Posted by ブクログ
2020年10月07日
この本を読みながら、どこかで女子中学生が友達と2人で飛び降りて亡くなったことや、転校したのに嫌がらせをされて亡くなったどこかの女の子のことを思い出した。
もはや、「逃げる」だけじゃ足りないのか。
私が気になったのは、いじめる子も、標的にされる子も、親の姿を見て、強く影響を受けてる。
親の態度や姿...続きを読む勢に、子どもはすごく敏感だ。
それは、当然、良い方にも悪い方にも強く働く。
ある女の子は、美しいだけで弱く不幸な母を見て、弱い者への苛立ちや、強くなければ幸せになれないと考えるようになった。
ある女の子は、面倒なことからは目を背ける父親を見て、自分がいなくなっても厄介事が減ったと思うだろうと、自分の存在を肯定できない。
ある女の子は、母親と同じく正義感の強く、理不尽なことをするクラスのボスと戦って、学校を去った。
何が正解とかないけど、親と子の関係について、考えさせられた。
波多野さんというおばあさんカッコよすぎて、わたしも励まされた。
波多野さんを見て、戦うと覚悟を決めた和子さんもカッコよすぎる。
メニューCがなくなったなら、自分メニューCでもメニューDでも作ればいい。
一緒にペルー行こう!って、言える大人になりたい。