寿永二年(一一八三年)。源氏の木曾義仲軍から逃れるため、平家一門は都を捨て西国に落ち延びた。しかし、異母兄・清盛に疎まれ、折り合いが悪かった平頼盛は一門と決別。義仲の監視を受けながらも、妻子やわずかな家人と共に都に留まっていた。そんな頼盛に、彼が一門きっての知恵者であると聞きつけた義仲は、意外な頼み事を申し入れてきた――「三月前の戦で落命した恩人・斎藤別当実盛の屍を、首がない五つの屍から特定してほしい」。恩人を弔えぬのは武将の恥、断れば頼盛を討ち、己も自害すると義仲に押し切られ、頼盛は難題に挑むことにするが……。『平家物語』や謡曲『実盛』にも取り上げられている実盛の最期を題材にした、第十五回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛(かばねさねもり)」ほか、全五編収録。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか? 高倉天皇の庇護下にあったはずの寵姫は、どのようにして毒を盛られたのか? 平家の全盛期から源平の争乱へとなだれ込んでゆく時代に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く、歴史ミステリ連作集。/【収録作】禿髪殺し/葵前哀れ/屍実盛/弔千手/六代秘話

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内ミステリー
出版社
東京創元社
掲載誌・レーベル
ミステリ・フロンティア
ページ数
284ページ
電子版発売日
2021年04月12日
紙の本の発売
2021年04月
サイズ(目安)
5MB

蝶として死す のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年04月06日

    平頼盛を主人公としたミステリー。短編5話。面白かった!平清盛の異母弟・頼盛が、清盛、天皇、木曾義仲、源頼朝、北条時政から依頼を受け、謎を解き明かす。安楽椅子探偵モノとしても充分楽しめるが、歴史背景や頼盛の生涯を追うという構成もとても良かった。

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    平清盛の異母弟・平頼盛が主人公の連作短編ミステリ。
    下敷きとなった物語から探偵役として頼盛が解き明かしていく謎や清盛との戦いなど、歴史物語としてもミステリーとしても楽しめる。おもしろかった!

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    Posted by ブクログ 2022年03月10日

    「清盛の手の内の芋虫のような生」が幾多の犠牲を経て蝶となり飛び立つことが出来たのですね。自分の一族を守るためのあらゆる策…面白く読みました。
    赤地に金の蝶の文様の唐綾の直垂…絢爛な美しい衣装を想像しました。

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    Posted by ブクログ 2022年03月04日

    ちょうどNHK大河でやってる時代。平家興盛から頼朝による源氏再興あたりまで。
    清盛の弟である平頼盛が主人公となり、政治的に状況が悪い中で頼まれる謎を解明し自らも這い上がろうとする。
    ミステリ的には弱い部分があり謎そのものは上手くない。ただ全ての話を通して見える家の全員を守ろうとする姿勢が筋が通ってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月14日

    最近、歴史本格ミステリがマイブームなので。
    平安時代が舞台のミステリはこれがはじめてだったが、歴史に詳しくなくても楽しめた。ただ、権謀術数うずまく世界で起きる事件は複雑なので話によっては頭が追いつかないこともあった。中でも『屍実盛』と『弔千手』が特によかった。

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    Posted by ブクログ 2021年12月11日

    平清盛を頂点とした平家全盛期から源平合戦の動乱期までを舞台に、清盛の異母弟であり一門きっての知恵者と謳われる頼盛が持ち込まれた謎を解いていく連作短篇集。謎に自身と一族郎党の運命が掛かり続け、頭脳で渡り合っていく頼盛の姿を追っていく形式が面白い。当時の時代背景が緻密に描かれ、平家物語有名所しか判らない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    清盛の異母弟、平頼盛が主役のミステリ連作短編集。
    平家全盛期から源氏の天下に移行する世の流れの中で、一族郎党を守ることに全力を尽くす頼盛の人生を描いた話でもある。謎を解く動機が権力者にゴマをするためだったりと最初のうちはあまり好感が持てない頼盛だったが、読み進んでいくうちに波乱万丈な人生を頭脳で乗り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月24日

    平家物語というより清盛があまり好きではなかったので、頼盛についても全く知らなかったのですが、3話めくらいからどんどん面白く読んでいけました。

    あくまでも小説なのでどれだけ本当の頼盛像に近いのかわかりませんが、親兄弟でも討伐されてしまう世の中で家族(一族)が平穏に暮らしていけることのみを抑圧された環...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月23日

    米澤穂信作「黒牢城」と似たようなコンセプトの連作。平家物語を下敷きにし、平清盛の異母弟頼盛が保身のために様々な謎を解く話。さすがに「黒牢城」のような重厚さはないが、思ったほど軽くはなく、考証も充分。意外と本格的な歴史ミステリになっていた。源平時代に興味があればそれなりに楽しめる。独自解釈の真相はなか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月11日

    『平家物語』を下敷きに、うまく料理した短編連作。平清盛の異母弟頼盛を主人公とした歴史小説と本格ミステリの融合というもの。それなりに面白く読め、力のある作者だとは思うが、「融合」のせいで中途半端な感は否めず、絶賛とまではいかない。最初の二作に登場する清盛の怪物ぶりにはわくわくした。ミステリとして推理に...続きを読む

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