方形の円 偽説・都市生成論

方形の円 偽説・都市生成論

作者名 :
通常価格 2,240円 (2,037円+税)
紙の本 [参考] 2,420円 (税込)
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作品内容

戦火、崩壊と再建、そして無人化と再定住を数えること7×7=49回にわたり繰り返した、数万の暗い部屋を持つアーチ状の7層のフロアからなる、ミツバチの巣のような外観をしたバビロンならぬヴァヴィロン(格差市)。地上を縦横に踏破し、あらゆる信仰とあらゆる都市を見知った人々が理想都市を建てるにふさわしい地を求めてさまよう中で、一瞬だけ地平線に見出したアラパバード(憧憬市)。起点も終点もなく、天井と地下に永遠に続いていく超巨大建築都市ヴァーティシティ(垂直市)……。カルヴィーノ『見えない都市』と同時期に構想され、SFとファンタジイーの女王アーシュラ・K・ル=グインが愛し自ら英訳を手がけた、ルーマニアの鬼才が描く想像上の都市についての36編。【収録作】日本の読者へ/「ヴァヴィロン――格差市」/「アラパバード――憧憬市」/「ヴィルジニア――処女市」/「トロパエウム――凱歌市」/「セネティア――老成市」/「プロトポリス――原型市」/「イソポリス――同位市」/「カストルム――城砦市」/「・・・・・」/「ザアルゼック――太陽市」/「グノッソス――迷宮市」/「ヴァーティシティ――垂直市」/「ポセイドニア――海中市」/「ムセーウム――学芸市」/「ホモジェニア――等質市」/「クリーグブルグ――戦争市」/「モエビア、禁断の都」/「モートピア――モーター市」/「アルカ――方舟」/「コスモヴィア――宇宙市」/「サフ・ハラフ――貨幣石市」/「シヌルビア――憂愁市」/「ステレオポリス――立体市」/「プルートニア――冥王市」/「ノクタピオラ――夜遊市」/「ユートピア」/「オールドキャッスル――古城市」/「ゲオポリス――地球市」/「ダヴァ――山塞市」/「オリュンピア」/「ハットゥシャシュ――世界遺産市」/「セレニア――月の都」/「アンタール――南極市」/「アトランティス」/「クアンタ・カー――K量子市」/「アルカヌム――秘儀市」/私の幻想都市/フランス語版あとがき/スペイン語版まえがき/πへの道――アーシュラ・K・ル=グイン:英語版序文/訳者あとがき/解説――酉島伝法

ジャンル
出版社
東京創元社
掲載誌・レーベル
海外文学セレクション
ページ数
217ページ
電子版発売日
2019年06月28日
紙の本の発売
2019年06月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
8MB

方形の円 偽説・都市生成論 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2019年07月25日

    古い地球儀の極の方に「テラ・インコグニタ」と記された土地がある。誰も足を踏み入れた者がいないため、地名は勿論、地勢も植生も何が棲んでいるのかも分からない、未知なる領域のことである。誰も知らない土地、世に忘れられた世界のことを書いたものには前々から惹かれるものを感じていた。稲垣足穂の『黄漠奇聞』、小栗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月19日

    架空の都市にまつわる物語集。衝動的なものが昇華されたような内容が面白い。

    またルーマニアにて1975年に出版された際には、いくつかの短編が検閲により削除されたとのこと。

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    Posted by ブクログ 2019年07月05日

    架空の都市についての文章ということでカルヴィーノの「見えない都市」と比べるのはわかるんやけど、アレは個々の話の間に薄いにしてもつながりがあるところが違うような。一つのテーマ、つながりのない話の集まりという点ではレムの「完全なる真空」「虚数」に近いような。日本で言えば筒井康隆か俳句に行く前の小林恭二か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年08月02日

    36の空想都市が紡ぐ物語だった。
    本当に一つ一つの都市で大きな物語が書けるものばかりで、超短編にするのはもったいないものばかりだ。そしてどれもSFで、闇が深そうな感じがして良い。原本は大分前の本だが、それぞれの話がありそうで、見たことのない街や世界だった。無形都市は特に。都市とは一体…ウゴゴゴ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月03日

    ボルヘスが書いた架空の都市設計評――
    といった雰囲気でもあり、
    事典の形式を借りた幻想小説、
    ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』のようでもある、
    建築士が描き出した36の街(市)と、集散する人々の情景。

    各都市には作者がデザインした紋章が冠されており、
    最後にそれを6列×6行に配置した全図が掲載さ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年10月12日

    36の短編が収められた、あり得ざる都市の物語。
    伝説に別方向から光を当てたり、IFの世界の演繹を濃縮した歴史と共に語ったり、奇想に満ちた素晴らしい短編集だった。文句なしに星5としたい。

    ただし英訳を担当したアーシュラ・K・ル=グウィンの態度には首をかしげる。
    「翻訳は愛の為にする」と宣言しておきな...続きを読む

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