Posted by ブクログ
2021年01月02日
初代早雲が理想とした「祿壽應穩」(ろくじゅおうおん)、領民の財産も命も穏やかであるべし、という戦国時代のなかで、これほど民政に心を砕き、民に慕われた武将はなかった。
氏綱もまた、義に違いては、たとえ一国二国を切り取る事ができても、後代の恥辱になる。たとえ滅亡しても
義を違えていなければ、後世の人から...続きを読む後ろ指を指されることはない、義を守っての滅亡と、義を捨てての栄華とは天地ほどの開きがある。
この小説により、今まで知らなかった北条5代の事がわかりました、北条五代を素晴らしく、彼らを誇りに思いますね。