真夜中のたずねびと

真夜中のたずねびと

作者名 :
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作品内容

次々と語られる、闇に遭遇した者たちの怪異譚。ゲストハウスでほんの一時関わっただけの男から送られてくる、罪の告白。その内容は驚くべきもので……(「さまよえる絵描きが、森へ」)。弟が殺人事件を起こし、一家は離散。隠れ住む姉をつけ狙う悪意は、一体、誰のものなのか(「やがて夕暮れが夜に」)。全五篇。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
電子版発売日
2020年09月16日
紙の本の発売
2020年09月
サイズ(目安)
1MB

真夜中のたずねびと のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2021年02月27日

    恒川光太郎さんの著書は初期の頃猛烈に好きで虜になったのだけれど、その後だんだん好きと思えない作品が続き、けれど金色機械でまたガツンと心をつかまれ、その後また「もういまのじぶんが好きと思えるものは書かれないのかも…」と思ってしまう良くないファンだと自覚していたけれど、本作はとても好きでやはり読み続けて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月09日

    予想で勝手にすんごい暗い話と思って読み始めたが、そんなでもなかった。
    どんな境遇に置かれても死人よりは生きている者の方が強い。
    読み終わってそんなことを思った。

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    Posted by ブクログ 2020年12月04日

    やっぱり恒川光太郎さんは面白い。すごいなぁといつも思う。
    この本は犯罪というものについて書かれたいくつかの話が収められている。加害者となってしまった人やその家族の側から書かれ、私が日頃から世間やマスコミに対して言いたいことに近くて、それを公に書いてくれて嬉しかった。

    最近母が運転中に脳梗塞になって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月03日

    メッセージングアプリなど、現代生活に密着した感じの話。期待を裏切らない面白さではあったが、期待を大きく上回るほどではなかったか。

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    Posted by ブクログ 2021年01月04日

    作者の作品といえば、日常から一歩踏み出した非日常の世界を淡々と的確に描くというイメージを個人的に持っているのですが、この短編集はどちらかというと、非日常な要素よりも人間の憎悪や愚かさ、儚さを死者を通して描いているように感じました。

    母の肖像、という一編ではネグレクトを受けた息子が母を回想するかたち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月06日

    五つの短篇集が収録されており、人の心の闇の部分に怖さを感じました。ただ、そこには、全て「犯罪」が関わっていることが、気になりました。

    何かはっきりした線引きのようなものは、無いとは思いつつも、罪を犯すことで、闇の境界線に入ってしまうのではないか。そして、それに関わった人達を、非日常的な恐怖に陥れて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月07日

    「夜市」や「神家没落」からイメージされる静謐な静けさを伴った暗さと比べると、この短編集は人間の欲や犯罪などが絡むためか、透明度の低い重たい黒を感じる暗さだ。5つの短編はすべてが被害者としてではないが、何かの犯罪に巻き込まれてしまった人の物語。彼らの葛藤や悲しみ、そして思い切りにじっくり思いを致してい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月29日

    普通に短篇集として読んでいたら2篇めの主人公が4篇に再び登場し、さらに人探し請負の女調査員… ここで新潮社のサイトに行って…「連作集」としっかり書かれておりました。
    今回の作品は、ホラーやファンタジーの異世界にどっぷりつかる恒川ワールドではない。登場人物たちは皆、数奇な運命をたどるけれど、より現実的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    たゆたう時間、の一冊。

    静かで暗くてまるで彼方と此方、薄いヴェールが揺らめく世界を感じた。
    そのヴェールが風で舞った瞬間、反対側の世界を垣間見る。
    そして今、どちらの世界に踏み入っているのか…どちらが現実の世界なのか…ヴェールと共にゆらゆらとたゆたうような時間。
    ただ何も考えずこの世界に身を任せ素...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    ごく緩いつながりがなくもない、5編からなる短編集。やっぱり短編集は苦手だな、っていうのが第一の感想。特に最初のが一番キツかった。それだけが他との繋がりも無いから、寧ろ他の4編だけで良かったのでは、と思えるくらい。寡作だから、次は来年かもしれないけど、是非また長編をお願いします。

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