定価のない本

定価のない本

作者名 :
通常価格 1,731円 (1,574円+税)
紙の本 [参考] 1,870円 (税込)
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作品内容

神田神保町――江戸時代より旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年が経ち復興を遂げつつあった。活気をとり戻した街の一隅で、ある日ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰されており、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるが、間もなく事故現場では不可解な点が見付かる。行方を眩ました被害者の妻、注文帳に残された謎の名前――さらには彼の周囲でも奇怪な事件が起こるなか、古書店主の死をめぐる探偵行は、やがて戦後日本の闇に潜む陰謀を炙りだしていく。直木賞受賞作家の真骨頂と言うべき長編ミステリ。

ジャンル
出版社
東京創元社
ページ数
318ページ
電子版発売日
2019年09月27日
紙の本の発売
2019年09月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

定価のない本 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年03月08日

     関東大震災のあと、GHQ占領下の時代。
     神保町で、店を持たずに古書店を営む琴岡は、弟分とも思っていた男が死んだと彼の妻から聞いた。駆けつけてみれば、古本に押しつぶされて死んでいた。琴岡は本の後始末を請け負ったが、男の妻は失踪する。そうして、琴岡は弟分の死の謎に向かうこととなる。
     謎を追うのだが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月01日

    後半になると読むのを中断できなかった。
    古典は「のこる」のでなく「のこす」もの。
    なるほどと得心がいった。

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    Posted by ブクログ 2019年12月06日

    定価のない本 古書、中でも明治維新以前の和綴じ本専門の店舗を持たない琴岡玄武堂を立ち上げた琴岡庄治。丁稚奉公の末に才覚を発揮して独立した彼を慕っていた 古書店主になっていた5歳下の三輪芳松が終戦記念日の翌年 昭和21年8月15日に古書で圧死したとの知らせを受けたのが物語の始まり。世界に稀な悠久140...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月03日

    レビューを拝見して知った本です。
    確かな読み応えのある一冊でした。
    文句なしの星5つ。

    明治生まれの琴岡庄治と神田の古本屋街の書店主たちとの物語。神保町の「本の街」としての歴史が引き起こした事件。

    昭和21年(1946年)8月15日の1年後、古典籍(維新以前の和綴じの本)を扱う琴岡玄武道の店主、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月10日

    面白かったよ。
    ホントにこんな計画が有ったのかと思わせる筆力。
    ミステリーとしては弱いが、背景がよく出来てる。
    戦後間もない古本屋業界なんて誰も知らんわ。
    其処を面白く読ませるのだから中々凄い。
    この作者、他の分野もこのくらい面白く描けるのかな。

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    Posted by ブクログ 2020年02月17日

    神保町に行くことが少なくなってしまったが、この古書の街を舞台にしたものだけで、なんか嬉しい。戦前・戦中・戦後と、古書事情の変遷も描かれていて、そこから雑学も吸収できる。ストーリー的には、少々無理もあるが、同じ古書でも普段手にすることがない古書籍の世界を見たから、まあいいか。

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    Posted by ブクログ 2020年01月16日

    GHQが日本の古書を集めた史実は知らないが,日本の古書店は日本の文献を守ったことになるのだろうけれど,GHQは大儲けをしたことになるのかな.どちらにしても,本に埋もれて死んだ亭主はいいが妻のタカさんは気の毒だった.

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    Posted by ブクログ 2019年11月11日

    過去の事変や文化を伝える"歴史"。
    その歴史を伝えるものを失うということは、国そのものが滅びることと同意なのかもしれない。
    戦後間もない神田神保町で、ひとりの古典籍商はある謀略に立ち向かう。
    国にとって歴史が如何に大切か。GHQに統治された日本の世相を織り混ぜつつ、ミステリー要素...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月24日

    反町さんの平凡社ライブラリー全5巻、古本で入手してたけど、2巻の途中で挫折してた。
    で、あれを元に和製ハードボイルドが作れるんだ、と感心したのだけど、ラストの独白が「もたれる」感あり。
    もう少し上手に処理してくれたら。

    あとで坪内さんや反町さんの弟子筋の人たちの書評を漁ってみようかな。

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    Posted by ブクログ 2020年02月29日

    戦後の神保町古書店街の店主が自宅で商売品の古書に埋もれて亡くなった。店主と親しかった庄治は、これは事故ではないと真相究明に臨む。

    終戦直後の神保町古書店街や古書業界の様子を細かく描き、GHQとのやり取りなど本当にあったのではた思わせる。徳富蘇峰や太宰治などの実在の人物も登場して、真実っぽくなってい...続きを読む

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