ネタバレ
Posted by ブクログ
2019年11月16日
flumenじゃないだと?
と手に取った時、最初に驚きました。
まさか本編完結後に普通に長編が来るとは思いもしなかったので。
しかも、タタルさんと奈々ちゃんの旅行の最中に熊つ崎さんが割り込んでくるという懐かしの初期スタイル。
非常に懐かしくなって涙出てきました。
今回の舞台は安曇野。
「曇」でなぜ「...続きを読むずみ」と読むのか。
確かに言われるまで疑問にも思いませんでした。
色や神楽の話も絡んで、今回も濃厚な歴史的謎解きになっています。
本当にタタルさんにかかれば、殺人事件も歴史の謎解きの片手間に勝手に解れてしまいますね。
殺人事件の方はあまり後味のいい結果とは言えなかったので辛いところですが。
ともかく、古くからのファンなら前述通り、懐かしいスタイル・雰囲気にそれだけで胸いっぱいになると思います。
後、最後のタタルさんの台詞が気になります。
タタルさんの言うように、いつかまた二人の旅(と事件解決)が見られると言うことでしょうか。
期待しちゃいますよ。
結局、二人の関係性については、今回も明確な答えが出ないままになってしまいましたし。
伊勢の頃からもやもやしているので、その辺りの証明終わりも見届けたい次第です。