某

作者名 :
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作品内容

死ぬことは、今も怖い。
恋してからは、ますます怖くなっている。

名前も記憶もお金も持たない某(ぼう)は、
丹羽ハルカ(16歳)に擬態することに決めた。


変遷し続ける〈誰でもない者〉はついに仲間に出会う――。
愛と未来をめぐる、破格の最新長編。



ある日突然この世に現れた某(ぼう)。
人間そっくりの形をしており、男女どちらにでも擬態できる。
お金もなく身分証明もないため、生きていくすべがなく途方にくれるが、病院に入院し治療の一環として人間になりすまし生活することを決める。
絵を描くのが好きな高校一年生の女の子、性欲旺盛な男子高校生、生真面目な教職員と次々と姿を変えていき、「人間」として生きることに少し自信がついた某は、病院を脱走、自立して生きることにする。
大切な人を喪い、愛を知り、そして出会った仲間たち――。
ヘンテコな生き物「某」を通して見えてくるのは、滑稽な人間たちの哀しみと愛おしさ。
人生に幸せを運ぶ破格の長編小説。

ジャンル
出版社
幻冬舎
掲載誌・レーベル
幻冬舎単行本
電子版発売日
2019年09月11日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2020年02月15日

    どんな風に現れてきたのかわからない某。
    いろんな人に変体しながら永遠に生き続ける。
    最後は『みのり』が『ひかり』に変体するんだな。
    愛を感じます。

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    Posted by ブクログ 2019年12月28日

    やっぱり好きだなぁ、川上弘美の世界観。読み始めたらどっぷり浸かって、なかなか抜け出せなくなる。生きること、感情を持つこと、人を愛すること、憎むこと、死を恐れること、人間であること。その一つ一つにこれほど純粋に向き合った作品が今まであっただろか。「某」はもしかして、遥か昔から私たちと共存してきたのでは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月16日

    『「さて、それでは、これから治療に入りましょう」「治療」わたしは、ぼんやりと聞き返す。「そうです。治療して、あなたのアイデンティティーを確立しようではありませんか」「アイデンティティー」』

    川上弘美が空想科学小説的なものを書く時にはいつだって現代社会に対する批判めいた調子が少しばかりにじむもの。例...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月15日

    あー。あー。あー。
    ってなった。すげーなこれ。川上弘美ワールド炸裂してて、好き。不思議な設定なんだけど、あ、こんな人の話聞いた気がするってなるから不思議…。そして、タイトルの某。某って意味が出てきたときにぞわってなった。誰かのために生きたいって、たとえ自分を犠牲にしても。愛って、なんだろうね、某

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    Posted by ブクログ 2019年09月18日

    発売日に買って、2日ほどで一気に読んだのに、感想が定まらなかった。
    それほど、自分にとっては衝撃的な内容だった。

    ある日突然現れた主人公が、様々な人間に擬態を繰り返していくというのが大まかなあらすじ。

    最初に擬態した「丹羽ハルカ」は、ものすごく大雑把に「作った」性格だったのにも関わらず、擬態を繰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月29日

    ●人は誰かのために生きるとき(それは誰かを愛する、好きになるともいう)、「誰でもない者」から「誰か」になる。
    ●それは「成長」や「幸せ」と同時に、「別離の恐怖(死)」を伴う。
    ●例えば、子どもを産み育てるという行為は、「誰でもない者」から「子にとって必要不可欠の母親」という存在になるための行為なので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月07日

    某が、いろんな誰かに変化しながら「人間らしさ」を裏付ける様々な感情や思いを経験していく。
    いままで知らなかった気持ちを抱えて、戸惑いながらもそれを味わっていく姿に共感できた。
    みのりとひかりの恋してる様子の描写は本当に素敵だった。

    「みのりと喧嘩するのは、楽しかった。なぜなら、仲直りをすることがで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月06日

    人間のようでいて、でも人間でない、変身して死なない「某」。男、女、子供、老人に変身できる謎の生き物。世界にごくわずかいるらしい。ある「某」は、まずは、高校生の女の子、その後、高校生男子、成年男性、次は…と。変身しながら、人間をそして自分を見つめる。
    成長すること、誰かを好きになること、そういったこと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月29日

    "誰でもない者"は、変化を続け、やがて仲間と出会い、その存在を強く意識してゆく。
    物質としての人と精神としての人。この違う人格を結びつけて人間となるが、その差異に疑問を抱く"某"は、かりそめの人間を演じ、どんな未来へ向かうのだろう…

    仮に、自分の意志で別の者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月20日

    文春の書評をみて読んでみた。肉体と意識の関係性とか、1人が2人に分かれてしまうところとか、なんとなく、深いなあ〜と思わせる味わい深い作品でした。特に、最終章(とその前章)で描かれるみのりとひかりの世界は希望が込められたエンディングも含めてホッとするものでした。

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