Posted by ブクログ
2020年06月11日
一時の遣唐使の中止から再開のために唐の国に来た粟田真人。そこで見たのは唐では無く、則天武后の治める武周であった。そこで、天皇を認めつつも、唐の冊封を受けようとする真人色々活躍する物語。 そこには則武天の不慮による復唐派と現行政権との間で対応しようとしてなんとかした彼の立ち回りは見事であった。
なかな...続きを読むか良い筋書きで、時には投獄されたり、則武天の娘の太平公主に気に入られたりとして最後日本へ帰国する。
よくできた話ですが、もう一つ捻りがあるともっとよかった。