風致の島

風致の島

1,672円 (税込)

8pt

4.2

東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として「島」に乗り込んでいた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。現地で飼い殺しにされている元同僚の西村から、カジノを中心とする新たな開発計画の存在を聞いた青木は、その利権に食い込むため動き出す。
一方で青木は、島の男の二番目の妻になっていた日本人の女ミチコを「飼って」いた……。

金、酒、官能、暴力、逆転に次ぐ逆転……すべてが“過剰”な物語。

...続きを読む

風致の島 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月13日

    ぎらぎらとした南の島で、男と女と獣、血と体液と金と神と悪魔と欲望。ぐるぐるぐちゃぐちゃ絡みあって終始あつさを感じる。はじめから金脈にむかう船は泥舟なんだろうなと感じて読み進めるのがつらくなるけれど読まずにいられなかった。アオキも気づいていて船に乗らずにいられなかったのかも。ああ面白かったです!!!

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月31日

    かなりアブノーマルで過激な話から始まり、ちょっとしんどいかなぁと思うあたりで本題が見えて来て、そこからはググっと惹きつけられ俄然面白くなって、気付けば最後まで読み切ってしまうという赤松ワールドの真骨頂な作品でした。

    今回の話はバリ島が舞台で、マフィアや国家プロジェクトという大きな話でハラハラドキド...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月15日

    カッコいいヒーローが存在しない赤松作品。
    負け組ビジネスマンが奮闘、企み、騙し、
    南の島でのおぞましい日常。
    最高。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月18日

    27これまでに作風とは違った国家間や大規模ゼネコンのしがらみなど、背景を感じさせる。30年という月日は大きな差になるのか、それとも進歩しない主人公の勘違いか。深い一作でした。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月17日

     過去の成功体験から自分の力量を誤って、最後には破滅する男の話。
     もはやこの展開は、赤松利市の独壇場だ。
     だって、キャラクターの立場・職種は違えど、本人の経験によるものだから重みが違う。
     
     今回は、東南アジアのリゾートの島の村の一角で残りの人生を過ごしている男の話。
     青木はかつてスーパーゼ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月14日

    02月-11。3.5点。
    東南アジアのある国で、カジノ案件が持ち上がる。
    元商社社員の主人公、利権を手に入れようと奔走。

    この作家らしい、ハチャメチャなストーリー。上手い。
    ラストの一気怒濤の攻防が面白い。

    0

風致の島 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

赤松利市 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す