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汐見夏衛氏が贈る書き下ろし新作。新境地。そして最高潮――。どうでもいい嘘ばかりついて、へらへら笑う『かまってちゃん』の綾瀬水月。誰とも喋らず親切も拒絶して、透明人間扱いされている〈変人〉、羽澄想。ふたりは、誰にも知られていない悩みがあった。居場所がなくて毎日が息苦しくて――"死"に憧れていた。そんなふたりが、あるきっかけで一緒に過ごすようになる。互いに聞かれたくないことは触れず、そっと寄り添うように過ごすおだやかな日々。そこに居心地の良さを感じる羽澄と綾瀬。しかし、現実は残酷で……。「ふたりなら、きっと、怖くない」潤んだ瞳が海を見ている。「せえの……」息を合わせて、手を繋いだまま、ふたり同時に地面を蹴った。心を鈍らせ、奇跡を信じていた羽澄と綾瀬。彼らが絶望の中で見つけた答えとは――?
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年11月11日
かまってちゃんの水月と一匹狼の想。二人はそれぞれ家のことで悩んでいた。居場所がなく、息苦しくて。
あることから二人は一緒に過ごすように。静かにそっと、寄り添うように。
だけどそんな日々も奪われてしまって…。
今を生きづらい人の背中を押してくれるような、あたたかい、涙のストーリー。
この本を読むま...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月05日
人間の闇と光っていうのは軽くだけど知ることができました。
周りを避ける人ってのはこっちが嫌いとか自分を守るためとかじゃなくて、周りを守るために離れてるんだなとか、自分にはない心情がたくさん描かれていました。
どんなにも辛くても光を求めてしまうってのはどのストーリーでも同じですね())
「君の代...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月10日
私は実は人魚なんだよ、と嘘をついてへらへらしている子と、誰とも仲良くなろうとしない子の同級生同士がちょっとした会話をきっかけに距離を縮めて友達になる話。(エピローグでは恋人同士になってた)
依存が強い母からと、ネグレクトの母でそれぞれ歪んでしまった、でも自分で声を上げて克服していく。というところだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月07日
Twitterで見かけ、装丁に惹かれて手に取った本で、ティーン向けライトノベル。
家でも学校でも息苦しさを感じていた少年少女。最後には隠してきた本当の自分を解放し、お互いに明るい人生を歩み始める。不幸設定が苦手なので、読み始めはあまり良い印象を抱かなかったが、メッセージ性の高い内容でなかなか考えさせ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月20日
綾瀬水月(アヤセ ミヅキ)と羽澄想(ハスミ ソウ)は、高3・同級生。この2人がひょんなことから生物部に入り、ともに過ごす時間が増え、次第に相手を特別な存在と感じるようになってゆく。
綾瀬も羽澄も共にクラスで浮いた存在だが、ある意味正反対のタイプ。綾瀬はいつもへらへらし、よくしゃべり、自分は人魚の末...続きを読む
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