終の盟約

終の盟約

作者名 :
通常価格 1,980円 (1,800円+税)
紙の本 [参考] 2,200円 (税込)
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作品内容

認知症になった親が死を望んでいたらあなたはどうしますか。ある晩、内科医の輝彦は、妻・慶子の絶叫で跳ね起きた。父の久が慶子の入浴を覗いていたというのだ。久の部屋へ行くと、妻に似た裸婦と男女の性交が描かれたカンバスで埋め尽くされていた。久が認知症だと確信した輝彦は、久が残した事前指示書「認知症になったら専門の病院に入院させる。延命治療の類も一切拒否する」に従い、父の旧友が経営する病院に入院させることに。弁護士をしている弟の真也にも、事前指示書の存在を伝えた。父の長い介護生活を覚悟した輝彦だったが、ほどなくして久は突然死する。死因は心不全。しかし、あまりに急な久の死に、疑惑を抱く者もいて――。認知症の父の突然死。医師同士による、ある密約。医師の兄と、弁護士の弟は、真相にたどり着けるのか。楡周平史上、最大の問題作。次に挑むテーマは<安楽死>。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文芸単行本
ページ数
440ページ
電子版発売日
2020年03月06日
紙の本の発売
2020年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

終の盟約 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年11月03日

    もし自分が、そして家族が認知症になったら…
    安楽死を軸に物語は膨らんでいく。医師、家族、妻其々の立場で読むと、正解のないテーマの重さと難解さに頷くばかりであった。
    終章の展開にも注目。

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    Posted by ブクログ 2020年08月15日

    考えさせられる作品でした。
    認知症…どうあるべきなのでしょう。
    むずかしい難題のヒントになる作品に思う。
    最後はあまりにも切なすぎた。

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    Posted by ブクログ 2020年05月07日

    安楽死・尊厳死。長寿ではなく、長命政策の限界。介護問題。現代社会の歪みをえぐり出した作品。誰もがわかってはいるが、あえて避けてきた問題を真正面から問題提起している。読み終わっても、いろいろ考えさせられることが多い。深い余韻を残す佳作!

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    Posted by ブクログ 2021年08月27日

    どうせ誰しも同じように最期がくるのだから、その時はジタバタせず受け入れたいもんだ。
    ただし、痛みのコントロールだけはしてもらいたい。

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    Posted by ブクログ 2020年07月29日

    つい先日、安楽死が現実世界で起こりニュースを騒がせただけに、フィクションとはいえリアリティ抜群だった。哲学的な内容に傾きすぎず、小説として絶妙なバランスを保った作品。

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    Posted by ブクログ 2020年06月30日

    老い、認知症、死、残された家族、遺産、介護など。
    複雑に幾重にも絡み合っているとみるか、主題が絞り切れないとみるかは読者次第。
    自分は前者と感じた。
    ラストは思いがけぬ展開に。切なさが残った。

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    Posted by ブクログ 2020年06月22日

    尊厳死、命の終わり方を選ぶことは罪なのか?
    尊厳を失ってまで、延命する必要があるのか?
    この本では認知症からの精神の死をもって命を終えたいと願う医師が盟約により安楽死に至る。

    医師で経済的にも恵まれた兄、弁護士で人がよくお金な執着のない真也は妻昭恵に見放されそうになっても、最後まで人がいい。
    もし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月05日

    すごい作品に出会ってしまった。ぼくの中では間違いなく本年度ベスト10に入るだろう。患者本人の意思とは無関係に行われる延命措置。そもそも意思の疎通が不可能な認知症。高齢化社会、増え続ける医療費、尊厳死……。人は誰のために、なんのために生きているのか? 避けられない事態になったとき、自らの死に方を選べな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月22日

    安楽死や尊厳死をテーマにした小説はよく見かける。強制的に生かす延命治療を止めれば、苦しむ患者を自然な死に導くことができるが、家族は愛する人の命を断ち切る辛さを覚える。このような場面に直面した家族は心の葛藤に苛まれ、そこにドラマが生まれる。医療のあり方、倫理観を世に問う意義もある。
    この小説は認知症に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月01日

    認知症になったメンバーを安楽死させる盟約、重いテーマを描いた小説だ。ストーリーにテーマほどの起伏はないが、具体的な認知症の恐ろしさや家族の負担が描かれており、その深刻さが伝わってくる。意識がはっきりしており余命が読めるがんの方がまし、認知症にはなりたくない!

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