サクッとわかる ビジネス教養 地政学

奥山真司

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

急速にグローバル化が進んでいる時代。だからこそ、ビジネスの現場では世界情勢を知らなければなりません。世界情勢を理解し、話をするには「地政学」が必須です！

本書は「特別な図解を見るだけで、地政学の会話・説明ができる」ようになります！

防衛省の幹部候補生に地政学を教えている、地政学の第一人者「奥山真司」先生が伝授！


○ニュースを本当に理解するには、地政学の知識が必要
アメリカと中国の関係、沖縄基地や北方領土の問題、中国の一帯一路政策、イギリスのEU離脱、香港デモなど、日々さまざまなニュースが流れています。
これらを理解するには、その根本にある「地政学」の知識が大切です。

たとえば、

・なぜ、ロシアが北方領土を返還しないのか？
・沖縄基地を移転することが、なぜできないのか？
・竹島や尖閣諸島、対馬列島ではなにが起きているのか？

などは、地政学がわかると、とたんに理解できます。


○見るだけで、地政学の会話・説明ができる！
本書は、イラスト解説がメインになっています。特別なイラスト図解を見ながら、イラスト周辺の文字を読むだけで、世界情勢の根本がわかります。



○防衛省の幹部に教える、地政学の第一人者が伝授！
監修は、防衛省の幹部や幹部候補生に、地政学を教えている奥山真司先生。奥山先生は、同時に大学生にも地政学を教えています。
国防のプロにも、初心者にも教えている先生だからこそ、地政学の根本をわかりやすく解説されています。


○地政学に必要な6つの概念
奥山先生の提唱する「6つの概念」をベースに、地政学的な見地から世界の今を学んでいきます！

たとえば、リアリズム（現実主義）という概念があります。地政学的には、国際舞台で国の振る舞いを決めるのは、イデオロギーやカリスマ指導者、世論などではなく、リアルな軍事力や経済力だという考え方。言い換えれば、自尊心や恐怖心、経済的メリットなど、人間の本音のベースにあるものこそが、国を動かしているということです。

その他、チョークポイント、シーパワー・ランドパワーなど地政学の重要な概念をベースに、世界各国の言動を紐解きます。

本書は、文字中心のテキストを読むのは億劫。もっと手軽に地政学のことを知りたい。それも上辺だけの理解ではなく、きちんと会話・説明ができるようになりたい！ という方にぴったりの一冊です。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / ビジネス教養
• 出版社: 新星出版社
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2020年06月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 34MB

[ブクログ · ★★★★★]

なぜアメリカが大国たり得るのか理解できた。
この本をきっかけに地球儀を何度も見ることになった。
毎日のニュースの理解度が上がるきっかけになる本。

[ブクログ · ★★★★★]

国の地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考えるという地政学について、
とってもわかりやすく学べる本。
フルカラーだし、イラスト入りでわかりやすい。
歴史を振り返ることで納得感もある。
定期的に最新刊を出して欲しいなあと思える本。

[ブクログ · ★★★★★]

今まで地政学なんて考えたこともなかった。
シーパワーやランドパワーの存在も知らなかった。

世界の地政学の概要をサラッと知ることができ、良かったと思う。日本は地政学的に恵まれているなとも感じた。

[ブクログ · ★★★★★]

初めて地政学という分野を知りこの本を読みました。戦争や政治火種の背景には地政学で説明できる理由があることがわかり、とても興味深かったです。地理的に恵まれていたことが国家の発展の要因になることもあれば、地理的に不利であるために国家の発展の前に他国からの脅威に立ち向かわなければならず、うまく回らない状態にある国もあったり。性善説、性悪説などでは語りきれない、ドライな現実的な考え方で国家間のバランスはとられているのだとわかりました。また、日頃ニュースを見ているだけではわからない、世界を俯瞰的にみることができる視点を手に入れることができる学問だと感じました。

[ブクログ · ★★★★★]

恥ずかしながら、この年までぼんやりしていた世界の問題が非常に鮮明に理解でき、大変面白かった。
新聞の国際面のトピックスが、何について語っているのかよくわかるようになった。
中学生でもわかる平易さでザックリとした説明だけど、自分程度の関心度の人間にはピッタリでした。

[ブクログ · ★★★★★]

国際紛争が何故起きるのか、地政学から明確にしてゆく話の展開が分かりやすくとても勉強になった。ランドパワー、シーパワーなどをはじめ初めて知る言葉も多い割に中学生でも理解出来る難易度でありとても面白い。実際、私の中1の息子も「とても面白い本」と絶賛していた。

[ブクログ · ★★★★★]

国家がどんな考えで動いているのかを知ることができた。
地政学は国家の未来を予想できる学問。

サピエンス全史では歴史は「国家・経済・宗教」の3つの視点から見ることができると言っていた。
↓
経済の未来は日々のニュースからなんとなくわかるかもしれない。
↓
では、宗教は？
　↓
　世界は一体化が進み、従来の「神話的で完結された世界観」が破壊されていることは、サピエンス全史での大航海時代の章にあった。その結果、宗教の影響力が下がって宗教改革に繋がったとも書かれている。
　←今でも呪術や精霊を信じていて、シャーマンがいるような村社会では、今後同じようなことが起こるかもしれない。世界が繋がっていくにつれて、宗教の重要性が下がるということ。
　↓
　では、現時点で宗教の重要度が下がっている先進国では、宗教はどのように捉えられているのだろう？そして今後どうなっていくのだろう？
　ライトな宗教感しかない日本人の僕にはよくわからない。それを確かめるような旅をしたいな。

[ブクログ · ★★★★★]

各国が自分達を中心に物事を考えていること、その考えの中に地政学の考えが取り込まれていることがよくわかった。
日本という「平和」な国におり、（世界の情勢等は把握していたつもりでしたが、）広く世界を見れていなかったので、今後は出来事について何故それをその国が行ったのかという背景事情まで考えて自分の中に落とし込めるようにしたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

アメリカがなぜ世界の警察となったのか、中東問題、北方領土等、世界の様々な問題について、地政学にて解き明かして、わかりやすく解説してくれています。

「中東はいつも争いが起きてるなー」や「中国が南シナ海に人工島作ってるのかー、アジアを牛耳りたいのかなー」等、自分が何となーく雰囲気で捉えていたものに明確な答えを提示してくれました。

2020年出版の本ですが、出版後に始まったロシアとウクライナの戦争、ガザ地区の戦争についてもなぜ起きてしまったのか理解できます。

社会人になると自分で情報を仕入れていかないと、世界で何が起きているのか、なぜ問題が起きたのか全くわかりません。
とても勉強になりました。

[ブクログ · ★★★★☆]

小学生の時に読みたかった。地理の授業、暗記ばかりだしどうして重要なのか、どうして有名なのか、わからなかった。地政学の観点から見たら、それがわかる。わかると面白い。
ニュースを見ても外交の重要性とか国外で起きている紛争の背景とかがわからなかったが、これ読んだ後なら少しは理解できる気がする。
1位の国が3位の国と手を組んで2位の国の勢力拡大を阻むバランスオブパワーだったり、物流を思うがままにするためにアメリカの海軍がどれだけ重要な役割を果たしているか、など、イラストをふんだんに使いわかりやすく解説している良書。
地政学を学ぶ時の最初の一冊に合っている。