美しき愚かものたちのタブロー

美しき愚かものたちのタブロー

作者名 :
通常価格 1,527円 (1,389円+税)
紙の本 [参考] 1,815円 (税込)
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作品内容

国立西洋美術館、開館60周年!
記念すべき年に贈る、原田マハにしか書けない日本と西洋アートの巡りあいの物語。

日本に初めて「美術館」という概念をもたらした破天荒な実業家、松方幸次郎。
戦火のフランスで絵画コレクションを守り抜いた孤独な飛行機乗り、日置コウ三郎。
そして、敗戦国・日本にアートとプライドを取り戻した男たち――。
奇跡が積み重なった、国立西洋美術館の誕生秘話。

日本人のほとんどが本物の西洋絵画を見たことのない時代に、ロンドンとパリで絵画を買い集めた松方は、そもそもは「審美眼」を持ち合わせない男だった。
絵画収集の道先案内人となった田代との出会い、モネとの親交、何よりゴッホやマティスといった近代美術の傑作の数々により、美に目覚めていく松方。

だが、戦争へと突き進む国内では経済が悪化、破産の憂き目に晒される。
帰国した松方に代わって、戦火が迫るフランスに単身残り、絵画の疎開を果たしたのは謎多き元軍人の日置だったが、日本の敗戦とともにコレクションは数奇な運命を辿る。

美しい理想と不屈の信念で、無謀とも思える絵画の帰還を実現させた「愚かものたち」の冒険が胸に迫る感動作。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春e-book
ページ数
448ページ
電子版発売日
2019年05月31日
紙の本の発売
2019年05月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

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美しき愚かものたちのタブロー のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年11月03日

    胸熱‥!この本、大好きだ!!
    国立西洋美術館が
    戦前戦後の日本人の
    こんなにも熱い思いで作られた事
    全然知らなかった

    美術はよく分からない自分
    でも話題の美術展には行くようにしていて
    2019年松方コレクション展にも行っていた
    その時、オルセーから凱旋展示された
    アルルの寝室が1番の主役で
    ふむふ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月31日

    いつか読もうと思っていた本。
    ル・コルビジェ設計の西洋美術館。こんな熱い想いがあって美術品が集められてきたとは。絵画に心を奪われ、いつか日本の若者たちにも見せたいという気概。夢を託された人々が戦争の中で必死に守り抜き、ついには日本にやってくる。まさに美しき愚かものたちのタブロー。

    パリの情景も目に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    国立西洋美術館には、高校生の頃から何度も足を運んでいるのに、そこに展示されている絵がどうやってやってきたのか、何故国立西洋美術館が出来たのか、何も知らなかった自分が恥ずかしくなりました。戦後日本が、先進国として文化的に大きく発展出来たのは、たくさんの人の努力と情熱のお陰だと理解出来ました。
    多くの先...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月11日

    原田マハの作品は『楽園のカンヴァス』が一番好きだったけれど、これに塗り替えられるかも。一般庶民にはまだ海外に行くことが難しかった頃、日本の青少年たちに本物の美術品を見せるために美術館をつくりたいと思い、欧州でひたすらに美術品を買い集めた松方幸次郎氏。日本のために美術品集めに奔走し、他の様々な人たちも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月21日

    久しぶりに原田さんの作品を読みました!
    本を読んでいて情景が浮かんでくるほど丁寧に描かれています!
    モネなどの作品はわからないのも多いけど、美術家はどういった感想を持つのか、ここが凄いっていうのも書いてあるので、読んでる途中で小説内で出てきた作品をググって見たりと楽しめました(*^^)v
    日本国内初...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

     『四人の男達の熱い情熱』をフィクション混じりで絶妙な順序で配置、ジワリポイントに事欠かない物語構成。

     そしてその盤石な物語の上に更なる感動をもたらすのが「史実」としての「日本に還ってきた松方コレクション」なんだな。
     日置‼(´;ω;`)ウッ…

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    Posted by ブクログ 2020年05月18日

    松方幸次郎は日本で初めて美術館を作ろうとしていた。しかし、西洋絵画を全く知らない。そんな松方の代わりに目となって絵画収集の手伝いをした田代。ゴッホ、マティスの絵の収集、モネとも出会う。戦争を経て、松方は破産。帰国した松方の代わりにフランスで絵を守ろうとするのは日置。それぞれの絵画への想い、西洋絵画を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月03日

    全体的に優しい全てを語ろう説明しようとしない包括的な、包容力のある文章で、暖かい気持ちになる。
    ロジックに頼りすぎず、人間の機微のようなものを大切にしている印象。
    これはきっと美術品が絡む物語ということもあるのかな。


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    Posted by ブクログ 2020年04月30日

    著者の得意とする絵画小説です。
    今回は松方コレクションの松方幸次郎を描いた物語。
    史実に基づいたフィクション、とのことですが私にはその境目が分かりません。

    松方の壮大な夢のため絵画を収集しはじめ、その情熱を吉田茂が引き継いで返還交渉をし、日置が執念で死守したコレクションを、田代が使命感をもっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月30日

    松方幸次郎の男気に惚れた。こんなに周りの人々を惹きつけられる人はあまりいないのではないかと思った。と同時に日置の松方への忠誠心は尊敬に値する。尊敬できる日本人が多く出てきた一冊だ。
    また、タブローはこんなにも人に影響を与えるものであるのか、国立西洋美術館には行ったことがなかったが、今度一度足を運んで...続きを読む

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