掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

作者名 :
通常価格 1,980円 (1,800円+税)
紙の本 [参考] 2,420円 (税込)
獲得ポイント

9pt

  • 対応端末 :
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

新規会員限定半額クーポンプレゼント

作品内容

「アメリカ文学界最後の秘密」と呼ばれたルシア・ベルリンの小説集を日本でついに刊行!2013年にノーベル文学賞を受賞したアリス・マンローや、短篇の名手レイモンド・カーヴァー、日本で近年人気が高まっているリディア・デイヴィスなどの名だたる作家たちに影響を与えながら、寡作ゆえに一部のディープな文学ファンにのみその名を知られてきた作家、ルシア・ベルリン。2004年の逝去から10年を経て、2015年、短篇集A Manual for Cleaning Womenが出版されると同書はたちまちベストセラーとなり、The New York Times Book Reviewはじめ、その年の多くのメディアのベスト本リストに選ばれました。本書は、同書から岸本佐知子がよりすぐった24篇を収録。この一冊を読めば、世界が「再発見」した、この注目の作家の世界がわかります!このむきだしの言葉、魂から直接つかみとってきたような言葉を、とにかく読んで、揺さぶられてください――岸本佐知子「訳者あとがき」より 彼女の小説を読んでいると、自分がそれまで何をしていたかも、どこにいるかも、自分が誰かさえ忘れてしまう。――リディア・デイヴィスによる原書序文「物語こそがすべて」(本書収録)より 毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。……自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。

ジャンル
出版社
講談社
ページ数
320ページ
電子版発売日
2019年07月09日
紙の本の発売
2019年07月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

    Posted by ブクログ 2019年12月03日

    『わたしも「エンジェル」に来る。なぜだか自分でもわからない、インディアンのせいばかりでもない。家は町の反対側にある。ほんの一ブロックのところにはキャンパス・ランドリー店がある。エアコン完備、BGMは有線のソフトロック。雑誌は『ニューヨーカー』に『Ms』に『コスモポリタン』』―『エンジェル・コインラン...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年11月23日

    すごく面白かった。すごい。そして、解説がまた良い。言いたいこと全部言ってくれるから、本当にすっきりして感想も書かなくてよいんじゃないかと思うくらいだ。
    実体験らしいけれどもアル中薬中ばかりで「糞みたいな」環境の話が多い、そしてオチもあまりない。でもすっごく面白い。皮肉と詩的な乾いたユーモアで読ませる...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年11月22日

    「ルシア・ベルリンの書くものならどこからでも延々と引用しつづけられる」
    著者と親交のあったリディア・デイヴィスが彼女について、「ほとんど羨望と悔しさのにじむような書きぶりで絶賛」してくれたおかげで本書を読むことができた。
    信頼する書き手の皆さんが各所でこの本を推薦していたのも納得。
    物語の迫力、台詞...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年11月10日

    本書(原書を含む)を読んだときの衝撃は、大きく分けると以下の3点でした。

    1.独特の乾いた文体であること

    淡々としたと言うと、特に近年の日本人作家によく見られる文体ですが、ベルリンのはそれとはどこか---しかしはっきりと---違います。淡々としているというより、どこか乾いた感じがするところが魅力...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年10月13日

    どの作品も死がほのめかされているのに、それに負けない生のエネルギーを感じるのも彼女の逞しさゆえなのか。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年09月08日

    リディア・デイヴィスが賞賛し、デイヴィスを翻訳してきた岸本さんがルシア・ベルリンも訳すという幸せな出会いに感謝。
    「ルシア・ベルリンの文章ならば、私はどの作品のどの箇所からでも無限に引用し続け、そしてしみじみと眺め、堪能し続けていられる。」私も一つ引用するとここ。
    「私がここまで長生きできたのは、過...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年09月06日

    いまそこにある生活の一部を感じるように著す。
    ありのままをむき出しに、だけどさりげなく、そしてどこまでも実直。
    もちろん訳者(岸本佐知子氏)の力量もあるだろうが、この心地よいリズムに乗った言葉たち。
    置かれている境遇もなにもかも違っているのに、スッと心に入って共感を呼ぶ。
    なんと魅力的な。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年08月22日

    本屋さんで、完全に一目ぼれした本。
    まずタイトルにビビビーッと来た。その語感から感じるのはワーキングクラス的視点のシニシズム。しかもそこはかとなくエロい感じ。表紙の写真の女性がまたそのイメージにピッタリで。
    読みたい、今すぐ読みたい、とにかく読みたい、と、なんだかもうビキニの美女を前にした思春期の少...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年08月05日

    作家は小説を書くために波乱万丈の人生を送ってきたわけではないし、過酷な人生を送った誰もがいい作家になって小説を書くわけでもない。ただ、ルシア・ベルリンに関していうなら、彼女がこんな人生を経験していなかったら、そして、魂というか、人間の内部にある根幹の抜き差しならない部分で、それを自分のこととしてしっ...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2019年07月20日

    なんだろう、この感じ。今まで読んだことのない感じ。
    唯一近いかなと感じたのはブコウスキーだ。自分との距離の取り方が。

    滅茶苦茶な祖父、どこまでもマイウエイで個性的な母、背中の矯正、結婚と離婚、アルコール依存、妹の癌…とよくよく考えるとその1つでさえ普通の人には重く悲惨な体験なのに、それがたくさん散...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています